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SRPとは何か2024.06.28

 歯茎の治療のうち、基本的な治療がいくつかあります。 そのうちの一つがスケーリングといって、歯の生え際あたりに溜まる歯石を、超音波振動を発する器具で除去する治療方法と、もう一つがスケーリングルートプレーニング(以下SRP)という治療方法があります。

 ではそのSRPですが、スケーリングと同様に歯石の除去を目的としますが、スケーリングと違う点は、歯茎の中の歯の根っこの周りに付いて固まった歯石の除去を目的とします。 

 縁下歯石があると、歯茎の炎症が治りません。 治療せずに放っておくと、根っこに着いた縁下歯石の周りにさらに縁下歯石が着き、着いている範囲が広がっていきます。 そうすると、縁下歯石の量も増え、強固にへばり着くようになり、除去することが困難になってきます。 

 歯を支える歯槽骨は、歯周病の炎症から逃げるようにして無くなります。 歯周病が進行すると、歯槽骨が無くなり、次第に歯が揺れるようになり、歯茎が腫れ、血や膿が出るようになり、最終的には痛みだして、歯を抜かなければならなくなってしまいます。

 SRPで縁下歯石を除去するには、何回も来院して頂かなければいけないことにはなりますが、歯周病を治し、予防する為には必要な治療です。