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歯ブラシの選び方2024.06.16

自分に合った歯ブラシを使用しないと、せっかく歯磨きをしても磨き残してしまい、むし歯や歯周病につながってしまいます。

今回は、歯科衛生士が患者さんに合った歯ブラシを、どのように選んでいるのかご紹介します。

☆自分に合った歯ブラシをご自身で判断するのは難しいので、一度衛生士にご相談ください。一人一人の患者さんに適した歯ブラシをオススメさせていただきます。

1. ヘッドの大きさ

  • 小さいヘッド:細かいところまで磨きやすく、特に奥歯や歯の裏側などの狭い場所にも届きやすいです。子供や口が小さい人に適しています。
  • 中くらいのヘッド:多くの人にとってバランスが良く、一般的に使われます。磨きやすさと効率のバランスが取れています。
  • 大きいヘッド:広範囲を一度に磨けるため、短時間で磨き終わることができますが、細かいところまでは届きにくいことがあります。

2. 毛の形

  • ラウンド毛:均一なカットと優しい磨き心地が特徴で、一般的な用途や歯茎が敏感な人に適しています。
  • テーパード毛:毛先が細くなることで細かい部分までしっかりと清掃でき、特に歯周病予防や歯の隙間の汚れを効果的に取りたい人におすすめです。

3. 毛の柔らかさ

  • やわらかめ:歯や歯茎に優しく、歯茎が弱い人や出血しやすい人に適しています。また、歯磨き圧が強い人にもおすすめです。
  • ふつう:一般的に使われる硬さで、多くの人に適しています。磨きやすさと歯茎への負担のバランスが良いです。
  • かため:力加減を間違えると、歯や歯茎にダメージを与える可能性があるため、基本おすすめはしていません。

4. 持ち手の太さ

  • 細め:鉛筆持ちで持ちやすく、力をうまくコントロールできます。
  • 太め:握りやすく、特に手の力が弱い人や関節炎などで細い持ち手が辛い人に適しています。

5. 歯ブラシのネックの形

  • ストレート:シンプルで扱いやすく、一般的に使われます。
  • カーブ:角度が付いているため、奥歯や歯の裏側を磨くのに適しています。特に磨き残しが多い奥歯部分に効果的です。

ぜひ一度、歯科医師、歯科衛生士にご相談ください。