よくあるご質問一覧
予防歯科
- 当院で販売している歯磨き粉について
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当院では現在4種類の歯磨き粉を販売しております。どれも歯科専売の商品でそれぞれに特徴があります。
1. メルサージュヒスケア
- 特徴: 知覚過敏のケアに特化した歯磨剤です。
- 有効成分:
- 硝酸カリウム(知覚過敏の症状を緩和)
- フッ化ナトリウム(フッ素による再石灰化作用)
- 効果: 知覚過敏の原因となる神経の過剰な反応を抑えながら、虫歯予防も行います。特に、冷たいものや甘いものがしみる方におすすめです。
- 使い心地: 低刺激で使いやすく、日常的な使用に適しています。
2. ブリリアントモアダブル
- 特徴: 歯の美白に特化した歯磨剤です。
- 有効成分:
- ピロリン酸ナトリウム(ステイン除去効果)
- フッ化ナトリウム(虫歯予防)
- 効果: 歯の表面のステイン(着色汚れ)を効果的に除去し、元の白さを取り戻します。また、フッ素による虫歯予防効果もあります。
- 使い心地: 爽やかな風味で、毎日の使用で着色汚れを予防したい方に最適です。
3. チェックアップスタンダード
- 特徴: 虫歯予防に優れた歯磨剤で、低発泡・低研磨処方。
- 有効成分:
- フッ化ナトリウム(950ppmのフッ素で虫歯予防)
- 効果: 歯の再石灰化を促進し、初期虫歯を修復します。低研磨性のため、歯や歯茎に優しい使用感です。
- 使い心地: 泡立ちが少なく、しっかりとした磨き心地。特に子どもから大人まで幅広い年齢層に使用できます。
4. コンクールリペリオ
- 特徴: 歯周組織の改善に役立つ歯磨剤。
- 有効成分:
- リゾチーム塩酸塩(抗炎症作用)
- フッ化ナトリウム(虫歯予防)
- 効果: 歯周病の予防や改善に効果的で、歯茎の腫れや出血を抑えます。また、フッ素が虫歯予防もサポート。
- 使い心地: 歯周病予防を重視する方におすすめで、やさしい処方。
患者さんの口腔内の状態や目的に合わせて、最適なものを選ぶお手伝いをさせていただきます。
お気軽にご相談ください!
- 生え始めの歯の虫歯予防について
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生え始めの歯に対する虫歯予防について、シーラントいう方法があります。 シーラントとは、虫歯のリスクが高い歯の噛み合わせの部分の溝を、虫歯になってしまう前に、あらかじめコンポジットレジンという、樹脂材で埋めてしまうという処置です。
では、何故そのような処置をするかといいますと、本来、大人の歯ですと、噛み合わせの部分は歯磨きや、咀嚼などの動作で向かい合うはと擦れることにより、汚れが着きにくいところとなっております。 しかし、乳歯と生え替わりで出てきた4・5番目の小臼歯や、6才臼歯、そして12才頃に生えてくる7番目の大臼歯は、生え始めはとても磨きにくく、子供さんのブラッシングの技術も未熟であり、そして歯自体も表面がまだ弱い為、虫歯になるリスクがとても高いです。
そこで、シーラントを行うことにより、虫歯のリスクを下げることができるのです。
また、噛み合わせの面の溝から始まる虫歯というのは特徴的であり、外観は分かりにくく、小さな黒い点のようなものがあるなどで、虫歯か着色か判別がつきにくいです。 ですが、その小さな穴から始まった虫歯は、歯の内部で大きく広がり、気付いた時には歯の神経を取らなければいけなくなるほどになっていることがあります。
それを防ぐためにも、早めにシーラントで歯の溝を無くしてしまうというのは、虫歯予防にとても有効な手段と言えます。
- 仕上げ磨きはいつまで?
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仕上げ磨きは、子どもの口内ケアの基礎を築く大切な役割を担っています。しかし、どの年齢まで続けるべきかについては、迷う保護者の方も多いかもしれません。今回は、仕上げ磨きの重要性や、続けるべき期間について詳しく解説します。
仕上げ磨きの役割と重要性
子どもの歯は大人と比べてエナメル質が薄く、虫歯になりやすいという特徴があります。小さな子どもが自分で丁寧に磨くのは難しく、歯の隙間や奥歯の裏側など、磨き残しが多くなりがちです。そのため、保護者が仕上げ磨きを行うことで、磨き残しを防ぎ、虫歯のリスクを大幅に減らすことができます。
さらに、仕上げ磨きを通じて子どもに「歯をきれいにすることの重要性」を教え、毎日の歯磨きを習慣化するサポートにもつながります。
仕上げ磨きを続ける目安の年齢
小学校低学年(6〜9歳)まで
小学校低学年くらいまでは、基本的に仕上げ磨きを続けることを推奨する歯科医が多いです。低学年の子どもは、まだ手先の動きが未熟なため、歯ブラシを十分に使いこなせず、磨き残しが多くなる傾向があります。また、乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」は永久歯の生えかけは高低差ができるため、特に虫歯リスクが高まるため、この時期の仕上げ磨きは特に重要です。
小学校中学年〜高学年(10〜12歳)まで
小学校中学年以降は、少しずつ自分で磨く練習を増やしていく段階に入ります。ただし、この年齢でも細かい磨き残しが残りやすいため、少なくとも寝る前の仕上げ磨きだけはサポートを続けるのが理想的です。特に10〜12歳は、思春期前の時期で虫歯リスクも高まることから、最後の仕上げとしてのチェックを続けるのが良いでしょう。
中学生以降(13歳以上)
中学生くらいになると、ほとんどの子どもが永久歯に生え替わり、手先の器用さも向上してきます。この頃までに、正しい歯磨き習慣を身に着けることが目標です。13歳以降は基本的に自分で磨けるようになっているため、仕上げ磨きは必要なくなることが一般的ですが、月に一度などのペースで「磨き方のチェック」を行い、正しい磨き方が身についているか確認するのもおすすめです。
仕上げ磨きのポイント
仕上げ磨きは、ただ歯を磨くのではなく、磨き残しの多い部分を意識し、丁寧に行うことが大切です。以下のポイントを押さえて仕上げ磨きを行いましょう。
- 磨き残しが多い部位に注意
奥歯の噛み合わせ部分、歯と歯茎の境目、歯の裏側などは特に念入りに磨きます。 - 優しく短いストロークで磨く
歯のエナメル質が傷つかないように、力を入れず短いストロークで優しく磨きましょう。 - フッ素配合の歯磨き粉を使用する
フッ素には歯の再石灰化を助け、虫歯予防に効果があるため、フッ素配合の歯磨き粉を活用すると良いでしょう。 - 仕上げ磨きの際に声かけを行う
磨きながら「ここが磨けていると虫歯になりにくいよ」など、歯磨きの意義を子どもに理解させる声かけをすると、習慣づけに役立ちます。
仕上げ磨き後のケアも大切
仕上げ磨きの際には、デンタルフロスや歯間ブラシも併用するとより効果的です。また、定期的な歯科検診を受けて、虫歯や歯並びのチェックをすることで、口腔ケアの意識が高まります。
まとめ
仕上げ磨きは、虫歯予防だけでなく、子どもの歯磨き習慣の基礎を築く大切なケアです。仕上げ磨きは小学校低学年までは必ず続け、その後も寝る前だけでもサポートを続けると安心です。最終的には中学生前後で自立させることを目標とし、家庭での口腔ケアと歯科検診を併用して健康な歯を維持していきましょう。
- 磨き残しが多い部位に注意
- 虫歯になりにくい食べ物は?
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虫歯を予防するためには、特定の栄養素を含む食品を摂取することが有効です。カルシウムやフッ素、ビタミン類を多く含む食べ物が、歯の健康維持に重要な役割を果たします。また、噛むことで唾液の分泌を促す食材や、シュガーレス食品も効果的です。
1. カルシウムが豊富な食品
カルシウムは歯のエナメル質を強化し、虫歯の原因となる酸から歯を守る役割を果たします。以下の食品がカルシウムを多く含み、虫歯予防に効果的です。
- 乳製品:牛乳、ヨーグルト、チーズなど
- 小魚:ししゃも、さくらえび、イワシなど
- 豆類:豆腐、納豆、厚揚げなど
これらの食品を日常的に摂取することで、歯の再石灰化を助け、虫歯予防に貢献します。
2. フッ素を含む食品
フッ素は歯の耐酸性を高め、初期虫歯の再石灰化を促進する効果があります。以下の食品はフッ素を多く含んでいます。
- 海藻類:わかめ、のり、めざし
- 畜産物:牛肉
- 飲料:緑茶、紅茶
これらの食品や飲料を取り入れることで、自然にフッ素を摂取でき、虫歯を予防できます。
3. ビタミンC・ビタミンD・ビタミンAを含む食品
ビタミン類は、歯や歯茎の健康を保つ上で重要な栄養素です。
- ビタミンC:歯茎の健康維持と再生を促進します。
- 野菜:ピーマン、ブロッコリー、パプリカ
- 果物:キウイフルーツ、いちご (フルーツは種類によって虫歯になりやすいもの:オレンジ、レモン 着色しやすいもの:ブルーベリー等があります)
- ビタミンD:カルシウムの吸収を助け、歯の石灰化を調整します。
- きのこ類:きくらげ、まいたけ、干しシイタケ
- 海産物:鮭、イワシ
- ビタミンA:歯のエナメル質を強化し、虫歯に対抗する力を高めます。
- 動物性食品:レバー、うなぎ、卵黄
- 野菜:にんじん、モロヘイヤ、しそ
4. 唾液を促進する食品
硬い食べ物を噛むことで、唾液の分泌が促進され、口内の酸性度が中和されます。唾液は虫歯菌の繁殖を抑え、口腔内を清潔に保つため、以下の食材が効果的です。
- 生野菜:セロリ、にんじん
- 果物:りんご
- ナッツ類:アーモンド、くるみ
これらの食品は自然な「歯磨き」の役割も果たし、口内を清潔に保ちます。
5. シュガーレス食品とキシリトール
虫歯予防には、糖分を抑えたシュガーレス食品の摂取が推奨されます。また、キシリトール入りガムやキャンディは、虫歯菌の酸生成を抑える効果があり、虫歯予防に役立ちます。
虫歯にならないために注意すべきこと
虫歯は、「歯質」「虫歯菌」「糖分」「時間」の4つの要素が絡み合って進行します。甘いものを頻繁に摂取すると、虫歯菌が糖分を分解して酸を作り出し、歯のエナメル質を溶かします。以下の点に注意することで、虫歯予防が効果的に行えます。
- 歯磨き:毎食後30分以内に歯を磨くことで、虫歯菌の増殖を抑える。
- バランスの良い食生活:栄養素をバランス良く摂取し、歯の健康をサポート。
- 定期的な歯科検診:早期に虫歯を発見し、適切な治療を受ける。
まとめ
虫歯予防には、カルシウム、フッ素、ビタミンC、D、Aなどを含む食べ物を意識して摂取し、唾液の分泌を促す食品やシュガーレス食品を取り入れることが大切です。さらに、日々の歯磨きや定期的な歯科検診も欠かせません。健康な歯を維持するために、バランスの取れた食生活と適切なケアを心がけましょう。
- 医薬品・医薬部外品・化粧品の違いは?
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歯磨き粉の製造や販売は「薬機法」という法律で規制されています。
薬機法とは医薬品・医薬部外品・化粧品の取扱いについて定めた法律で、歯磨き粉に限らず、さまざまな「薬」や「化粧品」が規制の対象です。
医薬品とは?
「医薬品」とは、厚生労働省より配合されている有効成分の効果が認められた商品で、病気の「治療」を目的とした効果・効能のある薬と同等の扱いとなります。使用するにあたり処方箋が必要なものあります。
医薬部外品とは?
厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合された商品で[治療]というよりは[防止・衛生]を目的に作られています。
「薬用」と記載されている場合もありますが同じ意味です。
化粧品とは?
効能・効果については厚生労働省から認可されていない商品で、清潔にする、美化する、魅力を増す、健やかに保つなどの目的で使用される製品です。
効果・効能は認可されていないので、〇〇に効く!などパッケージなどで表現することはできません。
3段階を解説しましたが、薬局で販売している商品のほとんどは化粧品に分類されます。
ちなみに歯磨き粉は薬機法上、「化粧品」もしくは「医薬部外品」のどちらかに分類されます。
- 化粧品の歯磨き粉は、主に歯をきれいにし、清潔に保つために使われます。
- 医薬部外品の歯磨き粉は、虫歯や歯周病の予防、ホワイトニングなど、より具体的な効果が期待できるため、健康効果を求める場合におすすめです。
当院では医薬部外品に分類される歯磨き粉を販売しています。お気軽にお問い合わせください!
- 虫歯と”カイスの輪”
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虫歯はどうして出来てしまうのか?
それは、虫歯の原因菌が産生する酸によって、歯が溶けていくからです。 が、他にもいくつかの要因が重なることによって虫歯ができてきます。
それを分かりやすく表したものがあります。 ”カイスの輪”と言って、1960年代にアメリカ人の研究者であるカイスが提唱した、虫歯の発生要因を説明するものです。 虫歯は、歯の質、食べ物(特に砂糖)、虫歯の原因菌、の3つの要素が重なることで発生すると考えられており、この3つの要素を「輪」で表しています。 “歯の質”とは、その人個人の歯の硬さや、歯並び、歯の形、唾液の質など、個人の持つ要因で、”食べ物”とは、そのままですね、特に砂糖です。 砂糖の成分であるショ糖が影響します。 ”虫歯の原因菌”とは、酸を産生したり、歯にとりついたりする、虫歯の原因の細菌です。
また、最近ではそこにもう一つの要因をプラスして考えることが多いです。 それは、”時間”です。 歯が酸に晒されている時間のことを言います。 食事や間食や、ジュースなどの飲料を飲んだあと、歯磨きをせずにいるとそれだけ歯は酸に晒され続けることになります。 また、間食やジュースを頻繁に摂取すると、頻繁にお口の中の環境が酸性になることになり、やはり長時間酸に曝露することになります。
この時間を含めた、4つの輪が重なる時、虫歯は出来やすい状況になっています。 それらの要素を取り除き、避けることで虫歯は予防することができます。
- 歯磨きの基本・工夫と清掃補助用具について
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歯磨きの最大の目的は歯垢(プラーク)を落とすことです
磨き方に偏りがあったり、いつも同じ歯に汚れが残っていると、そこからむし歯や歯周病につながります
基本の磨き方
ポイント1 歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目、歯と歯の間に当てる
ポイント2 軽い力(歯ブラシの毛先が広がらない程度)で動かす
ポイント3 約5〜10mmの幅で小刻みに動かし、歯を1〜2本ずつ磨く
歯磨きの工夫
歯と歯茎の境目 歯茎に対しては歯ブラシを45度に傾けて毛先を当てて磨きましょう
背の低い歯 奥歯の背の低い歯に対しては、歯ブラシを斜め横から入れると磨きやすくなります
でこぼこ歯並び 前歯のでこぼこしている歯は歯ブラシを縦にして、毛先を上下に細かく動かしましょう
清掃補助用具はなぜ必要なのか?
清掃補助用具とは、「フロス」「歯間ブラシ」「タフトブラシ」のことを言います
歯ブラシでは全体の60%しか汚れを落とすことができないと言われています
つまり、この歯ブラシでは落としきれなかった汚れを、清掃補助用具で落とす必要があるのです!
フロス
歯ブラシの届きにくい歯と歯の間を効果的に掃除します
歯間の隙間が狭い方におすすめ
歯間ブラシ
歯間の根元に三角形の隙間がある方、歯ぐきが下がってきている方、ブリッジをしている方に向いています
タフトブラシ
歯並びの悪いとことや奥歯などの歯ブラシが届きにくいところに、ピンポイントで使用します
清掃補助用具は歯ブラシでのブラッシングをした後に使用しましょう
使い方がうまく使用できない場合はぜひご相談ください!
- 歯ブラシの選び方
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自分に合った歯ブラシを使用しないと、せっかく歯磨きをしても磨き残してしまい、むし歯や歯周病につながってしまいます。
今回は、歯科衛生士が患者さんに合った歯ブラシを、どのように選んでいるのかご紹介します。
☆自分に合った歯ブラシをご自身で判断するのは難しいので、一度衛生士にご相談ください。一人一人の患者さんに適した歯ブラシをオススメさせていただきます。
1. ヘッドの大きさ
- 小さいヘッド:細かいところまで磨きやすく、特に奥歯や歯の裏側などの狭い場所にも届きやすいです。子供や口が小さい人に適しています。
- 中くらいのヘッド:多くの人にとってバランスが良く、一般的に使われます。磨きやすさと効率のバランスが取れています。
- 大きいヘッド:広範囲を一度に磨けるため、短時間で磨き終わることができますが、細かいところまでは届きにくいことがあります。
2. 毛の形
- ラウンド毛:均一なカットと優しい磨き心地が特徴で、一般的な用途や歯茎が敏感な人に適しています。
- テーパード毛:毛先が細くなることで細かい部分までしっかりと清掃でき、特に歯周病予防や歯の隙間の汚れを効果的に取りたい人におすすめです。
3. 毛の柔らかさ
- やわらかめ:歯や歯茎に優しく、歯茎が弱い人や出血しやすい人に適しています。また、歯磨き圧が強い人にもおすすめです。
- ふつう:一般的に使われる硬さで、多くの人に適しています。磨きやすさと歯茎への負担のバランスが良いです。
- かため:力加減を間違えると、歯や歯茎にダメージを与える可能性があるため、基本おすすめはしていません。
4. 持ち手の太さ
- 細め:鉛筆持ちで持ちやすく、力をうまくコントロールできます。
- 太め:握りやすく、特に手の力が弱い人や関節炎などで細い持ち手が辛い人に適しています。
5. 歯ブラシのネックの形
- ストレート:シンプルで扱いやすく、一般的に使われます。
- カーブ:角度が付いているため、奥歯や歯の裏側を磨くのに適しています。特に磨き残しが多い奥歯部分に効果的です。
ぜひ一度、歯科医師、歯科衛生士にご相談ください。
- 歯が痛い原因は、むし歯?知覚過敏?
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むし歯と知覚過敏は、歯の痛みを引き起こす点で似ていますが、いくつかの違いがあります。
- 痛みの続く時間:
- むし歯: 典型的には痛みが長時間続く傾向があります。歯が刺激を受けると、しばしばズキズキとした痛みが数分間続きます。
- 知覚過敏: 歯に刺激が加わると一瞬のうちに痛みが現れますが、短時間で消えることがほとんどです。
- 振動による痛み:
- むし歯: 振動や圧力によっても痛みを感じることがあります。例えば、歯を噛んだり、食べ物を噛んだときに痛みを感じることがあります。
- 知覚過敏: 振動による痛みはほとんどありません。通常、刺激が歯に及んだ瞬間にのみ痛みが生じます。
- 痛みの増加具合:
- むし歯: 時間の経過とともに痛みが増すことがあります。初期の段階では軽い症状から始まり、進行すると痛みが強くなることがあります。
- 知覚過敏: 初期の段階からほとんど変化しないことが一般的です。一度痛みが現れると、その程度がほぼ一定のままです。
- 見た目:
- むし歯: 歯の表面に黒や茶色の変色が見られたり、穴が開いたりすることがあります。
- 知覚過敏: 歯肉の退縮や歯の表面のすり減りによって、象牙質が露出し、歯が長く見えることがあります。
正確な診断と適切な治療が皆様のお口の健康を守るのに役立ちます。歯に違和感を感じた場合は、痛みの有無に関わらず歯科医を受診しましょう。
- 洗口液とは?
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洗口液は、口の中を清潔に保つための液体です。一般的に口臭や歯周病の予防、口腔内の細菌の増殖を抑制するために使用されます。洗口液にはさまざまな種類がありますが、一般的な成分や効果について説明させていただきます。
殺菌作用: 洗口液には通常、口腔内の細菌や微生物を殺すための殺菌作用があります。これにより、口臭や歯周病の原因となる細菌の増殖を抑制し、口腔内の清潔さを維持します。
口臭予防: 口臭の原因となる細菌や食べカスを洗い流すことで、口臭の予防に役立ちます。特に、口腔内の細菌が原因となる場合に有効です。
歯周病予防: 歯周病は、歯茎の炎症や歯肉の出血などを引き起こす口腔内の疾患です。洗口液に含まれる殺菌成分や抗菌成分が、歯周病の予防に役立つ場合があります。
フッ素含有: 一部の洗口液にはフッ素が含まれており、歯のエナメル質を強化し、虫歯の予防に役立ちます。
使用方法
- 日常の歯磨きに加え、適量を口に含み、30秒ほどすすいでから吐き出してください。その後は水ですすぐ必要はありません。特に、医薬部外品の場合はすすがない方が薬効成分の効果が続きやすくなるため、そのままにしましょう。
手軽に使えるので外出先などでもケアできますが、あくまでも補助的なもの。一般的には毎日の歯磨きと併用することが推奨されます。ただし、洗口液に含まれる成分にアレルギーがある場合や、口内炎や口腔粘膜の損傷がある場合には注意が必要です。また、小さな子どもやペットが誤って飲み込まないように保管することも重要です。
洗口液の種類や効果については、使用したい目的や個々の状況に応じて歯科医師や歯科衛生士にご相談ください。
- 定期検診の重要性とは?
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歯医者の定期検診は、口腔の健康を維持し、全身の健康にも影響を与える重要な役割を果たします。まず第一に、定期的な検診によって虫歯や歯周病などの口腔内の問題を早期に発見することができます。これらの疾患は初期段階では痛みや症状がほとんどない場合が多く、気付かないうちに進行してしまうことがあります。しかし、定期的な検診によって、レントゲン写真を撮るなどの専門的な検査を通じて、隠れた問題を見つけることができます。
さらに、定期的な歯科検診では、歯のクリーニングやメンテナンスも行われます。プロフェッショナルな歯のクリーニングは、歯垢や歯石を取り除き、口腔内の細菌の増殖を抑制します。また、歯の詰め物や被せ物の状態をチェックし、必要に応じて修復を行います。これによって、歯の損傷や欠損を防ぎ、口腔内の機能と美しさを維持します。
口腔内の健康は全身の健康にも密接に関連しています。歯周病などの口腔内の疾患は、心血管疾患や糖尿病などの全身疾患との関連が指摘されています。定期的な歯科検診は、これらの病気のリスクを軽減し、全身の健康を維持するのに役立ちます。
総合的に見て、定期的な歯医者の検診は口腔内の問題を早期に発見し、予防するだけでなく、全身の健康を保つためにも重要です。口腔内の健康を維持し、将来の歯のトラブルや全身疾患のリスクを軽減するために、定期的な歯科検診を受けることをお勧めします。落としにくいプラークや歯石がつき始めるのが大体3ヶ月後と言われれいます。しかし、お口の中の状態は個人差があるので定期検診の頻度(1ヶ月〜3ヶ月)は歯科衛生士と相談して決めましょう。
- 唾液の働きとは?
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唾液は主に耳下腺、顎下腺、舌下腺という3つの大きな唾液腺から、1日に約1000〜1500mlほど分泌されます。ただし、加齢により影響を受けやすく、30代をピークにして減少し始めます。また、唾液の分泌量は時間によって変化します。食事中は増えますが、睡眠中は減少する傾向にあります。
抗うつ剤や鎮痛剤、抗ヒスタミン薬など、薬の中には副作用として口渇(唾液が減少する)が現れる薬があります。唾液の主な作用
- 自浄作用:歯や歯間に付着した食べかすや歯垢を洗い流す
- 抗菌作用:抗菌成分が口内の細菌の増殖を抑える
- 緩衝作用:飲食により酸性に傾いた口内のpHを中和し、虫歯を防ぐ
- 消化作用:アミラーゼという酵素がデンプンを分解し、消化を助ける
- 再石灰化作用:飲食により溶けかかった歯の表面を修復し、虫歯を防ぐ
- 粘膜保護作用:口内の粘膜を保湿し、保護する
唾液の分泌量が減少するとどうなる?
- 虫歯になりやすくなる
- 口臭が強くなる
- 歯周病にかかりやすくなる
- 口内炎ができやすくなる
- 嚥下障害、咀嚼障害、発音障害、味覚障害などの問題が起こりやすくなる
唾液の分泌を促すには、唾液腺のある場所を軽くマッサージしたり、舌を意識的に動かしたりすると効果的です。また、水分補給によって十分な水分を摂取することで、唾液の分泌が促進されます。日頃からお口の健康に関心を持ち、潤いのある口腔環境を保つことが重要です。
- 補助的清掃用具の必要性とは?
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お口の中の健康は、美しい笑顔や自信を保つ上で欠かせない要素です。歯磨きはその基本ですが、歯ブラシだけでは十分なお手入れが難しいことをご存知でしょうか?
歯間や歯の裏側には歯ブラシが届きにくい箇所があります。そこで重要なのが、補助的清掃用具の活用です。補助的清掃用具は、歯ブラシ以外のお口の中を掃除する道具を指します。歯間ブラシやデンタルフロス、タフトブラシ、舌ブラシなどは、歯ブラシ単体では取りきれない歯垢や細菌を効果的に除去する手助けとなります。
歯垢は虫歯や歯周病の原因となりますが、驚くことに歯ブラシだけでは60%しか除去できないという調査結果があります。ここで補助的清掃用具が大いに役立ちます。歯ブラシと併用することで、歯垢の除去率は驚異の90%まで向上すると言われています。
ただし、補助的清掃用具の選び方や正しい使用方法が重要です。サイズや使用方法が不適切だと、歯や歯茎を傷つける可能性があります。安心してお使いいただくためにも、何かわからないことがあればお気軽にお問い合わせください。
お口の中の健康は総合的なケアが求められます。補助的清掃用具を取り入れ、日々のお手入れを充実させて、輝く笑顔を手に入れましょう。
- 歯ブラシの交換時期はどのくらい?
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歯ブラシの交換時期とは?
歯ブラシのベストな交換目安は『1ヶ月に1本』です。
毛先が広がってきたら交換のタイミングということは多くの方が目安にしていることだと思います。ですが歯ブラシを定期的に交換する理由は毛先広がりや傷みだけではありません。
歯ブラシの毛先が傷んでいない場合は捨てることに抵抗があるかもしれません。しかし毛先が傷んでいないとしても、目には見えない細菌が多く付着していますので1ヶ月に1本程度の目安で交換しましょう。
当院では歯ブラシの販売も行っています。気になることや心配なことがありましたらお気軽にお尋ねください。
【当院で販売している主な歯ブラシ】
・タフト24S:1本の毛の密度を高くすることによって、歯肉に優しくより高い擦掃効果があります。
・ADプロ:超先細毛で歯周ポケットに入り込みやすく、ラウンド毛で歯の表面の汚れを落とします。
・グッペリ:毛に”ねじれ”が施されているので、細いのにコシが抜群。プラークをしっかり落とせます。
- キシリトールは虫歯予防になりますか?
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キシリトールは砂糖と同等の甘みがありますが虫歯を予防する天然甘味料です。
キシリトールは虫歯菌(ミュータンス菌)に分解されないので酸が作り出される原料にはなりません。
これらの作用によりキシリトールは虫歯菌の増殖や歯垢の形成を抑制します。
さらにキシリトールはカルシウムと結合し、歯の修復(再石灰化)も促します。
そして、糖アルコールであるため、口に入れると味覚が刺激され唾液がたくさん出るようになります。唾液の分泌は虫歯予防に重要な役割を持っています。
虫歯予防のためにはキシリトールが50%以上含まれているガムまたはタブレット5~10gを摂取しこれを継続することで予防効果が表れてきます。
注意点はキシリトール配合であっても砂糖や水飴などの糖類が含まれていることがあるのでパッケージをよく読む様にしてみて下さい。
予防目的の場合キシリトール100%の表記のあるものを選ぶようにしましょう。
また歯垢や汚れを落ちやすくする作用を持っていますが汚れそのものを取り除く訳ではありませんのでまずは毎日の歯磨きが大切です。
含有量100%の場合砂糖は含まれていませんので歯磨き後に食べても大丈夫です。
食後よ寝る前に食べると効果的です。
- フッ素は何歳から?
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歯が生えてくる生後6か月頃から使用できます。
まず初めにフッ素の効果についてです。
フッ素は私たちの身近なものにもお茶や魚介類など多くの食品に含まれています。フッ素はむし歯予防だけでなく丈夫な歯や骨をつくるために大切な役割を果たしています。
むし歯予防
再石灰化の促進(歯の修復)
歯から溶け出したカルシウムやリンの再沈着を促進します。
歯質強化
歯の質を強くして、酸に溶けにくい歯にします。
細菌の酸産生抑制
磨き残しの歯垢にいるむし歯原因菌の働きを弱め歯を溶かし虫歯が進む原因となる酸が作られるのを抑えます。
皆さん日常でほとんどの人がフッ素入りの歯磨き粉を使用していると思います。では何歳から使用可能で濃度はどのくらいがよいのか?という疑問も浮かんできますよね。大人が使っているものの注意書きに六歳未満のお子様への使用はしないでください等表記がると思います。
年齢によって確実に安全に使用する基準が設けられています。
歯磨き粉はまず歯が生え始める6か月頃~2歳までは切った爪程度の少量500~1,000ppm
乳歯が生えそろい最初の大人の歯6歳臼歯が生え始める頃まで3~5歳は5mm以下の量で500~1,000ppm、大人の歯にどんどん生え変わっていく6~14歳1cm程度の量で1,000ppm、15歳以上~成人生え変わりが終わる頃~完全に生え切った時1~2cm程度で1,000~1,500ppmこのような目安があります。
濃度に関しては歯磨き粉のパッケージをよく見て、注意書きもしっかり確認して間違えて大人用のものを6歳未満のお子さんに使用しないように注意してください。
- 甘いものが好きですが虫歯になりやすいですか?
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砂糖を使った甘いチョコレート歌詞やキャンディー、ガム、グミ、ケーキやアイスクリーム、美味しいですよね。 これらの甘いお菓子や、砂糖や果糖ぶどう糖液糖などの糖分が含まれている清涼飲料水や炭酸飲料は、確かに美味しいのですが、糖分が多い為に虫歯になりやすい食べ物でもあります。
甘いものを食べると虫歯になりやすいと言われるのは、甘いものには糖が含まれるからです。では、甘いものでなければいくら摂取しても虫歯になりやすくはならないのでしょうか?それは違います。甘いというのはあくまで味覚の問題ですから、例え甘くなくても糖が含まれているものはいくらでもあります。
「甘いものを食べると虫歯になりやすい」ではなく、「糖が含まれるものを食べると虫歯になりやすい」と認識した方が良いでしょう。フルーツのアメは甘いから虫歯になるけどミントのアメなら虫歯にならないというわけではないのです。
糖の摂取を控えれば、それだけで虫歯になりにくくなるとは言えません。食事に関して言えば、食事の仕方自体で虫歯になりやすくもなりにくくもなるからです。例えば、「よく噛まない」や「ダラダラ食い」は糖の摂取と関係なく虫歯になりやすくなります。
噛まければ唾液の分泌量が低下しますし、唾液の分泌量が低下すれば細菌が流れにくくなります。またダラダラ食いは食事の時間が長くなり、歯の再石灰化が正常に行われず脱灰だけ進んでしまいます。虫歯を予防するには糖の摂取だけにこだわるのではなく、食生活そのものの見直しが必要です。
もちろん、どれだけ模範的な食生活を送ってもケアが不充分だと虫歯になってしまいます。確かに糖は虫歯になるリスクを高めますが、あくまでそれは虫歯菌の働きを活発にさせるという意味であり、例え糖を摂取しなくてもプラークは付着しますし、虫歯になる可能性は常にあるのです。
虫歯予防には決められた時間に、規則正しく、バランスよく食べることが大切ということですね。
また、ジュースやスポ飲料をよく飲む習慣や、アメを1日に何個も食べる習慣は、虫歯になりやすいと言えます。お口の中に糖分が残っている時間が長くなるためです。間食も、1日1回と決めてまとめて取るようにするといいですね。そして食べた後はジュースではなく、お水やお茶を飲むこともおすすめです。
また、以前から虫歯になりやすいと心配の方は一度唾液検査をしていただくこともおすすめです。検査をして患者様に合った予防について提案させていただいてますので、興味のある方はお気軽にスタッフにお声がけください。
- Q. 歯医者さんで行うフッ素塗布とはなんですか?
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そもそもフッ素とは、どのような物質なのか気になる方も多いことかと思います。とくに身体への影響については事前に知っておきたいものです。
フッ素は毎日の食事を通して私たちの身体に摂取されている必須栄養素のひとつでもあります。具体的には、お茶やみそ汁、清涼飲料水などにフッ素が含まれています。ですから、歯科治療でのみ使用する特別な物質ではないといえます。
また歯の質を強化する効果も高いことから、世界各国で虫歯予防に使用されています。
フッ素の安全性について心配される方がおられますが、歯科で行うフッ素塗布のどうでしょうか。
フッ素は、大量に摂取することで中毒症状が現れることがあります。フッ素による急性中毒と呼ばれるものです。ただ、歯医者で行うフッ素塗布というのは、あくまで歯面にフッ素入りのジェルを塗るだけなので、中毒症状が現れることはまずありません。身体の中に取り込む「摂取」と「塗布」の違いについては、しっかりと把握しておきましょう。
フッ素の効果は次の大きく3つです。
1つ目が、歯質の強化。酸で溶けにくい歯質を作ります。
2つ目が、歯の再石灰化。食後などに溶け出すミネラル成分を再石灰化(歯に戻す)し、虫歯のきっかけを回避します。
3つ目が、虫歯菌の活動の抑制。虫歯の原因となる虫歯菌を弱体化させ、産生する酸の量を減らします。
大人にとっても子供にとっても、虫歯予防に効果的なメニューです。また、歯が生え始めたばかりの赤ちゃんでも安心して受けられます。歯医者さんで行うフッ素塗布は高濃度のフッ素を、歯に直接塗布します。塗布直後はうがいを避けましょう。また、塗布後30分ほどは、飲食を控えてください。
その後も、3か月に1度程度、継続的にフッ素塗布を行うことで効果が途切れません。定期健診でお越しの際に、担当の衛生士と相談しながらフッ素塗布行うか決めて頂いています。
自宅でのケアですが、自宅ではいわゆる「フッ素塗布」を行うことはできません。歯科医院で使用しているフッ化物ジェルというのは、とても濃度の高いフッ素が配合されているので、取り扱いを誤ると健康被害が生じる恐れがあります。ですから、自宅でできるフッ化物の応用法としては、「フッ素のうがい」と「フッ素入りの歯磨き粉」の2つに限られます。
当院でもフッ素洗口液や高濃度のフッ素入りの歯磨き粉を取り扱っております。
歯医者さんでのフッ素塗布だけでなく、普段の生活に取り入れて頂くことでも虫歯予防に効果的です。気になる方はお気軽にスタッフに聞いてくださいね。
- Q.舌ブラシは必要ですか?
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日頃のセルフケアは歯ブラシやフロス(糸ようじ)、歯間ブラシを用いたケアで歯や歯茎を清潔に保つために行うケアです。
実は歯や歯茎だけではなく、舌もセルフケアが必要です。皆さん舌ブラシは使った事がありますか?舌も適切に掃除をしないと汚れがたまってしまいます。その汚れが目に見える状態になったものを舌苔(ぜったい)といいます。
舌苔は臭いの元になったり、味覚を鈍らせたりする場合があります。口の中には細菌が沢山いて、食べかすやはがれた粘膜に含まれるたんぱく質を分解して口臭(揮発性硫黄化合物)をつくります。ですから、そのニオイの元になる舌苔を取り除くことが口臭予防には効果的になります。
日中は唾液によって細菌の増殖が抑えられていますが、寝ている間は、唾液の分泌が減少し自浄作用が弱くなるので、細菌のかたまりである舌苔の付着量は朝が一番多いと言われています。舌苔が口臭の原因であるということは、寝起きの口臭が気になることからもおわかりでしょう。
次は舌ブラシの効果的な使い方についてです。
1日に何度も舌をこすると舌の粘膜を傷つけてしまうこともあるので、舌清掃は1日1回を目安に、舌の汚れが気になるときに行って下さい。朝は舌苔の付着量が多いので、舌清掃は朝の歯みがき時に行うのがおすすめです。
また磨くときはブラシを舌の「奥から手前」に動かします。ブラシを手前から奥に動かしたり、前後に往復させたりするのはやめましょう。舌苔中の細菌をのどの奥へ送り込んでしまう危険があります。
また舌はとてもデリケートな組織なので傷つけないように強い力は入れないようにしましょう。
長い期間をかけてたまった舌苔は、1回の掃除ではキレイになりません。毎日掃除をすることで、だんだん落ちやすくなっていきます。舌を傷つけないためにも無理は禁物です。
当院でも物販コーナーにて舌ブラシをご用意しております。口臭やお口の中の汚れが気になっている方は一度衛生士やスタッフにお気軽にご相談ください。
- Q. 歯周病はどうやって治療しますか?
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歯周病を完治させるのは難しいことですが、症状が出たり悪化したりしないようにコントロールすることはできます。
歯周病になってしまった場合の最善策は、しっかりとコントロールしながら上手く付き合っていくことと言えるでしょう。
まずは徹底的に歯周病菌を減らす
歯周病治療のメインとなるのが、歯周病菌に対するアプローチです。歯周病治療は、まず歯周病菌の数を減らしていくことからスタートします。歯茎の溝や隙間に隠れていたり、古くなって歯石になっていたりする菌を徹底的に除去していきます。
「歯石を除去する」と口で言うのは簡単ですが、これは実はとても難しいことです。歯は全部で28本あり、それぞれにとても細かい溝を持っています。そこに入るくらい小さな器具を使って1本1本掃除していく……とても手間がかかることは、容易に想像できるかと思います
しかも、溝の中をいくらきれいにしても、食事をすれば菌は増えてしまいます。その度にしっかり取り除いてあげることが必要ですし、それには歯茎の溝近くまで上手に歯磨きするスキルを身に付けることが必要不可欠でしょう。
歯茎の溝近くをきれいにする歯磨きを、食事の度に行う。これが歯周病治療において欠かせません。
丁寧な歯磨きをこまめに行うことは、最初のうちは面倒に感じるかもしれません。しかし、根気良く歯茎の溝を常にきれいにしてあげると、溝が引き締まって深さが浅くなります。歯茎の溝が浅くなると、歯周病菌が居つくスペースはどんどん小さくなり、たとえ少し菌が残ってしまっても、大量に増えることはできなくなります。コツコツ積み重ねていけば、着実に歯周病を発症しにくい口腔をつくれるのです。
初めの一ヶ月くらいは、どんなに面倒でも意識的に行い、習慣づけてしまいましょう。自然と正しく歯磨きできるようになることがゴールです。
菌を減らすこと、そして菌が住みにくい口腔環境をつくっていくこと……この2つが、歯周病菌に対するアプローチになります。
歯茎の中に隠れている菌をきれいにしていくことを、業界では専門用語で「SRP」または「歯肉縁下のデブライドメント」と呼びます。この、「SRP」「歯肉縁下のデブライドメント」が、歯周病治療のメインといっても過言ではありません。
また、歯茎の溝をきれいにするには、当然器具が歯茎に接触します。多少の痛みは避けられないでしょう。歯周病が進んでいらっしゃる方の場合、麻酔が必要になることもあります。こうやって聞くと「大変そう」と思われるかもしれませんが、この治療を頑張ると、口の中はとてもスッキリします。
ぜひ苦しい一瞬を乗り越えて、「歯茎から血が出ない、ねばねばしない」という状況を体感してください。
- 知覚過敏に効く歯磨き粉はありますか?
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熱いものや冷たいドリンクで歯がしみる「知覚過敏」。痛みでストレスを感じたり、食事が楽しめなくなったりするのはイヤですよね。当院では、そんなときにぴったりな知覚過敏用の歯磨き粉『メルサージュ ヒスケア』をご用意しております。
知覚過敏の原因は、歯の表面のエナメル質が溶かされたり削られたりして、象牙質がむき出しになることです。象牙質がむき出しになると、熱いものや冷たいものでしみたり、歯磨きの刺激で痛みを引き起こしてしまいます。
知覚過敏を予防するには、必要な薬用成分がしっかり入ったものを使うのがおすすめです。代表的な成分は大きく分けて2つあります。
1.痛み信号をブロックする『硝酸カリウム』
カリウムが歯の神経から伝わる痛みの信号をブロックするため、象牙質が受けた刺激で痛みを防ぐ効果があります。使い続けることで歯がしみるのを徐々に軽減できるので、毎日の歯磨きでケアをするには最適です。
2.外部刺激からガードする『乳酸アルミニウム』
象牙質からの刺激を緩和する働きがあります。乳酸アルミニウムは象牙細管の小さな穴に蓋をする役割を持っていて、神経を刺激しないよう抑えてくれます。
メルサージュヒスケアには、この2つの成分が入っていて、知覚過敏ケアに最適な歯磨き粉と言えます。
さらに、このヒスケアにはフッ素が1450ppm入っているため、虫歯予防にもとても効果的です。フッ素は、歯の再石灰化を促す働きがあるため、エナメル質を補修して、むき出しになった象牙質を再びカバーする働きがあります。
このように、ヒスケアは知覚過敏ケアもしながら虫歯予防もできるため、幅広い方にお使い頂ける歯磨き粉となっています。
- 歯ブラシの交換時期って?
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突然ですが、みなさんはハブラシをどのくらいで交換していますか?
あるデータによると約60%以上の方が2ヶ月に一度は交換されているようです。
では、正しい歯ブラシの交換時期とは?
推奨する歯ブラシの交換時期は1本/1ヶ月です。
私たちはお口の中のたくさんの菌を、小さな歯ブラシで毎日落としています。特に使用後の歯ブラシには、なんと1億個以上の雑菌が付いていると言われていて、いくら洗って乾燥させたとしてもブラシの毛束の根元には菌が繁殖してきます。また毛が開いたり、コシがなくなったものは清掃能力が落ちるだけではなく、歯や歯茎を傷つける恐れがあります。特に毛先が開いてしまうと、歯ブラシではお口の汚れは6割ほどしか落とせないため、使用するブラシの毛の硬さや歯磨きの方法にもよりますが、ブラシの背中側から見て毛がはみ出ているようであれば交換、はみ出ていなくても1ヶ月経ったら交換が目安になります。
- 痛くないのに虫歯と言われました。治療は必要ですか?
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痛みが無くても「虫歯がある」と言われた場合は、治療をする必要があります。虫歯は、初期の段階では、痛みがありません。しかし、虫歯は一度歯に穴が開いてしまうと、自然に治る事はないので、早めに治療する必要があります。治療が遅れれば、それだけ大がかりな治療になったり、大切な神経を保存できなくなることもあるのです。
≪虫歯の段階≫
■CO・・・歯に穴があく前の初期虫歯で、フッ素とキシリトールを利用し、歯を再石灰化させることで、治る場合があります。
■C1・・・歯の表面のエナメル質だけに穴があいた状態。痛みなどはありませんが、放置すればどんどん進行します。削って詰める治療が必要です。
■C2・・・エナメル質を突き破って、象牙質に達した虫歯です。血管や神経の通っている歯髄には達していないので、強い痛みはありません。しかし、象牙質には知覚があるので、冷たいものや酸っぱいもの、甘いものが染み始めます。
■C3・・・虫歯が歯髄に達し、歯髄炎を起こした状態で、ひどく痛みます。熱いものがしみ、耐えられないほどの激痛を伴うことが多くなります。この場合、神経を取る治療が必要となります。
■C4・・・エナメル質は跡形もなく崩壊し、歯髄は壊死して、痛みなどの自覚症状は軽減します。しかし、歯が欠けていき、残根状態となるため、抜歯となるケースもあります。
このように、虫歯を放置すればするほど、大切な歯を失うリスクは高くなってしまいます。
できるだけ早期の段階で治療すれば、治療回数は少なく、治療費も多くはかかりません。もちろん歯への負担も少ないため、痛みがなくても虫歯があれば、早めの治療をおすすめします。
- キシリトールって?
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キシリトールという名前は知っていても、具体的にどんなものか知らない方も多いと思います。
キシリトールは、甘味料として用いられる糖アルコールの一種です。イチゴをはじめとする自然界の果物や野菜にも含まれていますが、ガムに使われているものは、白樺や樫といった樹木の成分を元に作られたものです。甘味料といえば砂糖を思い浮かべる人も多いと思いますが、キシリトールは砂糖と同程度の甘さを持つことでも知られています。
キシリトールの最大のメリットは、『虫歯の原因にならない』ということです。虫歯は、糖分をエサとするミュータンス菌(虫歯菌)が作りだす酸によって、歯のエナメル質が溶けてしまうことで起こります。しかし、キシリトールの場合、酸が作られないため、砂糖と同等の甘さを持っていても、虫歯の原因にはならないのです。またそれ以外にも、唾液の分泌を促してくれます。唾液が分泌されることで、酸が中和され、虫歯ができにくい口内環境になるのです。また、キシリトールにより虫歯予防効果も期待できます。キシリトールは、虫歯の原因となるプラークをつきにくくし、歯の再石灰化を促します。また、ミュータンス菌の活動を弱める働きを持っているのも最大の特徴のひとつです。
キシリトールといえば、代表的なのは『ガム』ですが、当院では、ガム以外にもグミ、タブレット、チョコレートをご用意しております。これらはすべてキシリトール100%であり、安心してお召し上がり頂けます。ガムをかめない小さなお子様や入れ歯をご使用に方には、グミやタブレット・チョコレートで、キシリトール習慣をぜひ始めてみてください♪
- 歯を白くする歯磨き粉はありますか?
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誰もが憧れる綺麗な真っ白い歯は、普段の歯磨きで歯が白くなるのであればとても嬉しいですよね。そんな人におすすめしたいのが、歯を白くする効果のあるホワイトニング歯磨き粉です!
ホワイトニング歯磨き粉を選ぶポイントは、歯の汚れや着色を取ってくれる成分が入っているかどうかです。
おおくぼ歯科医院で取り扱っているのは、『ブリリアントモア』という歯磨き粉です。
このブリリアントモアの特徴として、ピロリン酸ナトリウムが配合されていることです。ピロリン酸ナトリウムは歯に沈着したステインを浮かせる効果があります。歯の表面とステインの付着分部の境界線はイオン結合していて、ピロリン酸ナトリウムにはその結合を切り離して浮き上がらせる効果があるのです。
また、ブリリアントモアには『フッ化ナトリウム』も配合されているため、歯の再石灰化を促進し、虫歯の発生・進行を予防する働きもあります。ホワイトニングも虫歯予防もしたい!という方にオススメです。
- 洗口液と液体歯磨きの違いは何ですか?
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“液体タイプ”のオーラルケア商品には『洗口液』と『液体歯磨き』の2種類があります。
洗口液はその名の通り、『うがいをする液体』です。主に歯みがき後の仕上げとして使用するものであり、口内トラブルの原因となる食べカスやミクロの汚れ、ネバネバを洗い流してくれます。
特に、当院でも取り扱っている『フッ素洗口液』は、毎日の洗口に適したフッ素濃度450ppmで、計量キャップ付きなので患者様に合わせて希釈して使うこともできます。歯みがき後にフッ素洗口することで、『フッ素』がすみずみまで行き渡り、使うたびに歯の質を強くして虫歯を予防します。
液体歯磨きは、歯磨き粉と同じ作用の液体バージョンの『液体歯磨き剤』です。ですから洗口液と効果や使用方法にも違いがあります。
液体歯磨きは歯磨きをする際に使用します。液体の良いこところは、研磨剤や発泡剤が入っていないため歯の表面に優しく、歯磨き粉では入り込めない歯と歯の隙間などにもすみずみまで成分が行き届くというメリットがあります。液体歯磨きには口に含んだまま歯磨きするものや、吐き出した後歯磨きするものなど違いがありますので、使用方法・用量・時間は容器に書かれた用法を守ってお使い下さい。
洗口液も液体歯磨きも、歯磨きの代わりになると思い、うがいだけで済ませてしまうことがありますが、あくまでも清掃の補助具であり、汚れを落す効果はありませんから、注意が必要です。
- 唾液検査って?
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唾液検査とは、患者様一人ひとり異なるカリエスリスク(むし歯のなりやすさ)を評価する検査です。
きちんとセルフケアを行っているのに、虫歯になってしまうという方もいるかと思います。そこで注目したいのが唾液の存在です。「唾液検査」をすることで、唾液の質や量、細菌の種類などを知ることができます。虫歯の主な原因は『虫歯菌の数』、『歯を守る力』、『食習慣』です。この3つのバランスが崩れてしまうと虫歯になりやすくなってしまいます。
唾液検査をすることで、ミュータンス連鎖球菌、ラクトバチラス菌、唾液分泌速度、唾液緩衝能がわかります。原因が違えば、予防法も違います。虫歯の原因の組み合わせは人それぞれなので、毎日歯磨きをしていても虫歯になる人とならない人がいるのはそのためです。
唾液検査は『実施してリスクを評価して終わり』ではありません。唾液検査のそもそもの目的は、検査で把握できた情報をもとに、『なぜ虫歯になってしまうのか』、『本当の原因は何なのか』、『予防するには何をすればいいか』を導き出すことです。おおくぼ歯科医院では、それらの検査結果をもとに、一人ひとりに合った効果的な予防プログラムを立て、患者様と一緒に取り組んでいける医院を目指しています。
- 歯磨き粉の役割って?
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歯磨き粉の一番の目的は、歯垢が再び形成されにくくする点にあります。また、歯にこびりついた頑固な着色を取り除く効果もあります。
歯磨き粉も歯ブラシも、歯垢を落とすことには変わりはありません。ですが、その役割は全然違います。歯ブラシは、「物理的」に歯垢を落とすことに特化していますが、歯磨き粉は「化学的」に歯垢を落とすことに特化しています。研磨剤なども入っていて、物理的に落とすものも多いですが、それ以外に、プラークの原因となる細菌を「殺菌」刷ることは、歯磨き粉ならではの役割です。
歯磨き粉は、その成分によって「化粧品」と「医薬部外品」の2種類に分けられることが日本薬事法により定められています。現在、国内で市販されている歯磨き粉のおよそ90%は「医薬部外品」に該当します。医薬部外品は、基本成分に加えて、虫歯や歯周病の予防や知覚過敏を抑えるような薬用成分を含んでいます。90%のうちの約80%にフッ化物(いわゆるフッ素)が配合されています。
歯磨き粉に含まれる薬効成分には、虫歯予防や歯周病の予防、知覚過敏用、着色予防、歯を白くする、などそれらに特化したものがあります。これらを上手く活用することで効果が期待できます。
おおくぼ歯科医院では、患者様ひとりひとりの口腔環境に合わせてベストな歯磨き粉をご提案させて頂いておりますので、お気軽にご相談ください。
- 電動歯ブラシは効果があるの?
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電動歯ブラシは、毎日の歯磨きを劇的にラクにしてくれますが、ひと口に電動歯ブラシといっても、種類はさまざまです。
電動歯ブラシと言われるものは、①電動歯ブラシ ②音波ブラシ ③超音波ブラシ の3種類に分けられます。
どれも、歯についた汚れ、歯垢を落とすことが目的ですが、実は種類によって、磨き心地も全然違います。
①電動歯ブラシ
歯ブラシのヘッドが動くことにより、プラーク(歯垢)を落とします。それ以上の効果はなく、シンプルに歯ブラシを手動でシャカシャカしなくて良いというものです。
②音波ブラシ
音波の高速振動によりブラシの毛先が接していない周囲2mmの部分まで汚れを落とすことができるとされています。ブラシの毛先が接していないやや深い部分のプラーク(歯垢)までも200~300Hzの音波の振動によりさらに清掃できます。
③超音波ブラシ
動数が160~200万Hzで、電動歯ブラシや音波歯ブラシでは難しかった歯のプラークの細菌や、不溶性グルカン(むし歯菌が作り出す非常に粘着性が高い物質であり、歯垢のもととなる大きな汚れ)まで破壊できます。
プラーク(歯垢)を歯の表面からこすり落とすのは、意外に難しいため、音波・超音波ブラシはプラークを落とすためのサポートになります。
当院ではフィリップス ソニッケアー電動歯ブラシを販売しております。音波水流で歯垢を落としていきますので除去力最大10倍です!手磨きの約50%のブラシ圧でできるため、歯や歯茎にも優しく、そして簡単!また、白さを維持!
使用方法を説明させていただきますので、電動歯ブラシでお悩みの方はお気軽にお声かけ下さい。
- 白い虫歯って何ですか?
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白い虫歯は、実際に存在します。特に初期のむし歯においては、多くが白く見えます。
これは、歯のエナメル層のカルシウム成分が溶け出している状態で、専門用語では脱灰といいます。
脱灰によって透明なエナメル質が白く見えているのです。歯はこの脱灰と再石灰化を繰り返していますが、虫歯は脱灰し続けている状態なのです。
特に子供の歯には、エナメル質が未成熟のために、虫歯におかされると、艶を失って行きます。見え方としては、部分的に白く浮かんでいるような感じです。乳歯の白い虫歯は、白いままで進行するので、注意が必要です。乳歯は永久歯と違って、表面のエナメル質もその内部の象牙質も薄く、白い虫歯を放置すると、大事な根と神経を傷つけてしまうかもしれないため、歯医者さんで早めに診てもらうことをおすすめします。表面が白いだけで、まだ穴が空いていない状態であれば、フッ素を塗布し再石灰化を促すことで、虫歯の進行を抑えることもできます。
白く浮いて見えるところは虫歯だと認識し、できるだけ早い処置が肝心です。特に乳歯におきましては、『いずれ抜けて、永久歯に生え変わるのだから大丈夫』とは考えずに、乳歯を健全に保つことは永久歯の健全な生え替わりにもつながっていくため、気になることがあれば、お気軽にご相談下さい。
- シーラントって何ですか?効果はありますか?
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シーラントとは、奥歯の溝の凸凹を埋めて、虫歯菌が繁殖しないようにするものです。
素材はフッ素を配合した樹脂になります。
6歳頃に生えてくる6歳臼歯(第1大臼歯)は、歯ブラシが届きにくいために、汚れがたまり虫歯なることが多く、最も寿命の短い永久歯の一つでもあります。萌出したての6歳臼歯の歯の溝はとても深く、虫歯の始まりはこの溝からが一番多いのです。
その溝にシーラントを埋めることで、溝を浅くして虫歯を予防します。
ただし、シーラントは予防のための施術であるため、虫歯の治療に使えるものではなく、すでに虫歯になってしまっている歯には施せないことがほとんどです。
シーラントの効果としては、虫歯予防調査の結果では、約66%もの歯が虫歯にならなかったという結果があります。また、シーラントの中にはフッ素化合物が含まれているため、フッ素入りのシーラントならシーラントの虫歯菌を寄せつけない働きと、フッ素の歯を強くする働きの両方が得られるため、とても効果が期待できます。
5~6歳になると6歳臼歯が生えてくるため、歯の咬み合わせがすべて見えるようになれば、シーラントを開始しましょう。
ただし、シーラントはあくまで虫歯予防が目的の処置です。シーラントをした後もしっかり歯磨きをしなければ、虫歯になってしまいます。
また、磨耗や咬み合わせなどの様々な状況により、シーラントがとれてしまうことがありますので、定期的に歯医者さんでチェックしてもらいましょう。
- インフルエンザを予防するには手洗い・うがい以外なにかありますか?
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インフルエンザの予防対策としては、手洗いやうがい、ワクチン接種などがありますが、口腔ケアも、インフルエンザ予防に有効なことをご存じでしょうか。お口の中には、約30億〜6000億もの細菌が生息しており、これらの細菌は唾液中に酵素を出しています。これは、インフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素のプロテアーゼやノイラミニダーゼを出すため、口腔が不潔だとインフルエンザに感染しやすくなるというものなのです。
特に、歯周病菌が出す酵素は抗ウイルス薬では抑制できないため、口腔内を不潔にしておくと、インフルエンザウイルスの感染を助長してしまいます。さらに、お口の中の体温は、通常37℃前後に保たれており、唾液によって潤っています。ここに細菌の栄養分となる食べカスなどが常にあると、温度、湿度、栄養の条件が揃っているお口の中は、細菌が繁殖するには最適な環境となってしまうのです。
口腔内の細菌は、歯の表面だけではなく舌やのどの粘膜にも多く存在しています。インフルエンザ予防には、うがい・手洗いはもちろん、歯磨きもプラスして、口腔内の細菌の数を減少させて、インフルエンザや感染症を予防してください。
- タバコを吸うと歯周病が悪化しますか?
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喫煙は歯周病のリスクを高めます。
タバコの煙には数千もの化学物質が含まれていて、そのうちニコチンや発癌性物質などの有害物質は200とも300とも言われます。タバコを吸う人は吸わない人に比べ約3倍も歯周病にかかっていて、また2倍も多く歯を失っているというデータもあり、喫煙本数と比例して歯周病が重症化することも分かっています。
タバコの成分により、食べかすや細菌が付着しやすい環境を作ったり、血管収縮を起こすことで、歯茎に届く血液量が少なくなり、免疫力が下がってしまうことで歯周病の原因細菌が活発に働いてしまいます。また、代表的なニコチンは、唾液の分泌を抑える働きもあります。唾液が少なくなると、口腔内は乾燥して虫歯や歯周病の原因細菌の働きを強めてしまいます。これらの働きによって、タバコを吸うことが歯周病に悪影響を及ぼし、タバコを吸っている人は歯周病の進行が早いと言えるのです。
タバコは「百害あって一利なし」と言われるほど、私たちの身体に悪影響を及ぼす存在として広く知られています。また、タバコによる悪影響は吸っている本人だけに及ぶものだと思われがちですが、たとえ非喫煙者であっても、受動喫煙によって歯周病のリスクが高まることが明らかとなっています。歯の健康維持、特に歯周病の改善を目指すのであれば、禁煙は必須事項なのです。
- 神経の治療中の歯を放っておくとどうなりますか?痛みはありません。
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歯が痛くなって歯医者に通い始めたけど、都合が合わず、ついつい痛みがなくなった後、中断した経験のある人はいませんか?特に神経の治療は他の治療に比べると、治療期間が長くかかることが多くあります。患者さんからすると、同じような治療が繰り返されることに加えて、痛みや腫れがない場合は、処置がすすんでいることに実感しにくいかもしれません。しかし、この治療を中断すると後のダメージが特に大きくなります。歯の内部は、抵抗性が弱いため、あまり放置されると、虫歯が進行したり、根の内部が汚れ、細菌感染を起こし、症状を悪化させてしまうことがあります。特に治療中は、簡易的な蓋で閉じているので、あまり長い期間置くと隙間から唾液などが侵入して感染を助長することになってしまいます。長期間放置しすぎると治療不可能になり最悪の場合、抜歯になることもあります。
歯科治療は計画的に行われるものです。そのため、一度中断した治療を再開するとなると、結局最初からやり直しとなってしまう場合もあります。また、治療の中断は歯の寿命を一気に縮めることになるので、しっかり完治させ予防を行うことが寿命を縮めないポイントです。
- 神経の治療は、どうして回数がかかるのですか?
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歯の神経を取るといっても、細い一本の糸状のものをひとかたまりで引っこ抜くというわけではありません。歯の中央には歯髄と呼ばれる神経の束が存在しています。歯髄は、神経や血管の集まりであり、それぞれの歯によって1〜4本の根管が存在しています。当然ですが、根管の数が多ければ多いほど、治療には時間がかかります。また、根管の形状は様々で細かく枝分かれをしていたり、網目状になっていたり複雑な形をしていて、歯根が曲がっていると器具を真っ直ぐに入れることができないため、より細かく慎重な器具の操作が必要になります。さらに、炎症の大きさでも治療回数は変わることもあります。
虫歯が進んでしまい、やむなく神経を取らないといけない場合でも、きちんと治療をすれば歯の寿命を延ばすことができます。しかし、神経のある歯と比べると、神経を取った歯はもろく弱い状態と言えます。歯にとって、もっとも良い状態は神経がある状態です。大切な神経をとらなくてすむように、毎日のセルフケアをしっかり行い、歯科医院での定期的なメンテナンスで虫歯、歯周病の予防をしていきましょう。
- 先日、歯間ブラシを勧められました。フロスと歯間ブラシの違いは何ですか?
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デンタルフロスや歯間ブラシは、どちらも歯と歯の間を磨く清掃道具ですが、その用途には少し違いがあります。デンタルフロスは歯と歯の間の汚れを取ることが得意であり、一方歯間ブラシは、歯と歯の間よりも歯と歯茎の間の汚れを取るのが得意です。デンタルフロスは、細いナイロンの糸が何重にもより合わされて一本の糸のようになっています。この細い糸が歯と歯の接触している部位、また歯茎の溝にも入り込むので、すみずみまで歯垢を取り除いて綺麗にすることができます。また、糸であるため正しい使い方をすれば歯や歯茎を傷めることもありません。
歯間ブラシは、針金に放射状にナイロンの毛がブラシ状についているものです。歯間ブラシには太さに応じ、いくつかのサイズが設けられています。歯と歯の隙間がほとんどない人は、歯間ブラシが入らないという人も多くいらっしゃいます。その場合は、、無理に歯間ブラシは使わずデンタルフロスを使ってください。歯間ブラシは、特に歯茎が下がって歯と歯の隙間の下の方が空いてきた人やブリッジが入っている方にオススメです。歯間ブラシのサイズは、きつすぎず、ゆるすぎないものを選んでください。間違ったサイズを使ってしまうと、歯茎を下げてしまうこともあります。
デンタルフロスや、歯間ブラシを日常的に使用している人はまだまだ少数派のようです。歯ブラシだけでの歯磨きでは汚れの除去率は6割程度と言われています。しかし、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すれば、汚れ除去率は9割ほどにまで高まるとされています。ぜひ、皆さまも一日1回、デンタルフロスや歯間ブラシを使用することをオススメします。
- 出先で歯磨きができない場合、キシリトールガムを噛んでおけば虫歯予防になりますか?
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虫歯予防で大切なことは、しっかり歯垢を落とすことです。歯垢(プラーク)は、ネバネバしていて、歯の表面、歯と歯の間、歯と歯茎の境目に密着します。歯垢(プラーク)とは、細菌の塊です。また、磨き残した歯垢は唾液に含まれり成分により石灰化し、次第に石のように硬くなっていき歯石となります。歯石は、やっかいなことに歯磨きなどによるセルフケアでは落とせません。歯石になる前にブラッシングで歯垢をかき出すことが大切です。
では、ガムを噛むことっ歯磨きの代用になるのでしょうか?ガムの最大のメリットは、歯の表面についた汚れを落とすというよりも、噛むことで、唾液の分泌が促されるということです。唾液の分泌が促されるとら歯の再石灰化が促進されます。またキシリトールには、虫歯の原因菌であるミュータンス菌の活性を弱める働きもあると言われています。
このように、キシリトールガムは虫歯予防に効果的な働きをしますが、注意すべきことは、ガムにあまり頼りすぎないということです。ガムを噛むことは、あくまでもケアの補助です。歯ブラシやデンタルフロスなどを使い、しっかり歯の周りの歯垢を除去することが大切です。
- 歯槽膿漏とは、何ですか?通院で治せますか?
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歯槽膿漏とは、最近では「歯周病」と呼ばれることが多くなってきています。歯周病(歯槽膿漏)とは、日本人の80%が罹患していると言われています。歯周病は、何かしらの原因によって、歯を支えている骨がなくなっていく病気です。歯周病の原因は、人によって様々ですが、多く見られるのが磨き残しです。磨き残しによってできた歯垢(プラーク)の中には歯周病菌が潜んでいます。磨き残しが多くなればなるほど、歯周病菌は繁殖し、歯を支えている骨の組織が壊れていきます。歯周病を放置すると膿が出続け、歯を支えている骨がなくなることで歯がグラグラと動き始め、抜けてしまいます。
歯周病治療は、歯周ポケット内の細菌を減らし、環境を良くすることです。具体的には、歯垢(プラーク)、歯石の除去をしていくことです。通院回数は平均7〜8回となります。歯周病治療は、「治る」というよりは「改善させる」治療です。治療をしてもそのリスクを100%なくすことはできません。そこで大切になってくるのが予防やメンテナンスです。定期的に再発の原因となる歯垢や、歯石を落とすことでリスクを大きく回避することができます。それに加えて正しく身につけた毎日の歯磨きで歯周病のリスクや進行は大きく変わってくるのです。
- フッ素は体に悪いと聞いたことがあります。フッ素入りの歯磨剤で磨いても大丈夫ですか?
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まずフッ素には、細菌の活動の抑制、溶けたエナメル質の修復、歯質の強化をするなど虫歯の発生を防ぐ効果があります。これは、フッ素が歯磨きで虫歯の原因菌の働きを弱めて、細菌が作る酸の量を抑えたり、歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進させることで初期虫歯を治療し、さらには歯の表面を酸に溶けにくい性質に修復してくれます。
フッ素とは元素記号「F」で表される元素で、単体分子は常温では気体です。フッ素は、単体では存在することができません。しかし、複合体としてのフッ素は土、川、海、動物、植物など地球上のありとあらゆるところに含まれていて、地球上に暮らす生物は、みんなフッ素を取り込みながら生きています。歯磨き粉などの虫歯予防に使っているフッ素は、「フッ化物」です。「フッ化物」には、フッ素ほどの毒性はありません。さらに、「フッ化物」の使い方や、フッ素の量・濃度には制限もあります。通常、虫歯予防に使用されているレベルの「フッ化物」は、使い方さえ誤らなければ人体に悪影響を及ぼすことらありません。フッ素が体に害を及ぼすには約20kgの6歳児であれば、歯磨き粉のチューブ(950ppm 60g)を1.7本、60kgの大人であれば約5本を一気飲みするぐらいの量でなければなりません。ですので、普段の歯磨き粉や歯科医院でのフッ素塗布では、あまりにも量が少なすぎるので現実的には有害なことは起こらないとされています。用法・用量を正しく守って安心してお使いください。
- 妊娠中に歯科治療を受けても大丈夫ですか?
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妊娠中は、つわりや女性ホルモンのバランスの関係によって一部の歯周病菌が増加し、歯肉に強く炎症が出やすいと言われています。特に妊娠初期のつわりの時期は、口腔内の環境が悪くなりやすいため注意が必要です。歯磨き自体が吐き気を催すものになり、十分に歯磨きができなかったり、吐くことで、お口の中が酸性に傾くのも虫歯になる原因になります。また、赤ちゃんに影響があると言われているのが歯周病です。妊婦さんが歯周病にかかっていると、低体重児や早産のリスクが高まるというデータがあります。
また、妊婦中に虫歯治療をして虫歯をゼロにしておくことも大切です。その理由は、産後の母子感染です。生まれてきた赤ちゃんの口腔内の虫歯菌は、ほぼゼロ。虫歯ができる原因の多くは食器の共有などによる感染と言われています。ですから、生まれてくる赤ちゃんのためにも歯周病の治療や虫歯をしっかり治しておくことは、とても重要なことです。
治療に関しては、安定期であればおおよそ通常の治療ができます。
- 口臭が気になります。
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口臭のほとんどは、口腔細菌から産生します。毎日摂取する食べ物や、口腔組織、プラーク細菌などのタンパク質や炭水化物を舌苔や歯周ポケットにいる細菌がとりこみ、それらを代謝、分解する時に細菌の排泄物として、揮発性硫黄化合物と呼ばれる硫化水素、メチルメルカプタン、硫化ジメチルが発生します。これが口臭の原因です。
生理的口臭のほとんどは、舌苔です。舌ブラシなどで除去すると口臭が減少します。病的口臭は、歯周病です。
揮発性硫黄化合物は、毒性があり歯周組織の破壊を進めていきます。歯周病と口臭は、関係してます。お口の中を清潔にすることが大切です。
- フロスは使った方がいいですか?
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歯と歯の間に、歯ブラシの毛先を当てるのは、難しいです。歯垢(細菌)が残ってると、虫歯、歯周病になります。
フロスも、歯垢を取る道具の一つです。道具は、たくさんありますので、お口に合わせて選んでみてください。
- 何歳から歯医者に行ったらいいですか?
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お口の中には細菌がたくさんいます。歯が生えてくると、細菌が歯について虫歯になるということが起きてきます。
よって、その時から歯磨きが必要ですが赤ちゃんはガーゼなどで汚れを落としてあげてください。
京都市では,子どものむし歯予防と幼児期からかかりつけ歯科医をもつことを促進するため,2・3歳児を対象に「フッ化物歯面塗布事業」を実施されています。
フッ素塗布が初めての歯医者さんっということが多いですが、歯医者さんに慣れていくということも大切です。
お母さんや兄弟のクリーニングに一緒に着いてきてもらったりするといいと思います。そして、お口を上手に開けられるようになったら一緒に歯磨き練習したり、クリーニング、フッ素塗布をしていくことをオススメします。
- どんな歯磨き粉を使ったらいいですか?
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いろんな歯磨き粉があると思いますが、まず歯ブラシの毛先で歯垢(細菌のかたまり)を落とすことが大切です。
そして虫歯予防となるフッ素が入ってる歯磨き粉を使うと、歯を強くしたり再石灰化してくれたりします。
うがいをたくさんすると、フッ素も流れてしまいますので、発泡剤が少ないものを選び、うがいの量を少なめにしてください。
- 定期検診はどのくらいの頻度で行ったらいいですか?
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お口の環境やリスクにより、期間は1人1人異なりますが、最低でも3ヶ月に1度をお勧めします。
- 歯みがきをしていても、虫歯や歯周病になるのはなぜですか?
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どんなに丁寧に磨いていても、磨き残しは必ずあります。
自分ではなかなか落とせない歯の汚れや、歯肉の内側深く入り込んだ歯垢など、ご自身でとることができない汚れの除去のためにも、歯科医院でのクリーニングや定期健診が必要です。
- フッ素塗布は何歳からできますか?
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乳歯でも永久歯でもフッ素の効果は高いので、歯が生えてきたら、できるだけ早い時期から歯科医院でフッ素塗布をすることをお勧めします。
ただし、フッ素を塗れば安心なわけではありません。大切なのは歯みがきの習慣やきちんとした食生活、そして定期健診です。
インプラント
- インプラントの寿命はどのくらいですか?
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インプラントは、自分の歯に似た感覚で噛むことができ、自然に近い見た目であるというようなメリットがあることから、とても人気のある治療法です。ただし保険がきかず、治療費が高額であることから「どのくらい持つのだろうか」ということを気にする方も多いことと思います。
今回はインプラントの寿命はだいたいどのくらいなのか、また、なるべく長持ちさせるためにはどのようなことに注意をすればよいか、などについてご紹介します。
インプラントはチタンで作られているため、インプラントそのものの寿命は半永久的と言えます。しかし人間の歯として機能的に半永久的に安定して噛めるわけではありません。
厚生労働省によって行われた調査によると、インプラントが10年〜15年後にお口の中にとどまっている確率は上の顎の場合で90%程度、下の顎で94%程度となっています。
少しでも長く、快適にインプラントを使うためにも、注意したいポイントがいくつかあります。ここでは、インプラントの寿命を延ばすための、代表的な3つを紹介します。
- 定期的なメンテナンスを行う
インプラントのメンテナンスが不十分だと、歯周病の一種である「インプラント歯周炎」になることがあります。忘れずに定期メンテナンスへ足を運び、毎日の歯磨きでは取りきれない汚れを落として、インプラント歯周炎を防ぐことが大切です。
- タバコを辞める
喫煙回数が多い人は、インプラントと骨がしっかり結合する確率が下がり、手術が成功しにくいといわれています。
また、無事に成功したとしても歯肉の血流が悪化しているため歯周病の感染を起こしやすく、インプラントの寿命が短くなりやすい傾向にあります。
インプラント治療を選択するのであれば、禁煙したほうが長く口内の健康を保つことができるでしょう。- 歯ぎしり、食いしばりの対策をする
インプラントは人工的に作られた歯であるため衝撃に弱く、歯ぎしりや食いしばりによって直接負荷がかかってしまいます。そうなると、部品の破損やインプラント歯周炎を引き起こすリスクが高まるので注意しましょう。
日常的に歯ぎしりや食いしばりをしてしまう方はマウスピースを作製するなどの対策が必要です。インプラントの上部の被せ物が欠けてしまっただけなら、その部分を新しく作り直すか、修理するだけで元どおりになるケースがほとんどですが、顎の骨に埋め込んだインプラント体が脱落してしまった場合は、再手術が必要となります。
インプラントの寿命は、日々のお手入れや定期的に検診を受けるなど、管理方法によって差がうまれます。
けして安くはない費用を払い、手術をしてまで得たインプラントです。1日でも長く持たせるためにも、まずは普段のお手入れ方法から改善してみてはいかがでしょうか。
また、トラブルの放置は、インプラントをおこなった部位だけでなく、周りの組織にも悪影響を及ぼす危険性があります。定期的に歯科医院でのチェックをおこないましょう。またインプラント治療をお考えの患者様はカウンセリングのみでもご説明させて頂きますのでお気軽にスタッフにお声がけください。
- 金属アレルギーですが、インプラントはできますか?
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金属アレルギーの原因は、『金属が汗などと反応すること』が引き金になっている場合が多いと言われています。そして、歯科治療と金属アレルギーも密接な関わりがあると言われています。
歯科治療で使われる、詰め物や被せ物、ブリッジや入れ歯などには、色々な金属が材料として使用されており、特定の金属アレルギーがある患者さんでは、アレルギー反応が生じることも珍しくはありません。
インプラント治療では、医療用の純チタンを使用しています。この医療用チタンは、歯科治療でのインプラントだけではなく、人工関節やペースメーカーなどでも広く使用されている金属です。特殊な効果により金属イオンが溶け出さないというメリットがあり、人体との親和性が高く、アレルギーを起こしにくい金属と言われています。
チタンはアレルギーを非常に起こしにくい物質ではありますが、稀にごく一部の人には、チタンに金属アレルギー反応を示すケースがありますので、治療開始前に皮膚科などでチタンのアレルギー検査(パッチテスト)を受診すると、より安全といえます。
- インプラント治療後、何か気をつけることはありますか?
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インプラント治療は、できる限り自分の歯を残し、まわりの歯に影響を与えないようにする治療方法です。天然歯と同じように日頃のケアが大切でケアを怠るとインプラント周囲炎などの病気になることもあります。
インプラント周囲炎とは、顎の骨に埋め込んだインプラントの周囲の組織で起こる炎症のことです。天然歯の清掃が不十分だと歯周病になるように、インプラントの周囲の清掃を怠っているとインプラント周囲炎になってしまいます。インプラント周囲炎を放っておくと歯周病と同じように、インプラントを支える骨が溶けてしまって、埋め込んだインプラントがぐらつき、最終的にはインプラントが抜け落ちてしまうことがあります。
インプラント周囲炎の主な原因は、インプラントの周囲に溜まった歯垢(プラーク)です。歯磨きがしっかり行われていないせいで、歯垢の中で細菌が繁殖し、インプラントの周囲組織が炎症を起こすのです。インプラント周囲炎は、歯周病よりも症状に気づきにくいと言われています。歯磨きなどの日常的な清掃にプラスして、歯科医院での定期的なメンテナンスを受けることは、普段の歯磨きでは取れない歯石取りができたり、早期発見ができ、インプラント周囲炎を予防するポイントなのです。だから、毎日のセルフケアと歯科医院でのメンテナンスがとても重要と言われています。
- インプラントを骨に入れることで、何か身体に影響はありますか?
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チタン製のインプラントは生体になじみやすく、腐食しません。また拒絶反応を起こしにくいことが証明された材質でもありますので、身体に悪い影響はありません。
- インプラントの手術は痛くないですか?
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局所麻酔を十分に使用して行ないますので、痛みを感じることはありません。
手術後2~3日腫れたり痛んだりすることもありますが、親知らずを抜いた時の痛みほどひどいものではないと言われています。
- 自分の歯と同じように噛むことができますか?
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インプラントが骨にしっかり固定されていますので、ご自分の歯とほぼ同じ感覚で噛むことができます。入れ歯のような不快な違和感もありません。
- インプラントとMRI
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「インプラントをしていると、MRI検査を受けられないのでは?」という質問をよく聞きます。 昔は、手術や治療で体内に金属を入れた方は、MRI検査を受けることはできない…とされていたそうですが、現在では全く問題ありません。 骨折した際にプレートやネジを埋め込んだ場合でも、MRI検査は受けられるのですから、インプラントでもMRI検査は受けることが出来ますよ。
ただ、稀に、MRIの画像にノイズが出たり、歪んでしまったり…と画像が乱れてしまう場合があるそうです。 もちろん、首から下のMRI検査には関係ありませんが、首から上の部分をMRI検査した場合、乱れが生じる可能性はあります。 しかし、それによって何らかのトラブルが起こるというわけではありませんので、特に心配や不安に思うことはないと思います。
インプラントとMRIは特に関係がないとはいえ、それでも不安であれば、担当医師に相談することも大切です。
- インプラントメーカー
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当院では、国産インプラント・日本メディカルマテリアル社(JMM)のPOIインプラントを使用しております。
POIインプラントは、日本のインプラント・システムの中では最も歴史が古く、世界的企業「京セラ」を前身としています。開発当初より『日本人による日本人ためのインプラント』と呼ばれており、日本人の顎の大きさや骨の性状を考慮し開発されているので、信頼性の高い安心して使用できるインプラントシステムの一つです。JMMは日本最大のインプラントメーカーといえるでしょう。
当院での臨床実績でも、埋入後の予後など良好な結果が得られております。当院は開業当初からインプラント治療を導入していますが、当時に治療された患者様のインプラントは今現在でも機能しています。
審美歯科
- ホワイトニング、”歯科医院”と”歯科医院以外”の違い
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歯科医院でのホワイトニングと、歯科医院ではないお店で行うホワイトニングの違いについて。
最近、歯科医院以外のお店で行う歯のホワイトニングをよく耳にするようになりました。
そこで、歯科医院で行うホワイトニングとの違いについて、ご説明いたします。
まず、歯科医院では歯科医師の監督の下、専用の薬剤を用いての歯のホワイトニングとなります。 薬剤は、過酸化水素、過酸化尿素といった、専門家でないと扱うことができないものになります。 扱いを間違えると危険な為、歯科医師か、歯科医院のスタッフが歯科医師の監督のもとでしか扱うことができません。 しかし、その効果は元々の歯の色よりも白くすることができるほどです。(注:歯の状態によってホワイトニングできない歯もあります。)
次に、歯科医院以外でのホワイトニングですが、専門知識と資格を持つ人がいない為、使える装置や薬剤は限られております。 その為、歯科医院でのホワイトニングとは違って、薬剤ではなく、『よく汚れが落ちる歯磨き粉』で汚れや着色を取ることで歯を白くする。 とは言っても本来の歯の色よりも白くはなりません。 最大限で、元々の歯の色になる、に留まります。
患者様のご希望にもよりますが、歯を真っ白に輝くようにしたいとご希望されるならば、歯科医院でのホワイトニングをおすすめ致します。
- 歯のホワイトニングについて
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歯のホワイトニングについてお話しします。 まず「ホワイトニングとは何をするか?」ですが、端的に言いますと、着色や変色した歯を白くすることです。
歯科医院では、専用の薬剤を使用して漂白を行います。 薬剤は”過酸化水素”や”過酸化尿素”という成分が含まれるジェルなどを使います。 方法としては2種類の方法があり、歯科医院の診療室で行う”オフィスホワイトニング”と、歯科医院で型取りをして、患者様専用のマウスピースのようなホワイトニングトレーを作成し、ご自身で行う”ホームホワイトニング”とに分けられます。
また、ホワイトニングをすることによって、どれ程白くなるかと言いますと、元々の歯の白さよりも白くなります。
しかし、このホワイトニングの方法では白くできない歯もあります。 それは、テトラサイクリンという薬剤により変色した歯、被せなどの人工の歯です。 歯の神経が死んでしまって変色した歯も難しいことがあります。
では、実際どういった作用をもって漂白を行うか。
二つの作用機序があり、一つ目は先程申しました過酸化水素が塗布後、水と酸素に分解され、その時に発生したフリーラジカルという不安定な分子が、安定な分子となるために色素と結合していくことで、色素成分が細かく分解され、漂白効果が発現します。
もう一つは、歯を表面のエナメル質の構造を改造し、白く見せるという作用があります。 マスキング効果と言われ、エナメル質という物は微細で透明な柱状の構造物の集合体でありまして、その柱の断面は六角形になってます。 そのエナメル質の表面の構造を、六角形から、丸みを帯びた形に改造し、光の透過度を変えます。 それによって、エナメル質の内側にある象牙質の色が透けて見えないようにし、白く見せる、という作用があります。
以上の作用により、歯科医院で施術するホワイトニングでは、患者様の本来の歯の色を取り戻す以上に白い歯になります。
白い歯は、若々しく見え、清潔感があります。 そして歯が白いと、肌の色も明るく見え、人前で堂々と歯を見せて、笑顔を作れます。 結婚式など、大事なイベントでは、輝いた笑顔を魅せれますし、笑顔が素敵な写真も残せます。
歯の色でお悩みの方はもちろんですし、ホワイトニングにご興味を持たれた方も、ご遠慮なく、まずは当院スタッフにお声かけ下さい。
- マスクを外す機会が増え歯の着色が気になります
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脱マスクで口元を見せる機会が増えたこよにより、ご自身の歯並びや歯の色を気にする方が多く見られます。
人との会話や笑っている時など歯が白いとより素敵に見えますよね。
そもそも歯の着色はなぜ起こるのかご存じですか?歯の着原因は大きく分けて2つに分類されます。
1つは歯の表面に色素が沈着する外因性着色です。
緑茶やコーヒー、カレーなどの飲食物やタバコのヤニ、うがい薬などの薬剤により着色します。
嗜好品をよく食べる人は口が乾燥している人や歯並びが悪い人、唾液が少なく着色が付きやすいと言われています。着色しやすい食べ物を食べた後はすぐうがいをしたり、歯を磨いて着色の原因物質を洗い流し予防しましょう。
外因性着色は歯科医院でのPMTCやクイックジェットによるクリーニングで改善できます。
2つ目は歯の内部から引き起こされる内因性着色です。加齢によるものや神経のない歯にみられます。この場合ホワイトニングやオールセラミックというかぶせ物を入れることで改善されます。
当院ではホームホワイトニングを行っております。
では着色除去とホワイトニングでは何が違うのでしょうか?着色除去とは歯の表面の着色を取り除き本来の歯の白さに戻すことで、ホワイトニングとは歯を削ることなく薬剤を用いて本来の歯の色より更に白くすることです。
着色除去で本来の色を取り戻した後、ご自身の歯の色味が気になる方はホワイトニングを始めることをお勧めします。ぜひこの機会に着色悩みを解決し美しい歯を目指しましょう。
歯の着色、変色を改善したいとお考えの方はお気楽にご相談ください。
- セラミック治療の特徴は?
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セラミック治療とは、詰め物や被せ物をセラミック製のものにする治療で、分かりやすく表現するなら「セラミックの詰め物や被せ物を入れる治療」です。以前までは詰め物や被せ物の材質は銀歯が一般的でしたが、最近ではセラミックが人気となっています。
このため、銀歯を使用している方がセラミック治療によってセラミックに交換するケースも増えているのです。ではなぜ銀歯ではなくセラミックにこだわる方がそこまで増加しているのか?…それはもちろん、セラミックには銀歯よりも優れた特徴がいくつもあるからです。
セラミック歯の最大の特長は、見た目の美しさです。単に白色であるだけでなく、天然のエナメル質が持つ透明感や光沢まで、忠実に再現できるのです。これは銀歯ではもちろんのこと、プラスチック材料のレジンでも実現不可能です。
銀歯は主に「金銀パラジウム合金」で製作されます。金・銀・パラジウム・銅・インジウムなど、さまざまな金属を組み合わせた材料で、強度は極めて高いです。けれども、材料としての安定性はそれほど高くはなく、唾液や熱刺激によって金属イオンが溶け出すことがあります。イオン化した金属が組織内に取り込まれ、タンパク質と結合するとアレルゲンとなります。その結果、金属アレルギーを引き起こすのです。溶け出した金属が歯茎に沈着すると、メタルタトゥーが生じます。セラミックは文字どおり陶器ですから、金属を使用していません。このため、金属アレルギーの方でも安心して使用できるのです。
また銀歯はプラークが付着しやすく、さらに長年の使用で劣化していきます。そうなると詰め物や被せ物としての接着も弱まってしまい、歯との間に隙間が生じてしまいます。
この時、生じた隙間から細菌が侵入することで二次虫歯が起こりますが、セラミックはプラークが付着しにくい上に隙間も生じにくいため、二次虫歯を予防できるのです。
セラミック治療は、保険適用外となり自費での治療になります。
そのため、患者さまの皆さまに納得したうえで治療を受けていただきたいと思います。
どのような事でも構いませんのでお気軽に当院までご相談下さい。
しっかり相談してから治療計画を立てていきましょう。
- 歯と歯の間に隙間が以前よりもできましたがなぜですか?
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歯と歯の間に隙間があるのはいわゆるすきっ歯のことです。
すきっ歯には、先天的な要因と後天的な要因があります。
まず、生まれつき歯が小さいもしくは生える角度が悪い、形がいびつだと隙間ができる場合があります。
さらに、永久歯が顎の骨の中に埋まるなどして欠損しており、本来生えてくるはずの歯がないと、その分隙間が生じてしまいます。
また、顎の骨の大きさに対して歯が小さい、もしくは大きいなど顎と歯のバランスが悪いのも原因のひとつとされています。
後天的な要因としては、癖や習慣などが挙げられます。
例えば、頬杖をつくと奥歯のかみ合わせがズレたり、舌で前歯を押したり子どもの頃の指しゃぶりの癖も特に前歯の隙間があいてしまう要因となります。
また、加齢による歯茎下がりもその一つとされています。
年齢を重ねると歯茎のハリを維持するコラーゲンが減少し、下がってきて歯の隙間が増えてくるからです。
歯磨きがきちんとできていないと、歯の隙間や歯と歯茎の間の歯周ポケットに食べかすや歯垢が溜まり、細菌が石灰化して固まった歯石が付着します。
すると、歯周病菌が増殖して歯槽骨という歯を支えている骨を溶かすため、どんどん歯茎は下がって隙間が広がっていくのです。
さらに、歯の隙間が増えると上下の噛み合わせがズレ、歯にかかる圧力が強くなり、歯の隙間をさらに広げてしまう場合もあるのです。
咀嚼時や重たいものを運ぶ際などに、ぎゅっと歯を噛みしめたり睡眠中に歯ぎしりをしたりなど常に歯に強い圧力がかかるような癖は、歯を少しずつ移動させ、隙間を大きくすることにもつながります。
夜間の歯ぎしりを原因として前歯の隙間が広がった方は、マウスピースの使用をおすすめします。就寝中に装着することで、歯の移動、歯のすり減りを予防することができます。
このように歯と歯の隙間に関しては様々な理由があります。
原因を正しく理解して適切な対処をすることが大切です。
気になる方はお気軽にスタッフにご相談下さいね。
- ホワイトニングと歯のクリーニングは何が違うのですか?
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ホワイトニングと歯のクリーニングは何が違うのですか?
まず歯のクリーニングとは歯石や歯垢、着色汚れを除去することです。
スケーラーなどの特殊な器具を使って歯や歯茎に蓄積した汚れを落とします。
また、専門的なクリーニングによって口腔内の汚れをきれいに取り除くことで、唾液の状態を改善することにもつながり、口臭予防や虫歯・歯周病のリスクを長期的にコントロールできます。
クリーニングによって歯の表面の汚れや色素を取り除くことができれば、歯が本来持つ白さが復活します。日頃の歯磨きでは落ちなかった汚れがなくなることで、歯が見えた時の印象が大きく変わるかもしれません。
このように、口内環境の改善から健康をサポートし、さらに見た目の印象の向上につながるという点が「クリーニング」のメリットといえるでしょう。歯のホワイトニングとは、歯の表面を白くすることで見た目をきれいにする施術のことです。歯の漂白ともよばれ、汚れを取り除くクリーニングとは根本的に目的が異なっています。歯の表面の着色や変色であればクリーニングでも充分に対応可能ですが、内部にまで変色が及んでいる場合はホワイトニングによる漂白が必要になります。特殊な薬剤を用いて、余分な色素を落とします。
ホワイトニングには、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングがあります。オフィスホワイトニングは、歯科医師の指導で直接ホワイトニングを行えるため、白さを実感できる反面、同じ歯医者さんに定期的に通う必要があります。
ホームホワイトニングは歯医者さんに通わなくてもいいというメリットがある反面、白さを時間できるまでに時間がかかる点がデメリットです。
ホワイトニングは基本的に美容診療のため、「歯をより美しく保ちたい人」におすすめです。例えば、接客業や営業など、普段から人と対面で接する機会が多い職業の方は歯を見られることが多く、見た目の印象ががらりと変わってしまいます。
また、喫煙習慣などが原因で歯の変色が奥深くまで浸透している場合、通常のクリーニングでは改善しきれないため、ホワイトニングによって蓄積した余分な色素を落とす必要があります。
ホワイトニングをする前にクリーニングで歯についている汚れを除去することにより効果的に歯を白く綺麗にすることができます。歯の色によってお顔の印象も明るくなりますので検討されている方は一度スタッフにお気軽にご相談下さい★
- Q.ホワイトニングは歯に悪いのですか?
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Q.ホワイトニングは歯に良いですか?悪いですか?
歯が白くなれば印象がすごく変わりますよね。歯を白くするホワイトニングは年齢問わず多くの患者さんに人気があります。
ですが患者さんの中には「歯の健康にホワイトニングは影響しないのですか?」と不安に思われている方も多いです。
ホワイトニングで歯が白くなるしくみ
ホワイトニング薬の成分として採用されている過酸化尿素や過酸化水素は、前述の〈着色汚れ〉を無色透明に分解する働きがあり、これにより歯が白くなります。また、これらの成分は歯の中に含まれる色素も分解し〈本来の歯の色自体〉も白くする「ブリーチング効果」があります。
また、加齢とともに進む歯の変色に対しては、「マスキング効果」と「ブリーチング効果」が歯を白くみせていきます。マスキング効果とは、過酸化水素がエナメル質表層の構造を変化(角状→球状)させることで光の乱反射を起こし、エナメル質を曇りガラスのように白く見せるしくみです。
ホワイトニングはこのような複雑なしくみにより歯を白く見せていきます。日本の歯医者さんで、ホワイトニング治療に使用してもよいと認められている薬剤は、過酸化水素35%以下のものだけです。
過酸化水素の濃度が高ければ高いほど、ホワイトニングの効果は期待できます。そしてホワイトニングの薬剤は虫歯菌や歯周病菌を減らす効果もあるといわれています。
神奈川歯科大学の2014年の研究では、高濃度の過酸化水素を使用したホワイトニングで、初期虫歯の部分が再石灰化したことが報告されました。もちろん穴が空いてしまっている大きな虫歯は治療の必要がありますが、カルシウムが溶け出しているだけの初期の
虫歯はホワイトニングで改善する可能性があります。また、日本大学松戸歯学部の研究(2004年)で、ホワイトニング直後にフッ素を歯に塗布すると、ホワイトニングせずにフッ素を塗布した時より
フッ化アパタイトが多くできたという報告があります。フッ化アパタイトは酸に対する抵抗力が強く、虫歯になりにくい歯になります。ホワイトニングしてすぐの歯は、していない歯よりも敏感になっていることは事実です。だからと言って、ホワイトニング=虫歯になりやすい歯になる、と直接的に結びつくことはないのでご安心ください。
ここまでの説明でお分かりいただけたかと思いますが、ホワイトニングと虫歯には、良きにつけ悪しきにつけ、大きな関係性はないと言えます。つまり、冒頭で提起した、「ホワイトニングをしたら虫歯になりにくいの?」という問いの答えは、NOということです。やはり、歯医者でのアドバイスを受けながらの、日常の歯磨きやケアがもっとも効果的な虫歯予防です。
当院でもホワイトニングは年齢問わず人気があります。興味がある方はお気軽にスタッフにお声がけくださいね。
- Q.ホワイトニングでどんな歯でも白くなりますか?
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白くきれいな歯への憧れは誰でもありますね。セラミックの歯を入れて白くする方法もありますが、被せや詰め物の歯の無い方は、削らずに白くする方法をまず考える方法を考えてみた方が良いと思います。 削らずに歯を白くする、それがホワイトニング治療です。
ですがホワイトニングをすればどんな歯でも白くなるわけではありません。
ホワイトニングの効果が期待できる場合は以下の着色です。
日常生活の中で着色する場合 喫煙は大きく影響をします。また、赤ワイン、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、カレー等、着色しやすい食品を摂る頻度が多いと歯も着色しやすいと言われます。
加齢によって着色する場合 お歳を重ねると、だんだんと歯は黄ばんでくる傾向にあります。
これら着色は歯を削らず薬剤で脱色するホワイトニング治療で歯を白くできます。色合いも白い色を塗ったようなかんではなく、歯全体の黄ばみがとれて自然な白さにすることができます。
ホワイトニングの効果が表れない着色は以下のようなものになります。
先天的に着色する場合 高濃度のフッ素を長期間服用した場合や、母胎がある種の抗生物質を服用した場合、ある種の歯の奇形などでは先天的に歯の色が全体的に着色している場合があります。この場合はホワイトニング治療では対応が難しい場合が多いと思います。
歯の神経を取ったために着色する場合 通常神経をとった歯は、だんだん色が黒ずんできます。また神経をとった歯に金属の土台を入れた場合、その金属が溶け出して歯を真っ黒にする場合もあります。
以上の場合はセラミック等で審美修復をすることで綺麗な白い歯にすることができます。
セラミック等で審美修復する場合はセラミックの部分は後からホワイトニングをしても色合いは変わりません。なのでセラミックを入れる前にお口全体をホワイトニングでトーンアップしてから詰め物や被せ物の色を決めていくのがおすすめです。
当院でもセラミックなどの審美治療、ホワイトニングについても取り扱っていますので気になることがあればお気軽にスタッフにご相談ください☆
- セラミックの特徴って?
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セラミックとは、陶器と同じ材料のことを言います。歯科治療で使用する金属やプラスチックなどの他の歯科治療用素材と比べ、審美性、機能性、耐久性など、全ての面で優れた歯冠修復素材です。
セラミックの特徴は、①見た目が綺麗 ②変色、劣化しない ③汚れが付きにくく、虫歯になりにくい ④金属アレルギーの方にも使用できる といったことが挙げられます。
特に、オールセラミックは金属を全く使用せず、天然歯のような透明感やグラデーションの再現が可能で、もとの歯とほとんど見分けがつかないほどです。また、金属をまったく使用していないため、金属アレルギーの心配がないことはもちろん、金属のかぶせ物によく起きる歯茎の黒ずみのトラブルもないため、長期間にわたって綺麗な状態を維持することができます。
一方で、セラミックのデメリットは、一点に強い力がかかると割れてしまうということです。日常的に、歯ぎしりや食いしばりのある方は、マウスピースなどを用いて、衝撃やダメージを与えない工夫が必要となります。また、金属のものに比べて削る量が多いとも言われています。これは、セラミックにある程度の強度も持たせる必要があるためです。
おおくぼ歯科医院では、E-MAX、ジルコニア、メタルボンド、オールセラミックと数種類のセラミックをご用意しております。お気軽にお声かけ下さい。
- ホワイトニングに年齢制限はありますか?
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ホワイトニングには、厳密な年齢制限があるわけではありません。
しかし、ホームホワイトニングに使われている薬には、『過酸化尿素』という成分が含まれているのですが、これはエナメル質に浸透しやすいという特徴があります。エナメル質が未成熟な状態(乳歯や永久歯に生え変わったばかりなど)では知覚過敏などの症状やダメージを受けやすくなります。したがって個人差はありますが、エナメル質の成熟が完了した18歳以降からホームホワイトニングを可能としている医療機関が多いです。
しかし、どんなに歯医者さんで未成年のホワイトニングの規制をしても、市販のホームホワイトニングキットを購入してしまえば誰でも施術が可能です。市販のホワイトニング薬剤の中には短期間で効果はある反面、刺激が非常に強いものもあるため、未成年の方がそれらを自己責任で使うのは非常に危険です。使い方や期間、頻度を間違えれば健康な歯茎や歯を簡単に痛めてしまうこともあるのです。特に成長期の歯、歯茎は柔らかく繊細なので気を付けなければいけません。
子供の歯を白く保つためには何と言っても歯ミガキの習慣をしっかりと身につけることと、歯医者さんでの定期的なクリーニングが大切です。衛生士のクリーニングで、歯に付着した汚れを落とすことで歯本来の色を取り戻すことが出来るのです。
- ワイヤー矯正はどんなものを取り扱っていますか?
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当院では、「デーモンシステム」という画期的な矯正装置を導入しております。
デーモンシステムは、アメリカの矯正歯科医であるデュイット・デーモン博士(Dr. Dwight H. Damon)により発案されました。ワイヤーとブラケット(歯に直接接着される器具のこと)の間に生まれる摩擦力を極限まで抑えて、弱い力で効率よく歯を動かすことができる矯正システムです。
従来の矯正装置では、ブラケットにワイヤーを固定するために、「結紮(けっさつ)」という締め付ける作業が必要でした。しかしデーモンシステムでは、ブラケットに付属しているシャッターを閉じるだけで、ブラケット自体がワイヤーを固定できるようになり、結紮の必要がなくなりました。また、特別な形状記憶合金でできたワイヤーは、左右に自由に動くことができ、ブラケットとワイヤーの間の摩擦力を、従来の600分の1にまで抑えることに成功したのです。その結果、従来の矯正とは異なる歯の移動が認められ、多くのメリットが生まれました。
まず、弱い力で歯を動かすため、歯に必要以上に強い力がかかることがなく、矯正治療につきものだった歯の痛みを軽減することができたのです。また、効率よく歯を動かすことができるので、矯正治療にかかる期間も大幅に短縮することができました。この二つは「デーモンシステム」が持つ最大のメリットとなります。
これまでの矯正治療になかなかトライできなかった人も、歯並びが気になる方は、この機会に一度検討してみてはいかがでしょうか。
お気軽にご相談ください☆
- 子供でも矯正できるんですか?
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子どもの歯並びは、健康的な成長や虫歯予防に深く影響しています。特に、顎の骨や歯がやわらかく動きやすいことから、矯正期間を短くできたり、抜歯のリスクを減らすこともできます。
子どもの矯正は大きく2段階に分けられます。乳歯と永久歯が混ざった混合歯列期(6歳~小学校高学年)に始める一期治療と、永久歯に生え変わったあと(小学校高学年から中学生くらいまで)の二期治療に分かれます。一期治療では、顎の骨格の矯正が中心となり、二期治療では歯列矯正が中心となってきます。受け口や出っ歯などの骨の状態が歯並びに影響している場合には、一期治療時期から顎の状態を調整していきます。八重歯などの凸凹した歯並びの場合は、顎が成長しないことで、永久歯が生えるスペースを十分に確保できないことが原因のため、顎を広げる治療を行うことで、今後の矯正で抜歯をするリスクを減らすことができます。
二期治療では、基本的には大人が行う矯正と同じように、歯にブラケットという矯正器具をつけ、ワイヤーの力を使って歯を動かしていきます。一期治療の矯正結果によっては、この二期治療が不要になる場合や、期間を短縮できる場合もあります。また子どもの状態によっては一期治療の矯正はせず、二期治療のみを行う場合もあります。歯並びについて気になることがあれば、お子さんにとって最適な矯正治療開始時期を見極めるためにも、ご相談には、早い時期に来ていただければと思います。
- コンポジットレジンとセラミックの違いはなんですか?
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コンポジットレジンとは、一般的な歯科医でもよく用いられるプラスチックの補綴物のことです。コンポジットレジン充填とは、虫歯の部分を削った後に歯科用プラスチックを詰める治療法のことを言います。レジン(プラスチック)を用いた治療法は、歯科治療でもポピュラーな治療法の一つです。コンポジットレジンのメリットは、保険適用で白く治せる、治療が1日で終わる、金属を使用しないので、金属アレルギーの心配がない等があります。
デメリットは、プラスチックの素材がゆえ、時間が経つと(経年変化)変色します。また、強度も弱く、欠けたり割れたりしやすいため、大きな虫歯など、レジン充填では治せないケースがあります。
セラミックとは、金属を一切使用せず、セラミック(陶器)で作られた補綴物のことをいいます。セラミックは詰め物やかぶせ物(型を取る治し方)に用いられる素材です。
セラミックのメリットは色の変化がなく、透明感があり、とても審美性に優れています。また、汚れや歯石が付着しにくく、落ちやすいため、虫歯や歯周病もリスクも低いと言われています。また、詰め物やかぶせ物に用いられる素材のため、レジン充填ではできない大きな虫歯の治療にも適用できます。デメリットは、保険適用外治療のため、費用が高いことや、陶器の素材のため、硬度があり噛み合わせなどが原因で割れることがあるということが挙げられます。
それぞれの特徴を理解してから治療を選択することが大切です。
- 歯の着色が気になります。
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歯の表面はツルッとしているように見えますが、実際に顕微鏡で見ると目には見えないような溝や穴が無数にあります。これらの溝や穴に食べ物や飲み物の色素が入り込むと歯の着色になります。
食べ物や飲み物の色素とは、代表的な飲み物だとコーヒーや紅茶、お茶、ワインやカレーなどがあります。それらには、タンニンと言われる色素や渋みの元となるものが入っています。これらを摂取することで表面にタンニンがつき、それが残留することで歯の黄ばみとなってしまうのです。嗜好品をよく摂る人、歯垢などの汚れが溜まりがちな人、歯並びが悪い人、研磨材の入ってない歯磨き粉を使用している人、唾液が少なく口の中が乾燥している人は着色が付きやすいと言われています。
当院では、お口の中の状況に合わせてPMTC(表面清掃)やクイックジェットでクリーニングを行なっております。歯の着色自体は健康に害を及ぼすことはありませんが、着色を取ろうと歯ブラシでゴシゴシ強く磨いてしまうと歯や歯ぐきを必要以上に傷つけてしまい、知覚過敏や歯ぐきに傷が付いてしまう原因となります。「すぐに着色する」という人は、日頃口にしている食べ物や飲み物で色の濃いものが多くないか見直してみたり、歯の表面が歯垢や歯石などでザラザラして着色しやすくなっていないか確認してみてください。
- 詰め物を入れて治療が終わったのにしみるのは、なぜですか?
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神経のある歯を治療すると、もともと痛みがなかった歯でも時々しみたり、痛みが出たりする時があります。その理由はいくつかありますが、一つは治療した時の熱や振動により、神経が過敏な状態になっていること。二つ目は、虫歯が大きく、削ったところが神経までギリギリだということ。三つ目は、金属系の詰め物を入れたことで、熱の伝導性がよくなり、冷たいものや熱いものがしみるということです。
特に多く見られるのが、三つ目の「金属を入れた時」です。
痛みが取れるまでの期間は、歯の状態や人によって個人差があり、数日から数週間、数ヶ月という方もいます。しかし、時間と共に過敏になっている神経が落ち着いてくると症状も治ってきます。これは、歯が神経を守ろうとして神経を囲むように新しい歯を作るからです。
この新しい歯を第二象牙質といいますら、
では、そもそも「象牙質」とはなんでしょうか。象牙質とは歯を作っている硬組織の一つです。歯冠部は、外側からエナメル質、象牙質、歯髄、歯根部はセメント質、象牙質、歯髄というようにいくつもの組織が層なってできています。象牙質は、どちらにも含まれるとても大切な組織となります。
象牙質の特徴は、硬さはエナメル質よりも柔らかく、クッションのような役割も担っています。象牙質が露出してしまうと、しみるなどといった症状がでてきます。
二次象牙質とは、虫歯で削った後に失った象牙質を新しく補填するように歯髄の内側にできる組織のことを言います。
二次象牙質がだんだん厚くなってくると、刺激が神経に伝わりにくくなり、しみる症状が緩和していきます。ですので、治療後にしみる場合は、痛みがひどくならないようであればあまり、神経質にならず、様子をみてみてください。あまりに痛みがひどくなるようでしたら、遠慮せず、お尋ねください。
- 結婚式前に歯を白くしたいです。どんな方法がありますか?
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歯が黄ばむ原因は、汚れ・加齢・遺伝の3つがあります。歯の表面の汚れは、クリーニングをすればある程度落とすことができます。
クリーニングは、あくまで歯の表面についている汚れのみを落とす処置なので、もとの歯の色を白くすることは出来ません。
加齢・遺伝は、ホワイトニングで白くすることができます。ホワイトニングとは専用の薬剤を使って歯の内側から白くしていくものです。クリーニングとは違い、歯そのものの色を白くすることができるため、効果を実感して頂きやすいです。
ホワイトニングには、ご自宅で行なっていただく「ホームホワイトニング」と医院にて行う「オフィスホワイトニング」、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用した「デュアルホワイトニング」の3種類があります。ホームホワイトニングとは、就寝時にホワイトニング剤をつけた専用マウスピースをはめていただくものです。期間は約2週間となり、上下全ての歯をホワイトニングすることができます。ご自宅で簡単にできるため、なかなか医院に通う時間のない方に人気があります。
オフィスホワイトニングは、医院で行うホワイトニングとなります。ホワイトニング剤を塗布し、光照射をして歯を白くしていきます。主に前歯のみの処置するため、「前歯だけ白くしたい」という方にオススメです。効果を実感できるまで個人差はありますが、2〜3回の処置が必要となります。
デュアルホワイトニングは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用したものになります。各ホワイトニングの中で、一番効果が出やすいと言われています。
全てのホワイトニングは、クリーニングで汚れを落としてからの処置となります。また、ホワイトニング中は一時的に知覚過敏の症状が出ますが
歯が弱くなることはありませんので、安心してお使いいただけます。
- 入れ歯の金属のバネが気になります。
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当院では、金属のバネを使用しない「スマイルデンチャー」を取り扱っております。
スマイルデンチャーとは、金属を使用せず、歯茎に近い色の樹脂で固定する目立たない入れ歯です。
気になる金属のバネがないので、入れ歯と気づかれないほど自然です。スマイルデンチャーは、奥歯や2〜3本の少数歯が欠損されている方や、
入れ歯を入れて笑うと金属のバネが見えて気になる方にオススメです。
- 銀歯を目立たなくする方法はありますか?
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- 銀歯の詰め物を一度外し、セラミックで白い歯に変えることができます。セラミックは、色の変色がなく、透明感もあり自分の歯のように馴染みます。小さな虫歯を治して使う詰め物や、被せもの、さらには歯がない部分に使うブリッジに使用するこてができます。また、プラスチックと比べ、固いため歯ブラシや噛み合わせで磨耗や、劣化することもなく、表面もツルツルしているので、汚れもつきにくい材質です。また、金属も使っていないため、銀歯のように金属が溶け出し、歯や歯茎が黒くなったりすることもありません。金属アレルギーの心配もありません。銀歯は、時間とともに劣化、錆びてくるので銀歯と歯に隙間が、できやすく、中で虫歯が広がりやすいとも言われてます。銀歯をセラミックに変えることは、見た目だけではなく、たくさんの利点があるのです。
- 治療した歯の色が変色してきたのですが…
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保険診療で治療した場合、素材がプラスチックなので、年数が経つと水分を吸収し変色してしまいます。自由診療のセラミックは、何年経っても変色することがないため、いつまでも透明感のある自然な歯を手に入れることができます。
- ホワイトニングとクリーニングの違いはなんですか?
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ホワイトニングは、歯の色そのものを白くします。歯のクリーニングは、歯の色はそのままに表面の汚れを除去することです。
まずは、クリーニングで表面の汚れを落としてからホワイトニングを行います。
当院について
- 海外へ2ヶ月間、留学します。留学前に歯科検診を受けるように説明されました。診察していただけますか?
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はい、診察できます。 当たり前ですが、海外では日本の保険は適用しません。民間の海外留学保険に入る人も多いかと思いますが、多くの場合歯科治療は適用されません。「歯科治療特約」を付けている保険会社もありますが、様々な条件があり、全てのケースでカバーできるわけではないようです。 また、歯科治療費は万国共通ではありません。高額な治療費がかかることも決して珍しい話ではないのです。また、現地の言葉を理解できたとしても、歯科治療では専門用語を使って説明されることも多く、「一体何をされているのか分からない」ということも頻発します。言葉の壁を越えて意思の疎通を図れるかどうかが不安要素になります。
渡航前の受診はできるだけ余裕をもってお越し下さい。もし虫歯など治療が必要なところがあった場合、1〜2週間では治せないケースも多々あります。出発までの期間、できる限り御希望にそえるようご相談しながら時間を有効活用し、安心して出発できるように治療を進めていきます。
また、診断するにあたり、レントゲン、口腔内写真、歯周病検査が必要となります。
ご来院時は必ず保険証をご持参してお越し下さい。
- 小さな子供がいるんですが、連れていってもいいですか?
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おおくぼ歯科医院は、土足制になっております。また、受付から診療室まで、段差の少ない床になっておりますので、そのままベビーカーで入っていただくことが可能です。
他にもご不安に思われることがありましたら、何なりとスタッフにお声がけください。
- 予約は、した方がいいですか?
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当院では、予約の方が優先になります。なるべく、みなさまに快適に治療を受けていただきたいと思っております。その一つに待ち時間を意識しております。予約なしでも診察はさせていただきますが、待ち時間が発生することがありますので、お電話やメールでご予約されることをお勧めします。
- 駐車場はありますか?
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医院前に駐車場がございます。駐車番号1番、5番をお使い下さい。
- 初めての診療時に持っていく物を教えて下さい。
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必ず保険証をお持ち下さい。
- クレジットカードは使えますか?
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自由診療などの高額な治療費のお支払い時に使用可能です。
その他
- 乳歯の生え変わり
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お子様の歯は、だいたい生後6ヶ月頃に下の前歯から生え始め、2歳半頃には20本全ての乳歯が生え揃います。
そして次に、6歳頃になると、”6歳臼歯”と言われる第一大臼歯が生え始めます。 その頃からだんだんと前歯の乳歯からグラグラとし始めます。その後ほとんどの場合では、前から後ろへ順番に11歳頃にかけて抜けていきます。 そして、13歳頃に第二大臼歯が生えてきて、親知らずを省く、28本の永久歯が生え揃います。
では、その過程で起こる事についていくつかお話を致します。
歯列不正の無い、綺麗な歯並びの場合ですが、乳歯が生え揃うとほとんど隙間無く並びますが、4〜6歳頃になり、歯の生え変わりの時期を迎えると。顎が成長していくにつれて、歯と歯の間に隙間が出現し、だんだんと広がっていきます。 アグリーダッキッングステージと言われており、問題は無く、成長の過程で起きる変化です。 永久歯は乳歯よりも大きいので、生え替わりが完了すると、隙間はなくなり、綺麗に並ぶようになります。
また、よく起こりうる事として、自然に抜け落ちて生え変わらずに、乳歯がまだ抜けてないにも関わらず、永久歯の頭が出てくるという事があります。 この場合は、乳歯がいつまでも残っていると永久歯がちゃんとした位置に生えることができないので、ズレた位置に生えてきてしまう恐れがあります。 なので、この場合は歯科医院で乳歯を抜かなければならなくなります。
そして、なかなか生え変わりが起こらないこともあります。 単に生え変わりが遅いだけかもしれませんし、そうではなくて、その位置に生えてくるはずの永久歯が無いということもあります。 レントゲンを撮影すれば、いつ頃生えてきそうであるか、永久歯があるか無いか、が分かりますので、そういった場合は一度当院にご相談下さい。
- 白い”かぶせ物”について
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虫歯や、歯が欠けた時の治療で、かぶせ物をしなければいけなくなることがあります。 その時患者様は、選択肢として保険診療内の治療法か、自費診療の治療法かどちらかを選択することになります。
今回は、数年前から保険診療でもできるようになった白い歯について、その特徴をお伝えします。
一昔前は保険診療内のかぶせ物というと、銀のかぶせ物しかありませんでしたが、数年前より白いかぶせ物が可能になり、その適応となる歯の種類も段階的に年々増えてきております。
しかし、安価で白いかぶせ物が入れられるというメリットの反面、デメリットもあります。 それは、その素材がプラスチックということです。 もちろん多少硬いプラスチックではありますが、やはりセラミックなどと比べて割れやすく、また、経年劣化で変色を起こしたり、噛むことによる擦り減りがしやすかったり、そして、金属やセラミックに比べると表面性上が粗相でプラーク(歯垢)も付着しやすく、周囲の歯茎が炎症を起こす為、歯周病の原因にもなってきます。
また最近、新しい素材でどこの奥歯にでも入れることができる、保険適応の白いかぶせ物も出てきました。 特徴として、割れにくいということがあります。 しかし、素材が特殊なプラスチックであり、その為に白さが不自然な物しか今は存在しません。
セラミックやジルコニア等の白いかぶせ物は、保険診療外ですが、歯の色も患者様の歯に合わせて、自然な美しさに作ることができ、また、表面性上も滑沢で汚れ・磨き残しが付きにくく、硬くて非常に割れにくいです。 そして、経年劣化による変色が無いので、美しい白さが損なわれることはありません。
白く美しい歯をお考えでしたら、美しく、長持ちするセラミック製の歯を是非お勧め致します。 価格はそれなりの物となりますが、品質は必ずその価格に見合った物で、ご満足頂くことができると思います。
- 知覚過敏について
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知覚過敏という言葉をテレビのコマーシャルや、薬局などで見たり、聞いたりしたことがある方は多いと思います。
この季節ですと、冷たい食べ物を口にする機会が多いでしょう。 その時、歯がしみて痛かったことはないでしょうか? それは虫歯ではなく、知覚過敏というものかもしれません。
では、知覚過敏とは一体どういうものか。 その痛みが起きてしまうのは、歯茎が下がって歯の根っこの出てきてしまったり、”歯ぎしり”や、”くいしばり”などが原因で、歯の一部が欠けてしまった場合に、そういった症状が出るようになってしまいます。 これらに共通するのは、歯の内側の層の象牙質が露出してしまったという点です。 象牙質に直接刺激が加えられると、歯の神経が反応し、痛みが出ます。 その刺激というのは、温度刺激や、物理的な刺激でも痛みが出ます。 例えば、冷たい食べ物、熱い食べ物、冷たい風、歯ブラシなどの刺激で誘発されます。
この知覚過敏による痛みの特徴は、刺激を受けている間だけ痛むということです。 例えば、冷たい飲み物、アイスクリームを口にした時、ブラッシングをした時に痛みますが、刺激が無くなると痛みも消えます。
知覚過敏への対処法ですが、露出した象牙質に薬を塗ってコーティングしたり、刺激が伝わりにくくしたり、知覚過敏治療薬の成分が含まれた歯磨き粉を使って頂く、その他、歯ぎしりなどが原因で歯が欠けてきているのであれば、マウスピースを使用して頂く。 歯肉の炎症で歯茎が下がってきて、ということでしたら、歯周病治療も行います。 しかし、これらのことをしてもどうしても痛みが強く、生活に支障を来たすようでしたら、歯の神経を取る場合もあります。
知覚過敏でお困りの方は、当院にご相談下さい。
また、痛み方をご自身で判断して、知覚過敏と思っていても、実は虫歯だったという可能性もありますので、もしお痛みがあり、知覚過敏かもと思われた時は一度当院にご相談ください。
- SRPとは何か
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歯茎の治療のうち、基本的な治療がいくつかあります。 そのうちの一つがスケーリングといって、歯の生え際あたりに溜まる歯石を、超音波振動を発する器具で除去する治療方法と、もう一つがスケーリングルートプレーニング(以下SRP)という治療方法があります。
ではそのSRPですが、スケーリングと同様に歯石の除去を目的としますが、スケーリングと違う点は、歯茎の中の歯の根っこの周りに付いて固まった歯石の除去を目的とします。
縁下歯石があると、歯茎の炎症が治りません。 治療せずに放っておくと、根っこに着いた縁下歯石の周りにさらに縁下歯石が着き、着いている範囲が広がっていきます。 そうすると、縁下歯石の量も増え、強固にへばり着くようになり、除去することが困難になってきます。
歯を支える歯槽骨は、歯周病の炎症から逃げるようにして無くなります。 歯周病が進行すると、歯槽骨が無くなり、次第に歯が揺れるようになり、歯茎が腫れ、血や膿が出るようになり、最終的には痛みだして、歯を抜かなければならなくなってしまいます。
SRPで縁下歯石を除去するには、何回も来院して頂かなければいけないことにはなりますが、歯周病を治し、予防する為には必要な治療です。
- 薬剤性歯肉増殖症のどうして起こるか
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カルシウム拮抗薬による薬剤性歯肉増殖症は、歯茎が著しく腫れてしまう疾患です。 歯茎の腫れには硬い弾力があり、腫れている歯茎には線維質が多く存在します。 そしてその発生機序に関しては、十分に解明されてはいません。 しかし、いくつか原因として言われてることがあります。
まず、プラークに存在する細菌に対する、生体側の防御反応として炎症が引き起こされ、その際に損傷箇所の修復を行う為に、コラーゲン線維や、エラスチン線維といった”線維の産生を促す物質”が発生します。 カルシウム拮抗薬などは、その”線維の産生を促す物質”を増強してしまうことがあると言われています。
また、カルシウム拮抗薬には浮腫を起こす副作用があります。 その浮腫が原因となり、炎症を引き起こされた結果、線維が生成され、歯肉増殖が生じることも原因の一つとされています。
その他に考えられていることとしては、コラーゲンなどの線維を作る細胞に『線維芽細胞』というのがありますが、歯茎の組織内の線維芽細胞が、薬剤によって増加してしまい、その結果、線維が多く生成され、歯肉増殖症を引き起こしていることも考えらています。
そして、作られた線維が、カルシウム拮抗薬の効果によって線維を分解する細胞が働けなくなることにより、線維が蓄積し、それが歯肉増殖症になるということも言われています。
- 降圧剤の副作用と歯茎の腫れについて
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歯茎の腫れ、歯槽膿漏については、様々な要因があります。 その中の一つに、高血圧症の方が服用されている、降圧剤の副作用によるものがあり、薬剤性歯肉増殖症といわれます。 降圧剤とは血圧を下げる目的で処方され、カルシウム拮抗薬と言って、よく目にするものとしては「アムロジピン®︎」、「ニフェジピン®︎」という薬があります。 しかし、これらの薬を服用することで必ずしも副作用が発現し、歯茎が腫れると言うことではありません。
薬剤性歯肉増殖症とは、写真のように歯茎が著しく腫れてしまいます。 症状としては、硬い弾力のある腫れと、歯茎が腫れることによる審美不良、また悪化すると、増殖する歯肉に押されることによって歯が動いてしまい、歯列不正を伴うことがあります。
しかし、他にも歯周病を増悪させることがあります。 それは、歯肉の増殖が著しくなると、ブラッシングが困難になってきます。 なお、この降圧剤の副作用による薬剤性歯肉増殖症は、歯の汚れとも密に関係があり、磨き残しはこの歯肉炎を悪化させる重大な要因となります。 そうすると、この磨き残しが原因となり、歯茎の増殖がより進行してしまい、そして、ブラッシングが更に困難になります。 そうして、ブラッシングがしっかりとできなくなり、歯周病の併発、または増悪を招いてしまいます。 この悪循環が続くと、最終的には歯周病が重度になり、歯を抜かなければならない事態になってしまいます。
薬剤性歯肉増殖症の治療は、処方されている降圧剤の種類の変更を医科に依頼し、別の降圧剤にして頂くことで副作用の影響が減少することがあります。 その上で歯周病の治療をすることにより、症状を効率的に大きく改善していくことができます。 ただし、処方薬の変更ができない場合もありますが、その場合もブラッシング指導・クリーニング、ご自身でのブラッシングの徹底で、軽快を期待することができます。
- 親知らずの抜歯について
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親知らずの抜歯の必要性について、お話しいたします。 まず、親知らずとは20前後に生えてくる、一番後ろの歯です。 親知らずの他、智歯などとも呼ばれます。
その親知らずですが、往々にしてトラブルの原因となることが多いです。 そこで、治療の計画を立てる際に、「抜いておきましょう」と説明させて頂くことがあります。 理由はと言いますと、まず下の親知らずですが、ちゃんと真っ直ぐに生えて、上下の親知らずでしっかり噛めるようでしたら問題はありません。 しかし、日本人の顎の大きさはあまり大きくなく、スペースがないために親知らずが真っ直ぐ生えてこれず、横向けになってしまったり、一部しか歯茎から出ずに止まってしまうことが多くあります。 そうしますと、親知らずや、手前の奥歯の周囲の歯茎が炎症を起こしたり、歯磨きがしにくくなり、虫歯になったりするリスクが出てきてしまいます。 なので、手前の奥歯を守るため、痛みが出ることを防ぐために、抜いておく方がよい場合があります。
また、上の親知らずについては、下の親知らずを抜いた後、噛み合わせる歯がなくなるため、下の歯茎に食い込むまで伸びてきてしまい、また痛みや腫れの原因となります。 なので、下の親知らずを抜いた際には、そうなる前に一緒に抜いておくことをお勧めいたします。
- 虫歯じゃなくてもしみるのか?
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知覚過敏について
象牙質知覚過敏症とは虫歯や歯の神経の炎症などがないのしも関わらず冷たい物、熱い物、甘い物、酸味等で
一過性の強い痛みを感じる症状の事です。
歯が痛みを感じる原因は様々あります。知覚過敏の考えられる原因としては
歯の表面の一番硬いところをエナメル質と言います。そのエナメル質よりも内側にある
象牙質という部分は神経に刺激を伝えやすいのです。
その象牙質が露出した状態の歯がある方は飲食や歯磨きの刺激によってしみたり、
痛みを感じたりします。象牙質が露出する主な原因
*歯ぎしり、食いしばりなどによる歯のすり減り
→日中の食いしばりを意識、マウスピースの使用*加齢や歯周病などによって歯ぐきが下がっている
→知覚過敏用の歯磨き粉の使用、刺激から遠ざける*打撲によって歯が欠けたり、折れたりしている
→状態に適した治療をする*虫歯治療で詰め物を入れたばかりの時
→知覚過敏用の歯磨き粉の使用、刺激から遠ざける、必要に応じてかみ合わせ
確認調整
*ホワイトニング
ホワイトニングで知覚過敏が起こるのはホワイトニングの薬剤の刺激が強い事と
薬剤が歯の表面を保護している膜を剝がしながら歯に浸透していきます。
保護膜が剝がれてしまうと刺激が伝わりやすくなり一時的に知覚過敏の症状が出やすくなります。
保護膜は自然に作られる物なので12時間~24時間ほどで再生します。
出来れば冷たい物熱い物は2,3日控えることで知覚過敏を回避できる可能性がある他、歯科医院でしみ止めのコーティングの処置があります。
季節によって起きやすい場合もあります。冷たい物を摂取しやすくなる夏や、水や空気が冷たくなる冬です。様々な原因で知覚過敏は起こる可能性があり、処置の仕方も様々です。
しみるのが気になる方はお気軽にスタッフお声がけくだされば処置や緩和に有効な対策等ご提案させて頂きます。
- 口腔悪習癖について
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悪習癖とは、歯並びや咬み合わせに悪影響を及ぼす小児期の癖のことを言います。 代表的な悪習癖には、”弄舌癖”、”弄指癖”、”弄唇癖”、”口呼吸”、”異常嚥下癖”などがあります。
弄舌癖とは、舌で歯の裏を押したり、上下の歯の間に突出させたり、舌先を噛んだりする癖のことで、前歯が嚙み合わなくなる、出っ歯になるなど、歯並びに悪影響が出ます。
弄指癖とは、拇指吸引癖とも言われ、いわゆる指しゃぶりです。 また指だけではなく、毛布など指以外の物を噛んだり、吸ったりする場合もあります。 これは3歳頃までの幼児までは問題のない行動ですが、4歳を過ぎても癖が無くならないようならば、前歯が噛み合わなくなる、上の歯が出っ歯になるなど、歯並びに影響が出てきます。
弄唇癖とは、唇を噛んだり、吸ったりする癖のことです。 出っ歯、前歯が噛み合わない、舌の前歯が中に倒れてしまうなど、歯並びに悪影響を及ぼします。
口呼吸は鼻が詰まっている人、扁桃腺が大きい人、に多く見られます。 常に口が開いた状態になるので、顔貌が変わります。そして、歯並びにも影響が出ます。
異常嚥下癖というのは、嚥下をする時に、舌が異常な動きをするものです。通常の嚥下は、上下の歯が接触し、舌は唇には接触せず、お口の周りの筋肉も力むことはないです。 しかし、異常嚥下癖は嚥下の際、舌が突出し、上下の歯は接触しない、お口周りの筋肉に力が入ってしまいます。 これは、乳幼児期では正常ですが、成長してからもこの動きが残っているようなら、歯並びの不正を招いてしまいます。
以上、代表的な習癖についてお話致しました。 もし、気になることや分からないことなどがありましたら、当院スタッフにお気軽にお尋ねください。
- 治療中断のリスクについて
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例えば、歯科治療で代表的な虫歯の治療を中断した時、虫歯を取り除いて痛みが無くなっても、中断して時が経つと、削った所から新たな虫歯が発生し、痛みも再び出てきます。 削った面というのは歯の表面のように硬くはなく、柔らかくて虫歯になりやすいのです。 そして、さらに放置しておくと、虫歯はさらに進行し、しなくてもよかったはずの歯の神経の治療が必要になるようになってしまいます。
また、歯の神経の治療途中で、中断をすると、歯の根っこの先まで細菌感染が進行し、痛みや腫れを引き起こします。 そしてそれだけではなく、神経を取った歯というのは脆くなり、割れやすくなります。 最後まで治療が完了すれば、土台を立てて、被せをして歯を補強し、割れにくくできますが、そうでない状態で長期間置いておくと、やはり歯が割れてしまう事があります。 そうなれば、治療が不可能となり、歯を抜かなくてはならなくなってしまいます。
そしてもし、残念ながら歯を抜かなければならなかった場合ですが、その場合も抜いたあとにはしかるべき治療をしなければ、隣や、咬み合わせの歯が異常な所へ動いてしまったり、噛む位置が変化し、顎や顔の歪んでしまうことだってあります。
これらのリスクは治療継続し、完了させれば防げます。 せっかくですので、中断せずに、頑張って治療を完了させましょう。
- 虫歯治療が長くなるのはなぜですか?
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虫歯のそれぞれの段階に於ける治療についてお話します。 C1の段階の虫歯では、虫歯の範囲は小さいのでその部分だけ削り、歯と同じ色の樹脂製の材料で詰めて固めるだけで済むケースが多いです。この場合、治療は大体即日で終わります。 C2になると、虫歯はやや大きいので、歯を削って、削った穴の型取りをして、それを元に作られた金属製やセラミック製の詰め物を接着して治す治療になってきます。治療期間については、最低でも2日間ほどはかかってしまいます。C3になると歯の神経の治療が必要となり、神経の治療が終わると、歯に支柱と土台を作り、そこにかぶせ物を作っていくという治療になります。こうなりますと、神経の治療、土台・かぶせを作るというように、治療内容が増える為、治療期間も長期になってきます。さて、C4ですが、この段階まで進行すると、歯を作ることができなくなりますので、治療となると、抜歯という選択になってしまいます。
さて、今お話しさせて頂いたように、痛みが出てくるC2やC3になると、どうしても治療期間が長くなり、治療に係るコストも増えてきます。ですので、私共の推奨は、定期的に検診や、クリーニングに来ていただくことです。 そうすれば、もし虫歯になったとしても早期発見・早期治療が可能です。 ですので是非、お口の清潔・美しさを保つ為、そして健康の為にも定期健診・クリーニングに御来院ください。
- 痛くなくても虫歯なんですか?
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虫歯の深さ(進行度)とその症状についてお話させて頂きます。
まず、虫歯に関してお話させて頂く前に少しだけ、歯の構造について説明させて頂きます。
歯は1つの塊ではなく、層になっています。 一番外側の層はエナメル質といい、非常に硬い構造物です。そして、その内側の二番目の層となるのが、象牙質といいます。
象牙質はエナメル質に比べ、やや柔らかい構造物となっています。そしてその内側は歯髄(歯の神経)や、血管がある、歯髄腔という空洞になっています。
では、虫歯についてですが、分類する時はその深さによって“C1、C2、C3、C4”と表記します。 “C1”は、表層のエナメル質に限局した虫歯。この段階では症状はありません。
“C2”は少し虫歯が深くなって、象牙質に達する虫歯です。 症状として、冷たいものでの痛みが出てきます。
“C3”は更に進行し、象牙質の内部、歯髄腔に達する虫歯がある状態を指します。 症状としましては、歯の神経が炎症を起こす為、熱いものが痛い、何もしなくてもズキズキ痛い、などはっきりとした痛みが出現します。
最後に“C4”ですが、虫歯によって歯が侵食され、歯の頭の部分(見えている部分)が崩壊し、歯の根っこだけになってしまった状態を指します。ですが、この段階になると歯の神経が死んでしまう為、あまり顕著な症状はないことが多いです。
- 何故歯磨きをしても虫歯になるのですか?
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歯磨きを毎日しているのに虫歯ができてしまう原因として磨き残しの他にも食事の取り方や糖の摂取量が大きく関係しています。まず甘いものに限らず食べものを食べると口の中にいる虫歯の原因菌が食べものに含まれている砂糖の成分に反応し細菌の塊である歯垢を作り出します。
そして糖を取り込んだ細菌は酸を出しその酸が歯を溶かしていきます。この状態を虫歯と言います。
ごはんやパンなどのでんぷんに含まれる糖も虫歯への関わりがあり、食べ物のほとんどのものには糖類が使用されており、ジュース、スポーツドリンク、エナジードリンク、味付きのお水、甘いものでなくても虫歯の原因になるという認識も大切になってきます。
朝昼夕のメインの食事の間に取るおやつは間食になります。何かをしながら食べるながら食べをすることが多く、食べたあとすぐに歯を磨くこともあまりないのではない傾向が見られます。
そうなると発生した酸が歯に残り続ける時間が食事よりも長く、結果として虫歯の発生率が高くなってしまいます。
つまり、グミ、チョコレート、スナック菓子、砂糖の含まれる飲み物を水分補給でちょっとずつ飲むことはは特に口の中に酸が発生し続け安いので例え朝と夜歯磨きをしていてもリスクが上回ってしまう場合があると言うことです。ちなみに味のついたお水はお砂糖が20〜23gほど使われています角砂糖5個分ほどで、WHOの一日の砂糖の摂取量の基準が25gであることからあの500mlのペットボトル1本でほぼ一日の摂取量のお砂糖を取り込む事になります。それをちょっとずつ飲むと虫歯のリスクを高めてしまいます。水分補給をする時は普通のお水やお茶など砂糖不使用のものにしましょう。
それゆえおやつは時間を決めて食べ、何か食べた時はなるべく早めにうがいや歯を磨くなどして、歯の周りに発生した酸が留まる時間を短くすることが大切です。
虫歯菌は糖を取り込んで酸を出しますが歯垢がない状態では虫歯菌はすみかがなく、酸は唾液で流れるため虫歯になりにくい状態になります。そのため多少の緩和にはなると考えられますがうがいのみで歯垢を除去する事は出来ないので可能であれば歯磨きすることをオススメします。
- 歯周病の原因とは?
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歯周病の原因とは?
人のお口の中には約400~700種類の細菌が存在しています。
この細菌達は通常悪いことはしません。しかし、歯ブラシが不十分だったり、砂糖を多く摂りすぎると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。
これを歯垢と言い、粘着性が強いのでうがいをしただけでは落とすことは出来ません。
歯垢とはただの磨き残しではなく細菌の塊です
歯垢1mgの中には約10億個の細菌が存在していると言われたいて、むし歯や歯周病の原因菌もその中に多く存在していると言われています。
歯垢は長い期間そのままにしていると硬くなり歯石になり歯磨きだけでは取り除くことができない物質になります。歯石自体には毒性はありませんが、粗造であり細菌が溜まりやすいためこの歯石の中や周囲に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続け悪化させていきます。
歯周病とは
歯垢の中の細菌が原因で歯ぐきに炎症を起こし、それをそのままにしていると炎症は広がっていき歯を支えている骨を溶かして、結果的に歯を失ってしまう病気です。歯周病の直接的な原因は歯垢ですが他にも
*歯並び
*歯に合ってない被せ物
*口呼吸
*歯ぎしり*喫煙
*ストレス
*食習慣*糖尿病
*誤嚥性肺炎
*心疾患
*脳血管疾患これらの口腔内の環境や生活習慣、全身疾患も歯周病の原因や進行に大きく関わってきます。
- 古くなった義歯について
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古い入れ歯を使い続けることによる影響、についてお話いたします。
保険診療内で作った同じ入れ歯を、長年使い続けていると、入れ歯の歯の咬み合わせの面が徐々にすり減ってきます。 それは保険の診療の範囲内で作る入れ歯は、材料が決められているので、レジン歯というプラスチックの人工の歯を使って作るためです。レジンは、天然の歯や、金属、セラミックの歯などと比べ、柔らかいので、日々の使用により削れます。
その影響ですが、前述ようにすり減ってくると、歯の咬み合わせの面が、最初は複雑な凹凸があったものが、平らな滑沢な面になり、物が嚙みにくくなってきます。 そして、徐々に習慣的に噛む位置がズレてくるようになり、本来の正しい位置で噛むことができなくなってきます。 そしてその他に、お口の中だけの変化ではなく、お顔にも影響が出てきます。 人工の歯がすり減ると、咬み合わせの高さが低くなります。 そうすると、下顔面の長さがクシャッと短くなり、それに伴い、皮膚が弛み、口周りの皺が増え、ほうれい線も深くなってきます。 いわゆる、老人様顔貌と言われる特徴的な顔貌を呈するようになります。 また、咬み合わせが低い状態というのは、顎の関節にも負担を与えます。 ですが、長く使い続けている入れ歯は“慣れ”もあり、使いやすいと感じてしまうものです。 しかし、先ほど述べたことから申しますと、古くなった保険の入れ歯は、新しい、バランスの取れた入れ歯に作り替えた方が良いと思われます。 そしてその他の選択として、保険の診療外の入れ歯であれば、すり減りにくい材料を使うことができる為、長い間、馴染んだ入れ歯を使って頂くことができます。
- 入れ歯安定剤は使わない方が良いですか?
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「入れ歯が安定しない」「入れ歯を入れても、すぐに外れてしまう」などの理由で、入れ歯安定剤を使用している方もいらっしゃるかと思います。
そもそも痛みなく、入れ歯を使用して頂ければ入れ歯安定剤は不要です。
新しい入れ歯は痛みが出やすいので何度か調整して安定をさせていきます。
また、入れ歯安定剤を使用した入れ歯は清掃しづらく、こびり付いた入れ歯安定剤を落としきれないまま使用することは大変不衛生であるため細菌の増殖に繋がります。
特にカンジダ菌は入れ歯に付着して繁殖しやすいです。
普通にしていてもカンジダ菌などが付着しやすいのに、入れ歯安定剤が残っていればもっと菌の繁殖につながりやすくなります。
カンジダ菌をほったらかしにすると、歯肉の炎症や顎の骨を溶かすことになります。
また免疫力が弱まり、さらにカンジダ菌が繁殖すれば、誤嚥性肺炎のリスクも高まるので注意が必要です。
安定剤には水分を吸収して吸着力を得るクリームタイプの入れ歯安定剤があり、唾液の水分を吸収することによってドライマウスの症状である、口の乾きやヒリヒリとした痛みが生じるリスクも伴います。
また、安定剤を使うとき、入れ歯が元々噛んでいた位置よりずれることがあります。入れ歯がずれると噛み合わせがずれ、歯茎や顎の関節に負担がかかるようになり、口が開けづらくなったり痛みがでたりすることがあります。また、ずれた入れ歯で噛んでいると、左右の噛む力が違ってきて強い方に歯茎の吸収が起きます。
したがって、歯科医院へ受診するまでの応急処置としてや、歯科医師の指示で入れ歯安定剤を使用する場合を除き、常時使用することは避けることが望ましいと考えられます。
入れ歯の調子が良くないとお食事が楽しめなくなるだけではなく、痛みや不快感が出てきます。ご自身で解消しようとせず、どんな細かいことでも、入れ歯でお困りの方は歯科医院で一度ご相談下さい。
- 知覚過敏はなぜ起こるのですか
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冷たいものを食べた時に一瞬しみる感覚に襲われることは無いですか?
歯がしみる原因は様々なことが考えられますが、
冷たいものが歯に触れた「一瞬だけ」しみる場合は、知覚過敏が考えられます。知覚過敏は、正確には象牙質知覚過敏といい、
象牙質が歯の表面に露出することにより起こるものです。
象牙質が露出したら必ず起こるわけではありませんが
象牙質の中には象牙細管という神経につながる管がたくさんあり、
これの入り口が露出した象牙質の表面に開いている場合に
刺激を受けることで神経が刺激されて痛みが生じることがあるとされています。このような状態になるには、主に次のようなことが原因であると考えられます。
1つ目は歯肉退縮
これはつまり歯茎が下がってしまうことです。歯周病や加齢現象、ブラッシングにより、歯茎がだんだんと下がってくると、歯茎にもともと覆われていた歯根が露出してきます。歯根には歯冠部(歯の頭の部分)とは違ってエナメル質が表面になく、象牙質がむき出しの状態です。そのため、少し歯茎が下がるだけでも過敏に刺激を感じてしまいやすくなります。
2つ目は歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしりや食いしばりの癖があると、歯がすり減る、または歯に亀裂が入ってしまうことによりしみる症状が出る場合があります。また、歯に非常に強い力がかかることによって、歯の根元部分が欠けてしまう「くさび状欠損」を起こし、その部分から知覚過敏が起こる場合も多く見られます。
3つ目は治療特定の歯科治療による影響
象牙質に達する虫歯を削る場合、神経にはどうしても刺激が加わってしまいます。この刺激により、神経が過敏になって、治療直後は冷たいものがしみやすくなります。
また、歯の根元についている歯石を除去することにより知覚過敏が起こることもあります。
ただし、歯石は歯周病や虫歯などの原因になるため、しっかり除去する必要がありますよ!ホワイトニング中にも知覚過敏の症状が出ることもあります。
4つ目は酸による影響
炭酸飲料やフルーツジュース、新鮮なトマトなどの酸性食品の大量摂取や
胃酸の逆流などによる酸の影響でエナメル質が溶かされ
象牙質が露出することがあります。知覚過敏は自然に症状がなくなるケースもありますが、原因によって対応が異なってきますので一度歯科医院にご相談ください。
- どうして歯が割れてしまうのですか?
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見えている歯の部分が欠けたり折れたりすることを「歯冠破折(しかんはせつ)」と言います。
反対に、歯の歯茎に埋まって見えていない部分が割れることもあります。歯の根の部分にヒビが入ったり、割れてしまった状態のことを「歯根破折(しこんはせつ)」と言います。意外にも、抜歯の主な原因について調査した統計によれば、第一位・歯周病、第二位・う蝕(虫歯)、第三位に破折 が挙がるほど、歯にとって恐ろしい症状の一つと言えます。
ではなぜ歯根破折が起こってしまうのでしょうか。
- 歯根の強度低下
歯髄を失うほど重度に進行した虫歯は、すでに歯を削る治療がくり返されていることが多く、弱っている上に歯髄を失ってさらにもろくなったことで、破折を起こしやすくなるのです。
- 歯ぎしり、食いしばり
歯ぎしりや食いしばりのクセがあると、咬む力のバランスが偏って、一部分の歯に過度な負担がかかってしまいます。その結果、歯根破折が起こりやすくなるのです。
- 金属の土台が入っている
被せ物を支える土台(コア)が金属だと、残った歯質との強度に差があるため、強い力が歯にかかると弱い方の歯質が割れてしまいます。
- 悪い歯並びによって咬合力のバランスが悪い
噛む力・顎の力は非常に強く、前歯と奥歯が適切に噛み合うことで初めてその負担を適切に分担することができるようになっています。
不正咬合で特定の場所に過剰な負担がかかる場合は破折しやすいと言えます。
歯根破折になると抜歯になる可能性がかなり高くなります。
ではどうやって大切な歯を守ればよいのでしょうか。
まずは当然ではありますが、定期検診に通って虫歯を初期段階で発見して治療をすることで、天然の歯の寿命を長く保つことができます。
また残念ながら歯の神経を取る治療をして被せ物をしなければならない時に、金属の土台(コア)を入れると残った歯と強度の差が出てしまいます。これを別の素材にすることで、歯との親和性を高めることができます。
当院でも金属以外の土台の取り扱いもしております。また神経の治療後にはどういったかぶせ物や土台で治療していくかは患者様に選択して頂き治療を進めていますのでご安心ください。
また、マウスピースを使用して頂くこともおすすめです。
歯への負担を緩衝してくれるため破折の予防だけでなく歯のすり減りも軽減します。初めは就寝時など時間やタイミングを決めて使用してみましょう。
- 以前より歯茎が下がってる気がしますがなぜですか
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「気がついたら歯が長くなった気がする」と思ったことはありませんか?こんな場合、歯茎が下がってきている可能性があります。
歯茎が下がると老化を実感して不安になってしまうかもしれません。
今回は歯茎が下がる原因と対策について紹介します。
まず、歯茎が下がるとどのような症状が起きるのでしょう。
歯根の部分が露出してくると、知覚過敏を引き起こします。とくに冷たいものでしみたり、歯ブラシが当たるとツーンと痛むことがあります。
また露出してきた歯根の部分には、歯冠部分(歯の頭の部分)と違ってエナメル質がありません。そのため、虫歯に対する抵抗性が弱く、その部分が虫歯にかかりやすくなります。
では歯茎が下がる原因ですが、いくつかあります。
- 歯周病
歯周病とは、歯ぐきに細菌感染が起こり、炎症反応が生じる病気です。日本人の成人の約8割がかかっているとも言われており、国民病といっても過言ではありません。そんな歯周病では、歯ぐきの破壊が起こり、歯肉が下がっていきます。進行すると顎の骨である歯槽骨(しそうこつ)まで壊されます。
- ブラッシングが強すぎる
毎日一所懸命に歯磨きすることは良いのですが、ブラッシング圧が強すぎると、歯ぐきを傷めてしまいます。その結果として、歯肉退縮が起こります。同時に歯の表面を覆っているエナメル質を傷つけることにもなるため、適切な力で歯磨きすることが大切です。
- 歯ぎしり、食いしばり
歯ぎしりや食いしばりなどの習癖があると、歯と歯ぐきに過剰な負担がかかります。そうすると、歯の破折や亀裂を招くだけでなく、歯ぐきに炎症をもたらし、歯肉退縮を引き起こすのです。
- 歯並びやかみ合わせが悪い
歯並びやかみ合わせに乱れがあると、特定の歯や歯茎に過剰な負担がかかります。そうしたケースでも歯ぐきに炎症反応が生じ、徐々に下がっていってしまいます。
- 詰め物やかぶせ物が合っていない
詰め物や被せ物の縁の部分が合っていないと、その部分の歯茎に炎症を起こして歯茎が下がってしまう原因となります。
- 矯正治療の影響
成人になってから歯列矯正を行うと、歯茎が下がってしまう場合を多く見受けます。これは、もともと重なっていた場合には歯茎がダブついていたものが歯を並べたことによって引き締まったため下がったように感じられる、ということが挙げられます。また、無理な力をかけて矯正した場合には骨の吸収が起こって歯茎が下がる場合もあります。
- 加齢現象
たとえ歯茎に異常がなくても加齢によって徐々に下がってしまうことがあります。
自分がどんな原因で歯茎が下がってしまったかを理解して対策をとることが大切です。
歯茎に何か違和感を感じた方は一度お気軽にご相談くださいね。
- 口を開けると音が鳴りますが病気ですか?
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「口を開けた時に、顎からカクカクと音が鳴る」「口を大きく開けられない」などのお悩みはありませんか?このような症状をお持ちの方は「顎関節症」の可能性があります。
顎は筋肉や関節と複雑に結びついており、それらが連動することで「口を開ける」「噛む」などの動作ができます。しかし、何らかの原因で、その動きがスムーズにならなくなることがあります。顎に痛みや違和感を覚えるようになり、口を大きく開けることが難しくなるのです。顎の筋肉や関節に不具合が生じている状態が「顎関節症」です。
顎関節症は症状が悪化すると、顎の痛みだけでなく、肩こりや腕のしびれなど、全身の不調に影響を与える恐れがあります。
顎関節症の原因は様々です。多く見受けられるのは、歯ぎしりをする癖がある方や、上下の歯の噛み合わせが合っていない不正咬合の方です。これらの要因は顎関節に大きな負担をかけ、顎関節症を引きおこすことがあります。
また、精神的なストレスで顎まわりの筋肉が緊張した状態が続く方や、頬杖や猫背などのよくない姿勢、左右どちらかの歯でばかり噛む癖などがある方は、顎関節症にかかりやすいタイプといえるでしょう。
では顎関節症の治療法はどのようなものがよいのでしょうか。
一般的なのが、顎関節症治療用のマウスピースを使用する方法です。歯科医院で患者様の噛み合わせに合わせたマウスピースを作製し、それを睡眠中に使用することで無意識時の歯ぎしりや噛みしめを防ぎます。睡眠時の顎への負担は起床時よりもはるかに大きいため、睡眠時の負担を軽減するだけでも顎まわりの筋肉のダメージは軽くなります。
マウスピースは既製品も市販されていますが、噛み合わせに合わないものを使用すると、かえって顎に負担をかけることになりかねません。マウスピースを使用する際は、ぜひ歯科医院でご自分の噛み合わせにあったものを作製しましょう。
歯ぎしり用のマウスピースは健康保険が適応されますので顎の不調でお悩みの方は一度スタッフにご相談下さい。
- 歯の神経の治療とはどんな治療ですか
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歯の神経の治療とはどんな治療なのですか?
「歯の神経の治療」や「歯の根の治療」をすると言われたとき、「どんな治療をするの?」、「痛い治療なの?」と不安に思われたことはありませんか?
今回はみなさまに安心して治療を受けていただくために、歯の神経の治療(根管治療)についてお話ししていきたいと思います。
歯の根っこだけが残るような重度の虫歯は、神経が死んでしまっています。また、その神経が詰まっている「根管」も汚れています。虫歯部分をきれいに削ったとしても、このまま被せ物を取り付けてしまうと、根管中で細菌が繁殖し、虫歯が再発してしまうことになります。
根管治療は、死んだ神経を取り除き、歯の根を徹底的に洗浄・消毒し、最後に薬剤を詰める治療です。このことで、被せ物を取り付けたあとの根管内での細菌の繁殖・虫歯の再発を予防することができます根管治療を途中で中止してしまったり、根管治療後の補綴処置(クラウンなどのかぶせ物)が不良であると、根管内に細菌が感染して(感染根管)歯根の先の歯周組織に炎症がおきます。炎症が起きると硬いものを噛むと痛む、歯が浮いた感じがする、歯肉を押すと痛む、歯肉の下の方が腫れる、歯肉の下のほうから膿がでる、などの症状がでます。原因が根管の感染ですので治療としては感染している歯質を針のような道具(ファイル)で削り取って行きます。そしてその後に根管が再度感染を起こさないように、密閉する薬をつめます
治療の期間は皆さんが想像しているよりも回数はかかります。
前歯で2~3回、大臼歯という奥歯ではもっと多く治療回数がかかります。痛みが長引いる例などでは治療回数は増えます。
予約間隔が一週間に一回とすれば、約二ヶ月近くかかります。根の治療をする歯が複数本ある場合には、その本数分回数がかかります。歯科の治療が他の科に比べて回数が長くかかるのは根の治療も一因なのです。歯の神経にまで虫歯が及んでいる場合には激しい痛みがみられるので麻酔をして治療を行います。麻酔がしっかり効いていれば痛みを感じることはありません。安心して治療に臨んでください。
治療前に痛みや不安に感じることがあれば、スタッフまでお気軽にご相談くださいね。
- 入れ歯を入れると発音しにくくなりますか?
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入れ歯を使いはじめると、ほとんどの方は「以前よりも話しにくくなったような気がする」という感想を持ちます。
この違和感は、時間の経過とともにお口に馴染み、薄れていくこともありますが、一向に改善されずにお悩みの方もいるでしょう。
発音するときは舌や頬っぺた、上顎、歯の形や接触によって、音を作り出します。例えば、サ行の音だと、上の前歯の歯ぐきの付け根あたりに舌の先端をつけて、空気を擦るように吹き出して音と作り出します。
人は、無意識に発音していますが、喉だけではなくお口の中の色々な動きにより音を出しています。
入れ歯を使用しながら会話する際、難しい発音は「Sh」や「Th」です。
これらは「歯擦音」と呼ばれ、下顎を前下方に出しながら絶妙に隙間を使い、息が漏れることにより出せる音です。
この音は、入れ歯を入れることによって顎の位置関係が若干ずれただけでもうまく発音できないのです。
また歯の内側、舌が動くためにあるスペースを「舌房」といいます。
滑舌という言葉があるように、発音には「舌」の動きも重要な役割を担っており、このスペースは発音するために重要なスペースです。
入れ歯を入れると、義歯床(ピンクの部分)の厚みによって、天然歯のときよりも舌房が狭くなり、発音がしづらくなってしまいます。
健康保険で入れ歯を作る場合ですとプラスチックの義歯床になり、どうしても厚みが必要になります。そのためお口の中に入れ歯が入っている違和感、しゃべりにくさを感じやすいです。
プラスチックの義歯床でどうしてもダメな場合には、最終的にプラスチックから薄い金属の入れ歯に変えれば、発音もそれほど問題ないという患者さんが多いです。
金属製の入れ歯は費用がかかりますが、その分、丈夫で変形せず、発音もしやすく、食べ物・飲み物の熱が伝わりやすいので食べ物の味もおいしく感じられます。
どんな入れ歯を入れてもしばらくの間は、どうしても違和感を覚えることが多いです。
その為入れ歯を作ってからしばらくの間は、調整のために何度か通院する必要があります。
入れ歯を使うことにより不自由を感じられている方は一度カウンセリングさせて頂きますのでお気軽にスタッフにお声がけくださいね。
- Q. 歯並びは遺伝しますか?
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Q. 歯並びは遺伝するのですか?
歯並びが親御さんから子供さんに遺伝するかというと、歯並びが直接遺伝するというよりも、歯並びを作る基本的な要素、例えば骨の大きさ、骨の前後的な位置、歯の大きさ、歯の数などが遺伝すると言った方がいいと思います。
歯並びを形成する基本的な要因が似ていれば、似たような歯並びになる可能性が高く、結果として遺伝したということになります。よくあるのが、親御さんが受け口の場合だと子供さんも受け口になりやすい、親御さんにひどい歯のガタガタがあると、子供さんも歯のガタガタになりやすいなどです。これは、上下の顎の大きさのバランスや歯と顎の大きさのバランスが遺伝した結果です。
しかし、似たような要因を持っていたとしても、必ずしも同じ歯並びになるわけではありません。というのは、歯並びは遺伝的な要因だけではなく、環境的な要因つまり後天的な要因でも変化するからです。
では、後天的な要因にはどのようなものがあるのでしょうか。
お子さんに以下のような習慣がある場合は注意しましょう。
・指しゃぶり
・舌の癖(舌で前歯を押す・舌を出す)
・頬杖をつく
・姿勢が悪い
・固い食べ物を食べない歯並びは、特に上記のような生活習慣が子供のときにある場合悪くなるといわれています。
特に、柔らかいものばかり食べていると前歯だけで食べ物を噛んで飲み込むので、顎が発達しません。お子さんには、固い食べ物もバランスよく食べさせるようにしましょう。
また、乳歯の虫歯も歯並びが悪くなる原因です。「乳歯は生え変わるから、虫歯になっても大丈夫」と考えている方はご注意ください。
乳歯の虫歯が増えると、噛む際に悪い癖がついてしまい、本来の生え変わりのタイミングよりも早くに乳歯が抜けてしまうことがあります。その結果永久歯が生えるスペースがなくなり歯並びが悪くなります。
甘い食べ物や飲み物を与えすぎず、歯磨きの際には仕上げ磨きもしてあげることで虫歯を予防するようにしましょう。
歯並びの良し悪しは遺伝で決まる要素もありますが、生活習慣とも深い関わりがあります。まずは生活習慣の見直しを行ってみてください。
お子様の歯並びで気になっていることがございましたら、矯正の相談も行っておりますのでスタッフにお気軽にお声がけくださいね。
- 抜けた歯をそのままにしていたらダメですか?
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歯を抜いて痛みがなくなったら、「1本無いけどそれほど不都合なく使える。」と考え、それ以後の歯医者さんの通院をやめてしまう…、抜歯後に部分入れ歯を入れたものの、なかなか馴染めないなどの理由で使用を中断してしまった…。などの状態でそのままにしてしまう方がいます。
しかし、永久歯において、親知らず以外の歯で抜けたままにしておいて良い場合はほとんどありません。たった一本でも歯を失う事と想像以上に多くの影響をおよぼします。医いた歯をそのままにしているとどんな影響があるのでしょうか。
・歯が伸びてくる
歯は噛む歯、隣の歯があることによって一定の位置に保たれますが、それが無くなると移動します。つまり上下的に噛み合っていた歯は、噛み合わせる相手が無くなるので、徐々に伸び出てきます。これは歯の長さが長くなるのではなく、歯の周りの骨も一緒になって出てきています。そして、接触する歯がなければ、反対の歯茎まで伸びてくることもあるのです。長くなってしまった歯を元の位置に戻すことは困難な治療で、抜けてしまった歯のスペースを補うための人工の歯を入れる際にもとても難しい治療となってしまいます。
・抜けた歯の両隣が傾いてくる
隣り合う歯が相互に力を掛け合うことによって、歯はその位置を保っています。抜けた歯の両隣の歯は、支えてくれる歯が無くなってしまい、歯が抜けた方向に傾いてしまいます。そのまま長期間、放置しておくとさらに隣の歯も同じように傾いてしまいます。時間が経つと咬み合わせは崩れ、中途半端な隙間が残りスペースが不足し、人工歯根(インプラント)を入れることができなくなります。また「ブリッジ」や「入れ歯」で治療することさえ出来なくなってしまいます。
また歯が傾いてきたり、伸びてくると食べ物が歯の隙間につまりやすくなったり、斜めに傾いた部分や、伸びた歯の部分は磨きにくくなり、プラーク(虫歯や歯周病の原因となる細菌の集合体)がたまりやすく、虫歯や歯周病になるリスクが高い口内環境になります。
また、生活面でも歯を抜いたままにしていると様々な影響があります。
・きちんと噛めないことで胃腸に負担が掛かる
咬み合せのバランスが崩れてしまったことによってうまく食事を咀嚼できない状態が続くと消化しにくい状態で食べ物が胃腸に送られることになり、胃や腸への負担が増加します。
また、咀嚼がきちんとできないと唾液の分泌が不足するので、消化の妨げになります。それだけでなく、唾液には口の中をキレイにする自浄作用があります。唾液の不足により歯垢の分解が上手く進まず、歯周病のリスクが高まります。 唾液の不足は口臭の原因となってしまう場合もあります。・脳への刺激が減少する
噛むことにより脳に刺激が与えられますが、噛み合わせが上手くいかないことにより脳への刺激が減少します。その結果、認知症のリスクが高まります。
このように歯を抜いたまま放置しておくことで、様々な問題が起こります。そして、重要なことは見た目が悪かったり噛みにくいなど、抜いたところだけの問題にとどまらず、反対の歯や両隣の歯などほかの歯にもトラブルが起こしたり、全身的にも影響を及ぼすようになるということです。悪くなってしまってからこの状況の治療改善をすると反対側の歯や両隣の歯の治療が必要になる場合があり、元々の治療予定よりもかなり大掛かりな治療が必要になります。その場合は治療期間も治療費も高くなります。
「歯を抜いた後に放置せずに、すぐに対処していれば、こんな問題が起きなかったのに…」と後悔やトラブルを抱えないためにも、歯を抜いてしまった後は放置せずにしっかりと最後まで治療をするようにしましょう。
- 口呼吸はどんな影響がありますか?
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マスク生活が長引き、風邪や花粉症が気になるこの季節、ついついお口で呼吸をしていませんか?
口呼吸はさまざまな病気を引き起こします。もちろんお口の中にも影響があります。
ご自身の呼吸を意識してみて、最近口呼吸になっていませんか?
通常の鼻呼吸では、空気中に漂う雑菌やほこりなどの異物の大部分が、自然にろ過されるしくみになっています。
口呼吸は、刺激物や異物を直接体内に吸い込んでしまうため、身体の免疫機能を直撃してしまいます。
具体的に口呼吸によるお口への影響の一つは虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
口の中が乾燥するので、唾液による殺菌や消毒作用が発揮されず、口の中は雑菌などが常に繁殖しやすい状態になります。むし歯や歯周病が起こりやすく、口内炎、ヘルペスなどもできやすくなります。
唾液には再石灰化と呼ばれる虫歯を予防してくれる働きや、唾液に含まれる「ラクトフェリン」などの抗菌物質が虫歯菌や歯周病菌の侵入を妨げ、増殖を防ぎます。
それらの力が発揮されなくなるので虫歯や歯周病のリスクが上がってしまいます。
また口呼吸は歯並びにも影響します。
口が開きっぱなしになっていると、下の顎が常に下がっていることになります。同時に舌の位置も下がり、口周りの筋肉が発達しません。
口呼吸は上顎の発育にも多大な影響を与えます。成長期に鼻を使わず、口で呼吸をする習慣が付いてしまうと鼻腔の成長が足りず、上顎の歯列が狭窄などを起こす可能性があり、結果として上顎前突などの不正咬合の原因にもなります。
歯並びは舌が前歯を押す力と、口の周りの筋肉が歯を締め付ける力のバランスによって成り立っています。口呼吸になっていると、この締め付けを与える口の周りの筋肉が鍛えられません。そのため、舌からの圧力だけを受けて歯が前に押し出されてしまうのです。
口呼吸をする事で上顎の発育が悪くなり、結果、歯並びが悪くなります。歯並びの悪さは様々な身体に悪影響を及ぼすため、成長期の段階で歯並びが悪くならないようにお子さんを気にかけるべきです。
歯並びの矯正を行う前に、口呼吸を治していくことが大切です。
もちろん、虫歯や歯周病が悪化しないためには、毎日している歯磨きが大切です。
しかし、口呼吸が癖付いてしまうと、風邪ひきやすくなってしまったり、歯並びや虫歯、歯周病の悪化、口臭など、色々なことに影響を及ぼしてしまいます。
一度毎日している呼吸に意識を向けてみてはいかがですか?
花粉やマスクで辛い時期ですが鼻呼吸の習慣を意識しましょう!
- 歯科治療は医療費控除の対象になりますか?
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歯科治療は医療費控除の対象になりますか?
医療費が年間10万円を超えると、税金が一部戻ってきます。1年間(1月1日~12月31日)の間で、自分自身と扶養家族がいる方なら その家族で支払った総医療費が10万円を超えた場合には、納めた税金が一部戻ってきます。 これを医療費控除と呼びます。 もしその年に申告し忘れてしまっても、5年前までならさかのぼって医療費控除を申告することができますので、 昨年し忘れてしまったという方もご安心してください。
医療費控除は生計をともにする方の医療費をまとめて申請することができますので、医療費控除をうける年は、歯科治療代だけでなく、他の病気などでかかった医療費、病院のレシートや領収書は必要ですのでとっておきましょう。
これらは、確定申告の時期に申告をしていただきます。歯科治療での医療費控除の対象は主に下記の治療です。
- 歯科インプラント治療の費用
- 自由診療による治療費(ゴールドクラウン、メタルボンドクラウン、オールセラミック、セラミックの詰め物など)
- 虫歯や歯周病(歯周病)の治療費
- 親知らずの抜歯
- 入れ歯の費用
- 発育段階にある子どもの歯並びの矯正
- 成人の噛み合わせ改善治療の矯正
- 通院、入院のための電車、バス、タクシー代
- 幼い子どものために親が付き添って通院した場合の交通費
- 薬局で購入した歯痛止めなどの医薬品
歯を白くするホワイトニング治療、歯科ローンなどの手数料、通院時に自家用車を使用した場合の駐車料金、ガソリン代は医療費控除の対象外になります。
医療費控除の計算の仕方は
医療費控除額(最高200万円)=
(年間医療費支出額-保険金等で補填される金額)-(10万円と「所得金額の5%」とのいずれか少ない金額)たとえばある患者さんの歯科治療に年間50万円かかった場合は、医療費控除額は、
計算より50万円ー10万円=40万円となります。
年間の課税される所得金額が600万円の場合、40万円×30%=12万円分の税金が免除されます。つまり、実質治療に要する費用は・・・
50万円(治療費)ー12万円(免除分)=38万円(実質的治療費)で済むことになります。申請には領収書が必要になりますので大切に保管してください。
お住まいの所轄の税務署に持参し、所定の申告用紙に記入します。その際、医療費の支出を証明する書類、領収書などについては、確定申告書に添付するか提示することが必要です。 また、給与所得のある方は、このほかに給与所得の源泉徴収票(原本)も付けてください。
- ドライソケットとはなんですか?
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親知らずの抜歯の抜歯は若い間にされる方が多いですが、抜いた後に痛みが続くことがあります。その症状の一つとしてドライソケットと呼ばれるものがあります。
ドライソケットとはどのような状態のことでしょうか。
ドライソケットとは親知らずを抜いた後に起こり、抜歯した穴が血液で覆われず骨が直接お口の中にむき出しになっている状態のことです。
本来、骨は歯茎に覆われていなければいけないのですが、抜歯後何らかの原因で骨の上で血液が固まらなかったため、
骨の上に歯茎が作られず、骨の表面が出たままになっています。
食事の際、物が入ると直接骨に触れるために強い痛みを伴います。以下に当てはまる症状があれば、それはドライソケットかもしれません。
・親知らず抜歯後よりも、2~3日経ってからの痛みの方が強い。
・親知らず抜歯後、1週間以上たっても痛みが治まらず、むしろ酷くなっている。
・何もしなくてもズキズキと痛む
・飲んだり食べたり風が当たったりするともっと痛い
・傷口である穴が、赤黒くなく、白っぽく見える
ドライソケットにならないために患者さんに気を付けて頂くことがあります。
抜歯後の出血が気になって何度も強くうがいをしてしまうと血餅が洗い流されてしまいます。
血餅は弱々しいものなので、抜歯した後に「吸う行動」、「抜歯側で噛む」、「抜歯した所を強く歯磨きする」ことなどは避けて下さい。
また、術後の強い運動や入浴、飲酒は避けて下さい。心拍数や血圧が上がり後出血を起こしやすくなると同時に歯周病菌などの常在菌が手術創部に入り込む可能性があるからです。
また、喫煙は術後合併症を引き起こすことが知られています。術後は抜歯創が治癒する1週間後までの禁煙が必要です。
タバコを吸うとニコチンの作用で歯肉の血管が収縮しています。そのため血液の供給量が低下し、血液に含まれる白血球の量や活性度合いも低下していると考えられます。たばこを吸うと歯周病が悪化することもその一例です。
そのため、免疫力が低下し抜歯窩へ口腔常在菌(歯周病菌など)の細菌感染が起こりやすくなります。」
通常でしたら抜歯当日から僅かな腫れが出現し、24時間後にはかなり腫れます。そして、2日目から3日目がピークになります。
その後、徐々に消退していき約1週間で消失します。
抜歯から1週間以上経っていても痛みが続く場合は一度ご連絡ください。
また親知らずで気になることがありましたら一度カウンセリングのお時間もお取りできますのでお気軽にスタッフにお声がけください。
- Q.妊娠すると歯周病になりやすいですか?
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Q.妊娠すると歯周病になりやすいですか?
はい。妊娠すると、ホルモンバランスの変化によって歯周病になりやすいということがあります。実は、妊娠性歯肉炎という妊婦さん特有の病気があるほど、歯周病は妊娠とのつながりが強いのです。
はじめはほんの小さな歯茎の腫れでも、放っておくと炎症がみるみる広がって、全身にさまざまな影響を与えることから、妊娠中といえでも、毎日のオーラルケアをしっかりと行って、歯周病を予防する必要があります。
妊娠性歯肉炎とは、妊娠中の女性によくみられる歯肉炎です。
統計調査によってかなりの幅がありますが、妊娠女性の10〜70%ほどの頻度で起こるとされています。
では妊娠性歯肉炎とはなにが原因なのでしょうか。
少し難しい話になりますが、妊娠時には、胎盤でエストロゲンという女性ホルモンが多量に分泌されます。そのエストロゲンが歯と歯茎の境目の毛細血管から移行してくると、その女性ホルモンを大好物としているプレボテラ.インターメディアという歯周病菌が爆発的に増えます。
そして、その菌が増えたことによって、妊娠時に歯茎が腫れ、出血する妊娠性歯肉炎が起こるのです。
妊娠中に歯周病になると、その影響は母体だけでなく胎児にも及びます。
それは、早産や低体重児出産のリスクです。
妊娠している女性の体内では、出産の時期が近づいてくると、プロスタグランジンという物質が通常の10〜30倍も分泌されるようになります。
プロスタグランジンが引き金となり、分娩が始まるのです。
ところが、プロスタグランジンという物質は、歯周病による歯ぐきの炎症を抑えることを目的に、歯周病によっても生み出されます。
分泌される目的は異なりますが、プロスタグランジンという物質には変わりがないので、歯周病によって作られたプロスタグランジンによって、子宮の収縮が促されます。
そのため妊娠性歯肉炎には、早産や低体重児出産のリスクがあるのです。
妊娠性歯肉炎は、適切な治療を受ける必要があります。
妊娠したかな?と思ったら歯の検診を受けましょう!
妊娠中に影響があるのは歯周病だけではありません。
例えば今まで症状がなかった親知らずが急に痛むこともあります。
妊娠の時期はそう簡単にはわからないものですが、子供を持つ予定のある人は歯の痛みを放置せずにできるときに治療を受けておくのが無難です。妊娠してから歯医者さんにかかるときは、妊娠中だということを知らせてください。できればレントゲンや麻酔は、妊娠中はあまり体に使いたくないですから、軽いうちに処理したいものです。
何か気になることがありましたらスタッフに相談くださいね。
- 口臭の原因はなんですか?
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Q. 口臭の原因ってなんですか。
口臭には大きく分けて5つの種類があります。
1つ目は生理的口臭です。
誰にでもあるにおいで、起床直後(起床時口臭)、空腹時(飢餓口臭)、緊張時(緊張時口臭)は特に口臭は強まります。これは唾液の分泌が減少し、細菌が増殖して口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物(VSC)がたくさん作られるためです。しかし、歯みがきで細菌やVSCが減少し、食事をしたり、水分を積極的に補給するようにすることで唾液量が増加すれば急激に口臭は弱まります。したがって生活習慣の改善でよくなり、治療の必要がありません。
また女性の生理・妊娠時などホルモンバランス変化に伴う口臭、乳幼児期、学童期、思春期、成人期、老齢期、それぞれの年代固有の臭気(加齢臭)、民族的な口臭もあります。
2つ目は飲食、嗜好品による口臭
ニンニク、ネギ、酒、タバコ等による口臭は一時的なもので、時間の経過とともに臭いも無くなりますので治療の必要はありません。
3つ目はストレスによる口臭です。
ストレスにより唾液の量が少なくなると口の中が臭くなります。
4つ目は心理的口臭です。
自分自身で臭いがあると思い込むことです。
5つ目が病的口臭です。
鼻やのどの病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気、糖尿病、肝臓疾患などが原因で口臭が起こる場合もありますが、病的口臭の90%以上は口の中にその原因があると言われています。
お口の中に原因がある場合は治療することで改善することができます。
歯周病や虫歯も口臭の原因になります。
歯周病は初期においては痛みもなく自覚症状がほとんどありませんがほっておくとどんどん進行します。病気が進行すると歯ぐきからの出血に膿が混じってくるようになり、口臭もひどくなってきます。
むし歯は独特の臭いを持っています。歯垢(しこう)が付着してくると歯を磨いてもなかなかきれいにとれません。そのためにむし歯ができます。食べかすやむし歯菌が、虫歯の穴の中にたまり臭いがきつくなり、口臭の原因になります。
小さなむし歯で口臭が強くなることはありません。しかしむし歯が進行してくると次第に口臭がきつくなってきます。神経まで侵され神経が腐ると、強烈な臭いがします。また歯にかぶせた金冠が古くなって穴が開いたり、すき間ができたりすると汚れがたまり易くなります、また歯にかぶせた金冠の金属材質が体質に合わない場合があります。これらがあると口腔内が不潔になります。痛みがないために悪くなっていても気がつきません。意外と口臭の原因になっている場合が多いものです。
歯周病や虫歯だけでなく、歯垢や歯石がついている場合も口臭がひどくなる原因の一つです。しっかり治療することで改善するケースもありますので気になる方はお気軽にスタッフにご相談ください。
- Q. 虫歯になりやすい、なりにくいお菓子はありますか?
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まず虫歯がどのようにしてできるかを考えてみてください。
お口の中に糖分がある状態が長く続いてしまうと虫歯になりやすいです。
例えば「アメ」「ガム」「キャラメル」「グミ」などは虫歯になりやすいお菓子です。
これらのおやつは糖分がとても高いことが知られていますよね。
特に長い時間甘い味を楽しめる「アメ」や、歯にくっつきやすい「キャラメル」「ハイチュウ」は、子供も大好きだけど虫歯菌の大好物でもありますので注意が必要です!
虫歯菌のエサとなる物質は、お口の中に存在している時間が長いほど、虫歯のリスクも上昇させます。例えば、甘くておいしいキャンディは、ついつい長い間なめ続けてしまうものですが、その時間だけ虫歯菌の活動も活性化していることを忘れてはいけません。砂糖が含まれたガムも同じように注意が必要です。
虫歯になりにくいおやつを例にとると、ヨーグルトやゼリー、スルメなどの、粘着しにくいものということになります。 特にスルメなどはその性質上たくさん噛まなくてはなりません。 たくさん噛むことにより、唾液の分泌を促進します。 唾液は虫歯の予防に一役かいますので虫歯になりにくい食材と言えます。 その他には食物繊維の多いものも良いようです。
同様に多く噛まなくてはならないのと、食物繊維がブラシのような役割を果たし、歯の表面を磨く効果も期待できるからです。 しかし、どんな食材も歯の生え方や形状により詰まる恐れがあり、詰まると虫歯の元となります。こまめな歯みがきとチェックをすることが最も重要です。
またおすすめなのがキシリトール100%使用しているお菓子です。
これらのお菓子は甘みもしっかり感じられ満足感もありながら虫歯菌のエサとなるスクロースが含まれていません。それだけではなく、キシリトールという代用糖が虫歯菌の活動を阻害することから、習慣的に噛むことで虫歯予防につながるのです。
当院でもキシリトール100%のガムやチョコレートなど取り扱っております。
お子様でもおいしく食べられる物なので興味のある方はお気軽にスタッフにまでお声がけください☆
- Q.詰め物を付けたのに歯がしみるのはどうしてですか?
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神経のある歯を治療した場合、元々痛みがなかった歯でもときどきしみたり、痛みが出ることがあります。詰め物を付けた後にも痛みが続くことがあります。
なぜでしょうか。
①虫歯が大きく、神経の近くまで進行していた場合。
虫歯が神経近くまで進行していた場合は完全に虫歯を取り除くために神経近くまで歯を削ることがあります。その結果、神経にダメージが残り痛みが出る場合があります。
この場合しばらく時間をおけば神経が自然と回復していきます。 ただし、あまりに虫歯が酷かった場合は神経が回復しないこともあるので、痛みが長引き神経の回復が見込めない場合は神経自体を除去する治療が必要になってきます。
②歯を削った後は歯の神経が過敏になっているため 虫歯を取る除くときなどは、高速回転する器具で削って除去します。 無痛治療時は、麻酔をしていますので痛くはありませんが、虫歯を取り除くときに生じる振動や発生する熱の刺激により、内部の神経は、多かれ少なかれダメージを受けます。これはどうしても避けられません。 このような神経のダメージも時間が経つにつれて、少しずつ徐々に回復してきます。しかし、神経のダメージは回復するのにある程度の期間を要することも多く、その間は神経が過敏になってしみやすい状態にあります。
③詰め物の熱伝導によるため。
歯に金属製の詰め物を使用した場合、熱伝導によってしみることがあります。
金属は熱を神経に伝えやすいので金属の詰め物や被せものを入れたばかりの頃は痛みがでることがあります。
痛みが取れるまでは人によって1週間~1ヶ月と様々です。
ですが痛みが中々治まらない場合は医師に相談してください。
④詰め物の高さが高いため 銀歯やセラミックなどの詰め物を入れた後は、かみ合わせの調整をします。その際、患者さんの感覚にも頼りながら調整していきます。ただ、詰め物を入れてまだ間もないときは、ほんの少しかみ合わせが高くなってしまう場合があります。 そうなってしまうと、「かむと痛い」という症状が生じます。
噛んでみて違和感を感じた場合はすぐに調整できますのでお気軽にお声がけください。
詰め物を付けた後に痛みが続く場合でも日が経つにつれて症状が落ち着いてくればそのまま治る可能性が高いです。
ですが生活に支障がある、何もしないのにズキズキするような痛みが続く場合、神経、または歯の根の先に炎症が起きている可能性があります。そうなると神経を取る、または根の治療をやり直すなどの処置が必要です。 上記のように、詰め物をした歯の痛みは、さまざまな理由から生じるものです。もし治療した歯の痛みが止まらないなら、歯科医に相談してください。
- Q.タバコで歯茎の色は変わりますか?
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みなさんは、タバコ=肺などというイメージがある方が多いのではないでしょうか。
しかし、タバコは肺以外にも体の様々なところに悪影響をあたえます。
お口の中ではどうでしょうか。
タバコを吸うことによって歯茎の色が黒っぽくなることがあります。
健康的な歯茎がピンク色をしているのは、歯茎の中にある毛細血管が透けて見えているためです。タバコを吸うと、ニコチンの影響で歯茎の毛細血管が収縮し、血管内を流れる血の量が少なくなるため、歯茎が黒ずんで見えるようになります。
また、タバコを吸うと有害物質から歯茎を守るためにメラニン色素が作られます。通常、メラニン色素の働きは体内のビタミンCによって抑制されますが、タバコを吸うと体内のビタミンCが大量に消費されるため色素沈着がおこりやすくなります。喫煙歴が長くなるほど、歯茎はどんどん黒ずんでしまうでしょう。
また、タバコのヤニで歯が茶色くなるのは知っている方も多くいるのではないでしょうか。
ヤニはタールという真っ黒で脂っぽい液体の物質からできています。
それがタバコに含まれているために、黒いタールが薄まって茶色や、黄色のような色で歯に着色していきます。
ヘビースモーカーの人の中には、真っ黒な歯をしている人もいるようです。
また、これらの色素沈着は歯磨きではおとすことができません。
タバコを吸うことによる影響は歯茎の色や歯の色素沈着以外にもあります。
タバコを吸うと歯茎の毛細血管の流れが悪くなり、歯茎に酸素や栄養が行き渡りにくくなります。すると、細菌への抵抗力が落ち、歯茎や骨などの組織が炎症をおこす歯周病のリスクが高まるでしょう。歯周病は重度になると歯が抜け落ちてしまう怖い病気なので、早めの治療が必要になります。
また、喫煙によって唾液の分泌が抑制されると、唾液による自浄作用が弱まることで、歯に歯垢や歯石が付きやすくなります。口腔内環境の悪化は口臭の発生にもつながるので、喫煙者は非喫煙者と比べて歯周病や口臭のリスクが高まることを覚悟しておかなければなりません。
歯の健康維持、特に歯周病の改善を目指すのであれば、禁煙は必須事項なのです。
- Q, インフルエンザと歯周病は関係ありますか?
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Q,インフルエンザと歯周病は関係ありますか?
インフルエンザはいったん流行すると急速に感染が広がることから、インフルエンザ感染者は、例年推定1000万人といわれています。 感染しない、感染させない、一人ひとりがしっかりインフルエンザ対策をすることが大切です。
歯周病菌はインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素(プロテアーゼやノイラミニダーゼ)を出します。また、歯周病菌由来の酵素は抗ウイルス薬で抑制できないため、口腔内を不潔にしておくとインフルエンザ感染を助長します。 特に免疫力の弱い高齢者は、インフルエンザが重症化する可能性があります。
歯みがきや口腔ケアをおろそかにしていると、むし歯や歯周病の原因となる菌が増殖してプラーク(歯垢)となることはよく知られています。 このプラークには、気管支炎や肺炎などの発症や重症化にかかわる肺炎球菌やインフルエンザ菌のほか、重篤な感染症の原因となる黄色ブドウ球菌、緑膿菌、セラチア菌などの細菌も含まれているとみられます。
実際、歯科衛生士による口腔ケアを受けた人のインフルエンザの発症率が、本人や介護者だけから口腔ケアを受けた人の10分の1になったとの報告があります。
日ごろから適切な歯みがきや口腔ケアに努めていると、インフルエンザの発症率を10分の1に減らすことができる可能性が示された意義はとても大きいといえるでしょう。
インフルエンザ予防には、もちろんインフルエンザワクチンの接種、手洗い、うがいが大切ですが、適切な歯みがきや口腔ケアが意外なほど役立つことを知っておいていただきたいと思います。
ご自宅のみの口腔ケアには限界がありますので歯医者での専門的なクリーニングをされてない方はぜひこの機会に一度口腔ケアを検討してみてください。
うがい薬も取り揃えておりますので風邪が流行っているこの季節に一度お試しください。
- Q.虫歯にならないチョコレートってありますか?
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Q虫歯にならないチョコレートってありますか?
はい。あります。砂糖を使わずにキシリトール100%で作られている「歯医者さんが作ったチョコレート」は、チョコレートを舐めて虫歯予防ができます。「子どもたちの大好きなチョコレートで楽しくむし歯を予防したい」と願う歯科医師の発案で生まれました。
「歯医者さんが作ったチョコレート」は、むし歯の原因である砂糖を使わず、「キシリトール100%」で甘味を出したことが特徴です。キシリトールは、お口の中の菌で発酵することがないので酸を作りません。「キシリトール入りのガム」でむし歯を予防できることは、皆さんご存知ですね。「歯医者さんが作ったチョコレート」は、「甘味料キシリトール100%」。むし歯予防に効果的です。
食べ方は噛まずに舐めるだけです。
だから、ガムをまだ与えられない小さなお子様や、ガムを噛めない入れ歯の方も気軽にお口に入れることができます。むし歯になりやすいタイプの方は今まで「チョコレートは駄目」と言われてきませんでしたか?もうそのガマンは不要です。
しかも、カカオは心を安らかにする作用があると言われています。リラックスしたいとき、むし歯の心配をせずにチョコレートをゆっくり溶かしてください。しかもカロリーが砂糖の4分の3ですからダイエットにもピッタリ。一石二鳥ならぬ、三鳥にも四鳥にもなるチョコレートです。
美味しいチョコレートで虫歯予防をしたい方は、キシリトール100%の甘味料のチョコレートを食べましょう。キシリトールの過剰摂取は軟便になりやすいので、上手に食べることをおすすめします。
「歯医者さんが作ったチョコレート」は当院でも取り扱っていますので興味のある方はスタッフまでお気軽にお声がけください。
- 知覚過敏の原因とは?
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知覚過敏の原因は、歯の表面のエナメル質に覆われていない「象牙質」という歯の層が露出してしまうことによって起こります。
では、なぜ象牙質が露出してしまうのでしょうか。
①歯肉の退縮
歯茎は加齢によっても少しずつ下がってきます。それに伴って歯の根っこが露出し、象牙質がむき出しの状態になり、歯ブラシが触れたり、温度変化などの刺激で痛みを感じることがあります。また、歯ブラシでのブラッシング圧が強すぎても歯茎を傷つけ歯茎が下がりやすくなってしまうため、注意が必要です。
②歯が擦り減ることによる象牙質露出
歯は使っていれば、わずかずつですが擦り減っていきます。また、歯ぎしりや食いしばりをしていると、歯のかむ面が異常にすり減ってしまい、象牙質が露出してしみることがあります。
③歯が溶けることによる象牙質露出
炭酸飲料をよく飲んだり、酸っぱいものをよく口にしたりする人は、その強い酸によって歯が溶けて象牙質が露出し、しみる症状が出ることがあります。このような状態の歯を酸蝕歯といいます。
④虫歯の治療後
虫歯を削った後は歯の神経が過敏になっています。そのため、治療後はある程度の期間、しみる場合が多く見られます。また治療法によって、かみ合わせた時に痛みを感じるようになるということもあるため、しばらく経過を見て頂くこともあります。
これらの原因により、象牙質が露出して知覚過敏の症状が出てきてしまうのです。
知覚過敏用の歯磨き粉を継続して使ったり、歯科医院で知覚過敏用の薬を塗布し、神経の興奮を抑えることが大切です。
- 知覚過敏って?
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知覚過敏とは、歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物、甘いもの、風にあたった時などに歯に感じる一過性の痛みで、特にむし歯や歯の神経(歯髄)の炎症などの病変がない場合にみられる症状を言います。知覚過敏症は日本人の4人に1人はかかっていると言われているほど、身近な症状です。
知覚過敏の原因は主に、歯茎が下がったり歯のかむ面がすり減ったりして、歯の表面のエナメル質に覆われていない「象牙質」という歯の層が露出してしまうことによって起こります。象牙質とは、痛みを感じる部分です。通常、象牙質はエナメル質に覆われているので、こうした痛みを感じることはありませんが、様々な理由で象牙質が露出すると、刺激が神経に伝達されやすくなり、知覚過敏が生じるようになります。
健康な歯茎でも加齢によってある程度歯茎が下がってしまうことは避けることができません。しかし、プラークが付着した状態が長く続けば、歯の表面が酸により溶けて、知覚過敏が起きやすくなります。
以上のことから、歯周病とむし歯の予防が、知覚過敏の予防につながるのは明らかです。対処法には自宅で手軽に実践できるものから、歯科医院での処置が必要になるものまで、症状に応じた様々な方法があります。自身で判断せず、一度歯科を受診して自分に合った適切な処置をすることが大切です。
- 部分入れ歯を作りましたが、違和感があって入れていません。
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歯を喪失した部分の修復方法にはいくつかありますが、入れ歯もその治療のひとつです。しかし中には、せっかく入れ歯を作ったのに使っていないという声も耳にします。しかし、たとえ1本でも歯が喪失した状態のまま日常生活を過ごしていると、お口の中だけでなく全身にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
①他の歯に力が加わり、歯の寿命を縮める
歯は噛みあわせる際に、全体にかかる咬合圧を分散しています。本数が減れば、それだけ残存歯に圧力が大きくかかることになってしまうのです。すると、健康だったはずの残りの歯の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。
②歯並びが変化し、左右非対称になってくる
歯が無いままの状態が長く続くと、歯がない所の両側の歯がそのスペース側に寄る傾向にあります。さらに隣の歯も寄り始め、だんだん左右非対称な歯並びになってしまいます。
③虫歯や歯周病になりやすくなる。
歯が無くなった部分へ両側の歯が動く際、傾斜して寄ってくることがほとんどです。その影響から、歯と歯の間に汚れがたまりやすく虫歯や歯周病の原因になってしまいます。
④噛み合うはずの反対の歯が伸びてくる
歯がないのをそのままにしておくと、噛みあう相手が無くなってしまった対称の歯が伸びて出てきてしまいます。結果、歯の根っこが露出してしまい、虫歯や歯周病、知覚過敏症の原因にも繋がってしまいます。
上記以外にも様々なデメリットがあります。もしも作った入れ歯が合わない場合は歯科医院で調整することが可能です。お口の中は日々変化しますので、自分のお口に馴染むよう、こまめに調整を行ったり、違和感の少ない入れ歯に変えることも可能です。違和感を覚えたら、我慢して使い続けたり、外したままにしたりせずに、お気軽にご相談下さい。
- 先日風邪を引いたら奥歯が痛くなりました。なにか関係はありますか?
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この時期、「寒さが原因で風邪をひいて鼻水が止まらない」なんて人も多いのではないでしょうか。
鼻づまりもあり、奥歯まで痛くなってきた!という方がいらっしゃいます。これは上の奥歯の近くにある副鼻腔(ふくびくう)という器官と関係があるのです。副鼻腔とは上顎と頬、鼻に囲まれた空洞です。風邪などによって、この副鼻腔に炎症や感染が流れておきた状態を副鼻腔炎、一般的に蓄膿症と呼んでいます。この炎症を奥歯の痛みと勘違いすることがあるのです。また、鼻がつまったりすると、それによって歯の神経が圧迫されることがあります。そのために痛みが発生することもあります。歯の根と副鼻腔は非常に近い関係にあります。そのため、副鼻腔に炎症が起きた場合に歯の根のあたりや歯茎が痛いと思ってしまうことがあるのです。
副鼻腔炎には歯の痛み以外の症状もあります。症状としては、頭痛・走ったり階段を上り下りで響く・お辞儀をした時におでこや頭の方に痛みを感じる・眼の奥や鼻の横に圧迫感がある・口の中や鼻から嫌な臭いがする、このような症状が、歯の痛み以外にあった場合、副鼻腔炎の疑いがあります。
副鼻腔炎は、ご自身で歯の痛みなのか、副鼻腔が痛いのか判別しにくい場合もあります。しっかりと診断し、確実に原因を取り除くことが大事になります。このような症状を感じた際には、歯科や耳鼻科に相談し、しっかりと検査してもらうことをおすすめします。
- 親知らずは抜いたほうがいいですか?
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親知らずは、トラブルを起こしやすい歯です。なんとなく、世間的には「親知らず=抜く」というイメージがありますね。親知らずがあるからと言って必ずしも抜かなければならないわけではありません。問題は、歯として問題なく機能しているかどうかです。ほかの歯と同じように機能しているのであれば、抜かなくてもいいでしょう。例えば、上下・左右の4本がまっすぐキレイに生えそろい、しっかり噛み合っている場合で、特に痛みがない場合や、完全に骨の中に埋まっていて、将来的に生えてこない、一生このまま放置しても、痛みや腫れなどが生じてこないと考られる場合です。
しかし、現代人はあごが小さく、親知らずが真っすぐ出てこられず斜めになっていることが多いため、歯茎が歯に覆いかぶさっていたり、歯茎と歯の隙間に空洞がうまれて細菌が溜まりやすく、智歯周囲炎という炎症を引き起こして、激しい痛みや腫れを起こす場合は、抜いたほうがいいでしょう。また、手前の大事な7番目の奥歯が、虫歯になっていたりしても大変なので、抜くことがあります。
個人個人の置かれている状況によっても判断基準が変わってきますので、親知らずが痛いときは一度、歯医者で診てもらいましょう。
- 親知らずは、何ですか?
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親知らずの正式名称は「第三大臼歯」です。最前方の前歯から数えて8番目にある、最も奥の歯を言います。
親知らずは、永久歯の中で最後に発育します。永久歯は通常15歳前後で生え揃いますが、親知らずは生える時期が10代後半から20代前半であり、親に知られることなく生えてくる歯であることがその名前の由来だとも言われています。
親知らずは一般的には、上あごの左右2本と下あごの左右2本の計4本ありますが、もともと親知らずの無い人や、必ずしも4本が揃っていない人など個人差があります。先天性欠損(発育段階から形成されずに歯が存在しないこと)は、その原因は遺伝子にあると考えられていますが、ないからと言って特に問題はありません。
また、現在の食生活の変化から咬む回数が少なくなることから、咬む力が弱くなり、顎の小さい人も増え、その結果、親知らずの生えるスペースがなくなって、半分だけ顔を出したり、曲がって生えたりするケースも多く見られます。親知らずは奥歯で磨きにくい上、気づかぬうちに他の歯を圧迫してしまっていることもあるので、違和感がある、腫れぼったい感じがするなど、気になることがあれば早めに受診することをおすすめします。
- 朝起きたときの口臭が気になります.
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唾液とはお口の中の潤滑油のようなものです。個人差はありますが平均すると唾液は一人あたり1日に約1,000~1,500mlの量が舌下腺、顎下腺、耳下腺の3ヶ所より分泌されています。唾液には、食べ物の消化を助けたり、味を感じやすくしたりと、健康に関わるさまざまな働きがあります。なかでも、口の中の汚れを洗い流す、酸を中和して、口の中を中性に保つ、細菌の繁殖を抑える、再石灰化によって、むし歯を防ぐといった、口の中を清潔で健康に保つ働きがあります。
唾液は寝ている間、分泌量が少なくなります。唾液が少なくなると細菌の活動が活発しやすくなり、虫歯や歯周病が進行しやすい時間帯になります。朝起きた時に口臭がしたり、口の中がネバネバする原因は、寝ている間に細菌が繁殖することが原因です。口臭の原因の大部分は細菌が産生する揮発性ガスです。唾液の中にある成分のひとつであるリゾチームという酵素が細菌を破壊してくれます。しかし就寝時唾液の分泌が少ないと、この仕組みが作用しなくなるのでニオイの原因となります。この口臭やネバネバを予防するには、就寝前の歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスなので丁寧に口腔内ケアを行うことが大切です。 また、他にも唾液の分泌が少なくなる原因にストレスや加齢、薬の副作用等があります。その場合は、こまめな水分補給やよく噛んで食べたり、ガムをかむ等して唾液の分泌を促すことも大切です。
- 8ヶ月の子供がいます。まだ、前歯しか生えていませんが大丈夫でしょうか?
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体の成長のスピードが違うように、歯の発育にも個人差があります。生後6カ月を過ぎたとしても下の歯が生え始めない赤ちゃんもいます。生え始めの時期が遅くなったとしても、3歳半ぐらいまでに乳歯20本が生えていれば特に問題ないと言われています。乳歯は、お母さんのお腹の中にいるうちから作られ始めています。妊娠6週目〜7週目くらいには乳歯のもとになる歯胚が作られ始め、妊娠10週目の頃までに出来上がっていきます。生まれてから乳歯は歯肉の中で成長を続け、準備が整うと歯肉から出てこようとし始めます。この時期が約生後6ヶ月〜9カ月くらいと言われています。
歯の生える順番は、通常だと生後6カ月〜9カ月ごろで下の前歯から生えてきます。そのあと生後9カ月〜10カ月ごろで上の前歯が生え始め、1歳頃までに上下の前歯が4本生えそろいます。1歳2カ月〜1歳半で奥歯(第一乳臼歯)が生え、そのあとは犬歯、2歳半ころには奥歯(第ニ乳臼歯)が生えてきます。しかし、歯が生える順番も、あくまで目安の一つにすぎません。2歳半〜3歳半頃までに全ての歯が生えそろっていれば、生える順番はそれほど気にする必要はありません。歯が生えるスピードと同じように、生える順番にも個人差があります。多少他の子と違っていても、過剰に心配することはありませんが、少しでも不安に思うようなことがあれば、歯科医院に相談してみてください。
- どうして、口内炎はできるんですか?
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口内炎とは、歯茎や舌などの粘膜にできる炎症反応です。口の中は、外から入ってくる細菌や、もともと口の中にいる細菌に対して防護する反応が強く、体の抵抗力が落ちたり、傷ができたりすると過敏に反応し、口内炎となって現れてしまうのです。
①ストレスや睡眠不足
ストレスが溜まると免疫力が低下し、菌のバランスが崩れて口内炎になりやすいと言われています。十分に睡眠をとり、ストレスや疲れをためないようにしましょう。②偏食によるビタミン不足や鉄分不足
ビタミンや鉄分が不足すると免疫力が低下し、口内炎ができやすくなります。ビタミンA、ビタミンB、ビタミンCをバランスよく摂るように心がけめしょう。特にビタミンB2には皮膚や粘膜を再生する働きがあると言われ、口内炎ができたときは積極的に摂るようにすると治りが早くなることがあります。③歯が粘膜に擦れている
歯の詰め物や被せ物が合っていなかったり、矯正装置が粘膜に擦れたりするなど、物理的な刺激によって口内炎ができることがあります。この場合、詰め物をやり変えたり、出っ張っている部分を丸めます。矯正装置は、どうしても出っ張りがあるためにつけてすぐの頃は口内炎ができやすいです。矯正装置にワックスをつけて保護することもあります。④不潔な入れ歯の装着
入れ歯に菌が繁殖すると、口の粘膜が入れ歯の形に赤くなったり、白い膜ができたりします。舌にも白いまくが点在することがあります。これを「カンジダ性口内炎」と言います。カンジダ菌は、カビの一種でもともと口の中に存在する菌ですが、入れ歯や口の中が不潔な状態になると多く発生します。そして、入れ歯の痛みや違和感として症状が現れてしまいます。治療法は、入れ歯を義歯用歯ブラシでよく洗い、入れ歯用洗浄剤でカビを落とします。洗浄剤は、毎日使用し、入れ歯を清潔に保ちましょう。⑤ウイルスや細菌が原因
ウイルスや細菌が体に感染することによってできるものをウイルス性口内炎といいます。ヘルペスや、梅毒、クラミジアなどがあり、かゆみが出ることがあります。ウイルス性口内炎の場合は、菌の種類を特定する必要があるので、心当たりのある場合は内科や皮膚科を受診しましょう。口内炎なら、普通は長くても2〜3週間で自然に治ります。もし、口内炎がなかなか治らず、痛みや出血、シコリなどがある場合は、他の病気の可能性もありますので、早めに歯科の受診をオススメします。
- 口内炎ができて痛いです。診察してもらえますか?
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はい、診察しております。
当院では、口内炎のレーザー治療を行っております。これは、レーザーの熱によってタンパク質を凝固させて、患部を閉じ込めてしまうという治療法です。レーザー治療の効能としては、①炎症を抑える②痛みを抑える③傷口をふさぐ④殺菌するなど、口内炎によって有効だと言われる治療が一度にできるのです。 治療時間も5分もかからず、レーザーには麻酔作用もあるので、お痛みもほとんど感じません。また、レーザー治療以外にも口内炎の塗り薬も処方しております。綿棒を使って患部ゆ直接塗っていただきます。痛みが和らぎ、大きな口内炎もだんだん小さくなっていきます。
- レントゲンは、安全ですか?
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歯医者で撮るレントゲンは、歯や顎の骨の硬い組織の変化を確認するために必要です。歯のトラブルは、歯の内側で起こっていることがほとんどであり、レントゲンを撮って確認することはとても有効です。
歯科を含む医療用のレントゲンで使われているのはX線と言われる放射線です。放射線と言われると危険なイメージを持つ人も多いですが、実は私たちは毎日放射線を浴びて生活しています。テレビや電子レンジなどの電子機器から出ているのはもちろんのこと、食べ物からも放射線は出ています。 食事による内部被曝は年間で平均410マイクロシーベルトあります。また、飛行機ですと、東京〜ニューヨークの往復でおよそ200マイクロシーベルトの放射線を浴びると言われています。それに比べ、歯科のレントゲンら1〜20マイクロシーベルトと極めて微量であり、年に数回レントゲンを撮っても大きな被害を受けることはありません。また、取り込まれた放射線は新陳代謝によってある程度放出されるため、日常生活を送る上で特に気にする必要はありません。
歯科医院でレントゲンを撮る時は、防護エプロンを身につけます。また、撮影範囲ら口周辺であることと、放射線の量も微量のため、妊娠初期を含め、胎児への影響も限りなく少ないと言えます。国際放射線防護委員会の勧告によると妊婦さんが出産までに浴びていい放射線量は10000マイクロシーベルトて言われています。そのため安心してレントゲンを撮ることができますが、妊娠中の方はご相談ください。
- 入れ歯安定剤を使ってもいいですか?
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入れ歯が合わない、痛くて噛めない。そんなことから、入れ歯安定剤を使う方が多いと思います。入れ歯安定剤は、歯茎と入れ歯の隙間をピタッと埋めてくれるので入れ歯が簡単に外れることもなくなりますし、痛みも軽減されます。また、ドラッグストアで簡単に手に入るものなので、わざわざ歯医者さんに行かなくても入れ歯が安定し便利だと感じる方が多いと思います。
しかし、入れ歯安定剤を使い続けることは、危険だと言われています。入れ歯安定剤を長期的に使い続けることで一番問題なのは、噛み合わせがずれて顎の骨が減っていくことです。噛み合わせの狂いに気づかず使用することで、顎の骨にダメージが加わり、骨量が減少してしまうのです。また、適合の悪い入れ歯を使い続けることで顎の骨だけでなく、歯茎がブヨブヨになるトラブルが起こります。これを、「フラビーガム」といい、入れ歯がますます安定しなくなります。この状態では、入れ歯を作る時の型取りが非常に難しくなり、完成した新しい入れ歯もぴったり合いにくくなります。さらに、安定剤は完璧に取り除くことが難しく、入れ歯やお口の中に残った安定剤に細菌が増殖し、入れ歯自体がとても不潔になってしまいます。口腔内に菌が増えることで、誤嚥性肺炎などのリスクが高まってしまいます。入れ歯安定剤を使用するということは、自分で入れ歯を細工しているのと同じことです。安定剤の使用には、デメリットもありますので、できれば歯科医院でしっかり調整してもらうことがベストになります。
- 歯ぎしりをしています。どんな治療をするんですか?
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歯ぎしりには、大きく分けて3つのタイプがあります。
1つ目は、「グラインディング」と言われる歯をこすり合せるタイプの歯ぎしりです。このタイプは、上下の歯を横方向に擦り合わせるためギリギリ音が出ます。歯をこすり合せるため、歯が削れてしまうことがあります。
2つ目は、「クレンチング」と言われる上下の歯を強く噛みしめるタイプです。クレンチングは、歯ぎしりの中でめ音がしないことが特徴であり、歯ぎしりをしてることに気づかないケースも多いです。放置すると顎に負担が大きくかかるため、顎関節症になりやすくなると言われています。
3つ目は、「タッピング」と言われる歯をカチカチ鳴らすタイプの歯ぎしりです。グラインディングやクレンチングと比べて少数派となりますが、歯や顎に負担がかかることには変わりはありません。
いずれの歯ぎしりも睡眠時に発生することが多く、歯ぎしりの際に出る力は、普段強く噛む時に比べ数十倍もの力がかかると言われています。歯ぎしりの主な原因は、噛み合わせが悪い、日頃から食いしばる癖がある、日常のストレスなどと様々です。癖やストレスは無意識のものなので、まずはそれらを自覚することが大切です。
歯ぎしりから伴う症状として、
*歯の表面が削れたり、割れたりしてしまう。
*顎関節症を引き起こす。
*肩凝り、頭痛、めまいを引き起こす。
など、様々です。
歯ぎしりを完全に治すことは難しく、症状を軽減させることが目標となります。ここで使用するのがマウスピースです。マウスピースとは透明な樹脂でできた装置です。マウスピースを就寝時に使用することで、歯への圧力を緩和させ摩耗を防ぐことで、歯ぎしりの改善を狙います。
歯ぎしりの治療はいつから行うべきかというと、歯ぎしりをしていることに気づいた時が受診のタイミングです。放っておくと、歯や顎に悪影響が出ることは確実なため、早めの治療が望ましいとされています。
まず、ご自分で歯ぎしりをしているかを自覚することが大切なので、歯が擦り減っている、朝起きた時に顎がだるい感じがする、顎の内側や舌のまわりに歯の跡がついているなどといった症状があれば、早めの受診をオススメします。
- 入れ歯をはめない時はどうしたらいいですか?
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入れ歯を熱や乾燥に弱く、そのままにしておくと変形や変色、ひび割れの原因になるので、水を入れた容器に入れて保管してください。
- 歯を抜けたままにしているとどうなりますか?
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隣の歯が倒れてきたり噛み合っていた歯が伸びてくるなど、全体的に歯並びや、噛み合わせが悪くなってしまいます。早めに歯を入れることをお勧めします。
- 虫歯になりやすいのはどんな場所ですか?
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主に虫歯になりやすい部分は、歯の溝の部分や歯の根元、歯と歯の間です。年齢層や食生活により虫歯になりやすい部分は異なります。当院では1人1人の虫歯リスクをはかる「だ液検査」をおすすめしています。
- 親知らずは抜かないといけないですか?
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必ず抜かないといけないわけではありませんが、歯ぐきから出ている場合はむし歯になりやすく、生えていない場合でも、近くの歯にむし歯をできやすくしたり、周りの歯ぐきを腫れさせたりする原因となる事が多いため、早めにチェックを受けていただくことをお勧めします