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Q.詰め物を付けたのに歯がしみるのはどうしてですか?2020.08.25

神経のある歯を治療した場合、元々痛みがなかった歯でもときどきしみたり、痛みが出ることがあります。詰め物を付けた後にも痛みが続くことがあります。

なぜでしょうか。

 

①虫歯が大きく、神経の近くまで進行していた場合。

虫歯が神経近くまで進行していた場合は完全に虫歯を取り除くために神経近くまで歯を削ることがあります。その結果、神経にダメージが残り痛みが出る場合があります。

この場合しばらく時間をおけば神経が自然と回復していきます。 ただし、あまりに虫歯が酷かった場合は神経が回復しないこともあるので、痛みが長引き神経の回復が見込めない場合は神経自体を除去する治療が必要になってきます。

 

②歯を削った後は歯の神経が過敏になっているため 虫歯を取る除くときなどは、高速回転する器具で削って除去します。 無痛治療時は、麻酔をしていますので痛くはありませんが、虫歯を取り除くときに生じる振動や発生する熱の刺激により、内部の神経は、多かれ少なかれダメージを受けます。これはどうしても避けられません。 このような神経のダメージも時間が経つにつれて、少しずつ徐々に回復してきます。しかし、神経のダメージは回復するのにある程度の期間を要することも多く、その間は神経が過敏になってしみやすい状態にあります。

 

③詰め物の熱伝導によるため。

歯に金属製の詰め物を使用した場合、熱伝導によってしみることがあります。

金属は熱を神経に伝えやすいので金属の詰め物や被せものを入れたばかりの頃は痛みがでることがあります。

痛みが取れるまでは人によって1週間~1ヶ月と様々です。

ですが痛みが中々治まらない場合は医師に相談してください。

 

④詰め物の高さが高いため 銀歯やセラミックなどの詰め物を入れた後は、かみ合わせの調整をします。その際、患者さんの感覚にも頼りながら調整していきます。ただ、詰め物を入れてまだ間もないときは、ほんの少しかみ合わせが高くなってしまう場合があります。 そうなってしまうと、「かむと痛い」という症状が生じます。

噛んでみて違和感を感じた場合はすぐに調整できますのでお気軽にお声がけください。

詰め物を付けた後に痛みが続く場合でも日が経つにつれて症状が落ち着いてくればそのまま治る可能性が高いです。

ですが生活に支障がある、何もしないのにズキズキするような痛みが続く場合、神経、または歯の根の先に炎症が起きている可能性があります。そうなると神経を取る、または根の治療をやり直すなどの処置が必要です。 上記のように、詰め物をした歯の痛みは、さまざまな理由から生じるものです。もし治療した歯の痛みが止まらないなら、歯科医に相談してください。